電気代毎月10円の真実

シャナルア

電気代毎月10円の真実 / 真実は核の中に消える

 日本という国が世界から孤立して、5年余り。


 俺はPCを操作し、ユーチューブのサイトから、ある動画を発信した。


 動画タイトル:【助けてくれ。日本人が殺されている】


 再生>>>


「俺は日本から命を懸けて逃げてきた日本人だ。


 この動画を見てる全世界の人に、今の日本の現状を伝える。


 5年前、日本は世界から孤立した後から、とんでもなく変わってしまった。


 今、政府と日本国民が、武力衝突している。


 沢山の血が流れているんだ。


 ……なんでそんなことになっているのか。


 俺は日本国民の一員……いや、地球に暮らす一人の人間として、この真実だけは皆に伝えたい。


 【電気代が毎月10円になった】、その真の目的。


 それは——」


***


 日本は2020年代まで、東京一極集中する政策が中心だった。


 しかし、その政策を推し進めていた政党は選挙に敗れ、新たな政党が与党となった結果、地方分散政策へと方向転換された。


 ほとんどの議員とほとんどの国民は、そんなことしても無意味だろうと内心思っていた。


 経済発展は東京といった巨大都市で行うのが効率がよく、逆に地方分散は災害リスクの分散にこそメリットがあれど、日本そのものの成長が滞る恐れがあるからだ。


 今の与党は、前の与党を引きずり落としたいがために選ばれただけに過ぎなかった。


 が、そんな消極的期待とは裏腹に、その政党が打ち出した新たな政策は、あまりにもインパクトある代物だった。


 人口の少ない過疎地域に超小型原子力発電装置を積極導入する政策——通称、いち自治体いち原発政策を推し進めたのだ。


 超小型原子力発電装置は、直径1メートルの卵型で、トラックの荷台に乗せて運べるサイズの小さな原子炉である。


 しかし既存の原発との違いは、大きさだけでない。


 耐久性と安全性が桁違いとのことだった。


 地震・津波・火事などなど、様々なケースにおいて耐久試験が行われ、そのすべてをクリアしている。


 さらに原理上、万が一メルトダウンを起こしたとしても、その被害範囲はかなり狭いとのことだった。


 原発を研究しているベンチャー企業・西芝が開発し、各国で売り出したものの、詐欺まがいではないかと非難され、そのほとんどが売れなかった。


 が、真っ先に目を付けた日本は、その小型原発を受注し、鳥取県や島根県の限界集落に配置することを決定した。


 当初、ほとんどの国民が猛反対した。


 政党支持率が発足時の時より半減し、ネット・テレビ・雑誌で首相はかなり叩かれた。


 当然、地域住民から反対運動が行われた。


 だがしかし、その反対運動はすぐに終わることになった——


【毎月の電気代が、たったの10円だけ

 毎月電力無制限——それでもたったの10円だけ】


 当時の日本国民は、かなり貧乏化が進んでいた。


 上がらない賃金、上がり続ける物価、止まらない増税などなど、電気代払うのがやっとの人たちばかりである。


 そのため、安全VS金の議論が行われ、賛否が分かれる結果となった。


 現地住民も半信半疑だったが、最終的には政府の意向を飲み、超小型原発の導入に賛同した。


 超小型原発は約5億円(メンテナンス格安)であり、既存の原発の4400億円と比べて破格の安さであった。


 それは地方分散政策の予算から十分に賄える値段であり、国民負担額をほとんど必要せずに導入することが出来た。


 国民負担額が毎月10円なのは、普通の電気代を支払ってる国民と不公平感が出ないようにするためだけの手間賃にしか過ぎなかった。


 そしてこの日から日本の新たな時代——電気代毎月10円の世界が始まった!


