第16話 「お前はもう死んでいる」


前書き失礼します

前話で、気の使い方や、魔力の使い方が微妙に変わってますが、成長したら別の方法で使えるようになり、今のところ1番強化出来るのが前話のやつです。

作者の腕不足により文がさらにおかしくなってしまうためここに書きました。

以上前書きでした。文字稼ぎでは無いです?無いと思います?わかりません。


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 紫色のスライムからだいぶ逃げた所で気づいてしまった。


「あっ!?」


 やってしまった。


 まさにorzといった形で地面に倒れ伏す


 見た瞬間トラウマからか、逃げてしまった。


 俺がしたいのはあいつをこの世から消し去ることだ。次目の前に現れたらぶった斬ってやる。




 ・・・遠距離から。



「良し!この階層のボスを探しに行こう」


 思考を切り替え、魔物が心眼で見える範囲に入ったらすぐ倒そうとは思うが、常に気を張ると疲れて戦闘に支障をきたすかもしれないので、とりあえず草原を散策する。


 散策していると一部だけ草の生えてない場所を見つけた。


 近づいて見てみると半径は50cmほどの円を描いていた。その円の中心には木でできた豪華な、なんかいかにもな箱があった。


「これってあれだよな?」


 箱を開けたらレアなものが出てくるっていう、色々なゲームに出てくる。あれだよな?


「よし開けよう!!でもその前に<鑑定>」



・・・・・・・・・・・・・・・・


名前:トレジャーミミック

種族:ミミック

Lv:72


通常種ミミックの特殊進化個体

通常のミミックとは違い、倒すことで何かしらのお宝を落とす

落とすお宝は希少級以上である

時空間魔法を使い直ぐに逃げ出すが、殺傷能力も高い


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「強すぎだろ!?」


 レベルで言えば一階の階層ボスぐらいあるし何よりラノベ主人公の魔法を持ってやがる。


 とりあえず攻撃してみるか。どんな魔法なのか、どれぐらい硬いのかは全部未知数だ。


 わかることは、空間魔法が使われる前に倒せばいい。なら、サメを倒した時と同じように早い斬撃を当てるのみ。


 草を揺らさないように右足を前に出し、左足を後ろに引き、鞘はないのだが所謂抜刀の構えをとる。

 気を抜刀での要所になるところに纏わせ、魔力を高速で循環させ、無駄な力みをすべてなくし、音速の壁をも切り裂き、斬撃を放つ。


 もはや目に見えない速さの斬撃が飛んでいき、ミミックを一刀両断したのだが、そこには無傷の箱が置いてあった。


 これってあれかな?動いたら崩れていく。


 よし!ならやることは決まった。


 無造作に歩み寄って行きながら一言言い放つ。


「お前はもう死んでいる」


 ミミックが、近づいてきた俺に対し、足がないのに飛び掛かってきたが、空中で二つに分かれそのまま動かなくなった。


 また死ぬまでに使ってみたい言葉の1つが言えたなと、感慨にふけっていたのだが、ふと思い出した。ミミックがレアなものを持っていて、真っ二つにしてしまったことを。


「やべ!中に入ってたのなら一緒に切ってしまったかもしれん!」


 頭を抱えるまではいかなかったが、やらかしたなぁと、途方に暮れているとミミックの上に亀裂が生じる。


 こういうのは強敵が出てくるやつだな、という考えが浮かぶと同時に冷静になり刀を下段で構える


 刀を構えていたのだが、亀裂からは石が落ちてくるだけでそれ以降何も起こることなく亀裂は閉じていった。


 もしかして石がレアなアイテムなのか?とりあえず鑑定してみるか。


 石に近づき鑑定を発動する


「<鑑定>」

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