第3話

毎日昼食時にお弁当を食べながら恋人の話をするCは

花のような笑顔を浮かべていた


しかし、ある日の朝友人が浮かない顔で登校してきた


毎朝必ず私の席に来て挨拶をし、たわいない話をしていたのだが、

その日は教室に入るや否や自席に座り

誰とも会話をせず朝のホームルームを迎えたのだ


声をかけるか悩んだが、Cは無闇に話し掛けたところで

すんなりと話すようなタイプではないことを知っていたため、

昼食時まで待つことにした


午前の授業を終え、昼食を持って私の席へ来るCを待ちながら

私は意を決して話を聞くことにした

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