 導入直後の1か月後——現地民は原発が爆破せずに一安心した後、差し引かれた通帳の額を見て驚くことになる。


「本当に、電気代が10円になってる……」


 導入の2か月後——現地民は毎月差し引かれる電気代を見て、優越感を覚える。


「俺ら以外の奴ら、まだ電気代に5000円とか払ってんのかよ」


 導入の3か月後——現地民は原発がすぐ横にあることを忘れてしまう。


「え、取材? 超小型原発のこと? んなもん怖いのは最初だけですよ。今じゃみんなふつーに前の通り暮らしてますって」


 導入の4か月後——重大な事件が起こる。


 なんとユーチューバーが超小型原発が配置されている限界集落に引っ越してきたのだ。


動画タイトル:【電気代が10円の生活、始めた結果wwwww】


 ユーチューバーが普段通りの生活を毎日ライブ配信しながら、1か月後に電気代を公開するという趣旨の動画だった。


 その動画がたくさんの目に触れて、結果、数十万回再生されることとなる。


 企画が成功し、味を覚えたユーチューバーは、さらなる動画を作り、物議を醸していった。


動画タイトル:【検証、冷蔵庫10台をクーラー代わりにしても電気代は10円なのか???】


動画タイトル:【ドライヤーを100台つなげて、最強の暖房を作ってみたwwwww→結果電気代は10円のまま!?!?!?!?】


動画タイトル:【謝罪、電気を無駄にしてすみません(火力発電してる君たちが僕の真似すると環境に悪いです)】


 こんな趣旨の動画がバズっていき、1000万再生以上を記録。


 すると国民はだんだん超小型原発への認識が、恐れから興味へと変わっていった。


 そして導入の10か月後、だんだんと限界集落に引っ越す人たちが現れ始める。


 特に日々の固定費に苦しんでいる貧乏家庭を中心に、地方移住者が増えていった。


 同時に、政府はコロナ過以来のリモートワークを推進し始め、サラリーマンでも地方へ住みやすい環境を整えていった。


 導入の1年後、政府は新たな超小型原発の購入を閣議決定した。


 この年より日本は、超小型原発を毎年30機づつ購入することになった。


 結果、毎月電気代10円の自治体はどんどん増え始めた。


 そして同時に、東京・大阪・福岡といった都市では人口が減り始め、地方に住む者が増えていくことになる。


 さらに電気代を大量に喰う工場群も、そういった地域に新たな工場を新規増設・移転していった。


 さらにさらに人が増えたことで、スーパーマーケットやコンビニなどもその地域で、新たな店を構えた。


 地方の人口は爆増し、都市との格差が10年以内にほぼなくなるとの予測だった。


 与党の目標は、なんとたったの1年で見事に達成されたのだ。


 そしてその後、日本国内の家電メーカーは大きな方向転換を行うことになる。


 省エネ家電を選ぶメリットが消えたことによる新たなニーズ。


 消費電力ガン無視のハイパワー家電である。


 5秒で部屋の気温を+-20°変えられるエアコンや、一瞬でお湯が沸くケトルなどなど。


 新たな消費者ニーズに応えるべく、企業は次々新商品を開発した。


 そして、その商品が売れると、次々と大企業たちは与党に対して、超小型原発の推進を促した。


 その結果、1718市町村すべての電力を超小型原発で賄う政策を発表。


 特に原油といったコストがかかる火力発電は50年以内に0にすることを宣言。


 日本は他のどの国よりもクリーンな国として躍進していく——


 ——はずだった……。


 超小型原発、導入から10年後——


 メルトダウンが発生したのだ。


 被曝者2名で、半径50メートルが汚染。


 福島原発の被害に比べてもかなり控えめな被害だったが、それでも世界中の人にとっては衝撃的だった。


 超小型原発は耐久性が売りだった。


 本当にその耐久性は折り紙付きのレベルだったのだが、原因は部品不備である。


 外部の調査によると、問題の原因となった部品を作った工場は、3000分の1の確率ぐらいで不出来なものを作り、それを実際に使っていたという事だった。


「どうしますか総理」


「うーん、まあ内閣総辞職は避けられんね」


「そういう事ではなく……」


「んで、今の超小型原発をすべて廃炉したらいくら掛かるの?」


「300台すべてになりますと、300兆円かかります。

 一年分の国家予算が必要です」


「じゃ、毎年1機ずつメルトダウンが発生したと仮定して、いくら掛かるの?」


「汚染地域のフェーシング(敷地内の放射線量を下げたりする作業)代と、被害者への損害賠償と、もろもろ込みで最大20億円かと」


「じゃ、決まり」


 メルトダウンによって誰かが被曝したほうが安上がり、という判断が下されることとなった。


 少なくとも総辞職した当時の内閣メンバーはそれでいいと考えていた。


 そして新たに着任した内閣も、発足した当初は同じように考えていた。


 けれども、その甘い想定はすぐに吹き飛ぶことになった。


 外国人が日本国内から逃げ出し、そして諸外国は日本への渡航禁止を宣言したのだ。


 外交問題に発展したことで、焦った日本政府は超小型原発がメルトダウンした時の、正確な統計データによって説得を試みたが、「原発の被害がこんなに小さなわけないだろ!! 偽装するな!!」と至極当然の疑いを向けられ、聞く耳すら持ってもらえなかった。


 半分、鎖国状態の日本政府は、狂った判断をすることになる。


 経済産業省のホームページとSNSとユーチューブチャンネルに、とんでもない宣伝がUPされた。


【ゲンパツ湯 ~入って極楽! 日本が誇る超小型原発と温泉がコラボレーション~】


 日本政府は原発そのものの悪評を払しょくしたかった。


 ゲンパツ湯は、超小型原発の電力を利用しただけの、大きめなスーパー銭湯に過ぎなかったが、全世界の人々(日本人含む)の背筋が凍りつき、戦慄した。


 世界規模で大バッシングを受けた。


「その温泉に入ったら、被曝する」


「俺たちを殺す気か」


「クレイジー」


 当然被曝するはずないのだが、それでもそんな風評が蔓延した。


 超小型原発の悪評は払しょくできないどころか、悪化していった。


 そして諸外国すべてが、日本への渡航制限を無期限延長し続けた。


 がしかし、諸外国はこの渡航制限によって、日本国内の正確な様子を知るすべが無くなってしまったのだ。


 海外メディアの取材班は現地への立ち入りを禁じられている。


 そしてユーチューブやインスタやツイッターといった外国産のSNSアプリは徐々に日本で使えなくなり、現地の様子を知るすべはどんどん少なくなっていった。


 日本から外国人がどんどん消えていき、一部の豊かな日本人も、海外へ逃げていく。


 そして取り残された日本人たちは、政府を非難したり、自虐したり、お互いの足を引っ張り合うような暴言を匿名掲示板でつぶやいては、電気代10円の暮らしを満喫していた。


 5年後——


 外国人は、日本のことを忘れかけいていた。


 世界経済は日本を抜きに成長を続けていたし、全盛期中国を抜き去るほどの勢いがあるインドの経済的発展の方に注目されていたからだ。


 世界の有識者は、原発という負債を抱えて潰れた鎖国国家という見解をしていた。


 が、その見解は完全にひっくり返ることになる。


 日本の、その空白の間に起こった5年間を語るものが現れたのだ。


 ユーチューブ動画にUPされた、【助けてくれ。日本人が殺されている】、という動画。


 その真実に、世界は揺らいだ。



***



「【電気代が毎月10円になった】、その真の目的。


 それは——【核兵器開発】が目的だったんだ!


 ……今、世界と日本は断絶された状況にある。


 その状況を作ったのは、政府の自作自演だった。


 原発の研究を進める裏で、核弾頭を作っていたんだ。


 それを諸外国や、自国民に知られたくないから、滅茶苦茶な政策でカモフラージュした。


 そして、それは見事に成功した。


 今、日本には日本人以外の記者が居ない!


 常にメルトダウンの可能性がある超小型原発が300機以上、各県に存在している。


 核の危険性を知っていれば、テレビや新聞の記者も、個人のインフルエンサーすら、今の日本に行くはずがない。


 だから世界の誰もが、今日までこの真実を知らなかった!


 日本政府が、閉ざされた鎖国の中で、人類が触れてはならない核兵器の研究に手を染めたことを!


 ……今、日本は【反核武装派】が決起し、大規模デモを行っている。


 俺もその一人だ。


 そして、俺の仲間たちは今、政府の抱える警察部隊の攻撃によって、1000人以上の死者が出ているんだ!


 虐殺が行われているんだ!!


 ……これが今の日本の真実だ。


 俺は、日本に生まれて、誇りだった。


 日本は平和を愛する国。


 世界で唯一、原爆で被爆した国で、その悲劇を繰り返さないと誓った国だからだ。


 それなのに政府の人間は、そんな当たり前の道徳心すら捨てて、核兵器に手を付けた。


 俺は、世界中の友人たちに問いたい。


 日本はこんなことをしてまで、核兵器を持つべきなのか?


 俺は間違っていると思う。


 俺の祖父は広島の原爆で被曝して、ずっと苦しんでいた。


 祖父は毎日祈っていた。


 『自分と同じ目を、わが子が、孫が、さらにその子孫が、逢いませんように』と


 その言葉の重みが、今の俺には痛いほどわかる。


 日本は、日本だけは、核兵器を持っちゃいけないんだ!


 どうか真実を知った今、皆にやれることをしてほしい。


 日本政府の蛮行を止めてくれ」


>>>動画終了



***



 この動画は、世界中に混乱を起こした。


 日本が核兵器を持つことになれば、各国のパワーバランスに大きな変化があるからだ。


 アメリカは即座に調査を命じた。


「日本と連絡を取れ! そして調査隊を即座に派遣しろ! 沖縄の部隊は一体何をやっていたんだ??」


「大統領、もう手遅れです」


「なんだと?」


「中国から弾道ミサイルが発射されました。目標は日本」


 日本が核兵器を持った場合、中国を狙われる可能性が非常に高かった。


 焦った中国政府は、先手で核攻撃するという手段をとった。


 日本のイージス艦が対ミサイル防衛を行ったが、すべて撃ち落とすことはできなかった。


 日本の国土にきのこ雲が立ち上る。


 人類史上3度目の核攻撃が、再び日本にて行われたのだった。



***



 動画タイトル:【電気代毎月10円の真実】


 再生>>>


「悲しいお知らせをしなくちゃいけない。


 日本は核の火に焼かれ、焦土になった……


 あんな数の核兵器を撃たれて、日本はもうだれも住んでない国になっちまった。


 あぁ糞……俺のせいで……


 ふ……くくく……


 ……おほん。


 ここで一つ豆知識を教えてやる。


 被ばく、という言葉には二つの漢字が当てられるんだ。


 実際に原子爆弾の炎に焼かれることの意味で、【被爆】


 ただ放射能を浴びただけの意味で、【被曝】


 【被爆】で死んだ人がいる国は日本だけだが、【被曝】で死んだ人たちなら世界中にいる。


 同じ読み方なのによ……全くややこしいことこの上ないが、センスは悪くない。


 閑話休題だ。


 さて、再び【被爆】が日本の地にて行われたわけだが……


 俺は、世界中の友人たちに問いたい。


 『日本で起こった本当の、正真正銘の真実』はどこにあるのか? そしてそれは何なのか?


 さあ書いてくれ、コメント欄に!


 ……お前ら、こう思っただろ。


 真実はお前が知ってるんじゃなかったのか、と。


 前の動画で言った『日本政府の核兵器開発』……あれは本当かもしれないし、嘘かもしれない。


 だって、証拠がないんだもん!


 俺の真実には証拠がないが、その真実を否定する証拠もない!


 真実はない。


 真実ごと【被爆】、させちまったからなぁ……クヒ! あひゃ!


 ……いいかい?


 俺がお前たちに伝えたいメッセージは、つまりこういうことだ。


 『核には、人を真実から隔絶する二つのバリアがある』ということだ。


 一つ目のバリアは、放射能だ。


 人は見えない毒を恐れる。


 それが本能だ。


 来ただけで【被曝】するような場所に来るわけがないよな?


 それは皆と同じ、共通認識だろ?


 ほとんどの外国人が日本から逃げ出した理由がこれだ。


 これが一つ目のバリア。


 二つ目のバリアは、……『光景』だ。


 圧倒的破壊の後に、何が残る?


 死だ。


 俺は今の日本にいないが……まあ大体想像できる。


 多分今の日本には、死しか残っていない。


 だから断言する。


 おそらく世界中から日本に向けて調査隊が向かい、カメラを回し、目の前に広がる破壊の光景を残そうとする。


 が、それは最初だけだ。


 すぐにあらゆる国家はこう命令する。


 『日本への立ち入りを禁止する。日本で撮影したものは全て検閲する。メディアに情報を公開することは許さない』と。


 ……だってそうだろ?


 そこにある死は、人の手で行われた。


 今回の実行者は中国だったが、撃った本人がこんな光景を認めると思うか?


 僕がやりましたごめんなさい、で許されると思うか?


 アメリカは、この光景を喜々と国民に見せることが出来るのか?


 広島長崎のことを忘れて、中国を非難できるのか?


 いいか?


 本当におぞましい光景というのは、国家が見せたがらない光景のことだ。


 それが二つ目のバリアの正体だ。


 さて、ここまでの話を聞いて、君たちはどう思った?


 俺の正体は何者なのか、とかか?


 いうわけないだろ、今更そんなこと。


 ま、強いて言えば、原爆で被曝した祖父なんて嘘っぱちだったことくらいか。


 どっちにしても、真実はもう分からない。


 ただ一つ言えるのは間違いなく、【日本の電気代は毎月10円】だったってことぐらいさ。


 ユーチューブに【毎月電気代10円だ】っていう動画が残ってるし、【ゲンパツ湯】だってネットニュースになってるしな。


 それだけが記録に残った事実だ。


 そしてその目的はもう分からない。


 核兵器開発だったかもしれない——


 地方分散政策の推進だったかもしれない——


 経済対策だったかもしれない——


 あるいは……政府の善意なのかもしれない——


 真実がない限り、この核攻撃の善悪は推し量れはしないのさ。


 これからの歴史書にはこう書かれるんじゃないか?


 日本人は電気代の為に絶滅しました、と。


 あは、


 あひゃひゃひゃ


 ふひ!


 あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!


 …………………………………………。


 ………………………………。


 最後の最後に、伝えたい事がある。


 真実はもう無いといったが、あれは嘘だ。


 本当の本当に、わずかに、残された真実がある。


 このスイッチを見ろ。


 爆破スイッチだ。


 B級映画とかでよく見るやつさ。


 ……あと、超小型原発って、知ってるよな?


 トラックに乗せて運べるぐらいの大きさの、原子炉だ。


 それ、俺が爆弾にしちまった。


 アハハ!


 それが最後の真実の正体さ。


 日本から俺が持ち運んで、そしてどこかに仕掛けた核爆弾だ!


 どこにあると思う?


 ま、言ったところで、手遅れさ。


 ……ポチっと。


 ……。


 これで、おしまいだ。


 どこが吹き飛んだか知りたいか?


 もはやどこだろうと関係ないだろーよ。


 もう世界中めちゃめちゃになるだろうなぁ——ふひひ!


 ……さてと……今度こそ、これで——


 真実は核の中に消えた」


>>>動画終了


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