魔王様!準備ができました。 ハイ よろこんで。

すみか@小説家

プロローグ

私がココ魔界に生まれて、早くも1500年の時が過ぎようとした頃、ふと 昔のことを振り返る───



幼い頃から、野良魔族として暮らしていた500年前に、その転機は訪れた。



今日は何処で食料を調達しようか?


いつものように野良ケモノを狩りに森に入った。


森は、沢山の魔獣や知能が高くない野良生物で溢れている。


魔界規約では、知能が一定に達していない多様種の

生物に関しては、許可なく狩りをしても罰せられない決まりだ。


しかし、知能が高い(言語を話せる)魔獣や、希少種の生物を狩ってしまうと、見つかった時に罰せられてしまう恐れがある。


そう、魔界警察のヤツらに連行されて…


なので獲物を狩る時も凶暴性だけではなく、その種族や種類にも注意を払わなくてはいけない。


「オァ ーッ!ハーッ!」


ドサッ


威嚇にも似た雄叫び掲げながら獲物を狩っていく。


「フゥ 今日は、このあたりか」


獲物は狩り過ぎてはいけない。なぜなら、今日食べる分それだけあれば良いのだから。わざわざ私欲の為に余計な殺生をしてまで明日以降の食料を減らす…その必要性はない。その行為そのものが明日の自分の首を絞め結果それが自身の死にも繋がる恐れがあるのだ。


そんなことを考え獲物を担いで住処の洞窟に戻ろうとした。さなか


溜め池の方から


ドシャ!バシャバシャ!バシャーーン!


かなり大きな水飛沫が上がる。


「何事か!」


森を駆け抜けて溜め池に、辿り着くと。


そこには巨大な龍が威風堂々と佇んでいた。


「…リヴァイア…サンか!」

そう呟く


ここで事を構えるのは、些かマズイ。

何せリヴァイアサンは凶暴で知能が高く、

さらに希少種でも、あるのだから。


しかし、リヴァイアサンは待ってはくれない。


私の姿を、見るや否や


ガゴォォォォォーーッ


強烈なブレスの一撃を放ってくる。


間一髪で、それを躱すも ブレスの影響を受けた

森は禍々しく焼き爛れていた…


「待て! リヴァイアサン いきなり 何故 攻撃

を仕掛けてくる!」そう叫ぶと


「……知れた…こと …お前…は… 魔アリを…

踏み潰す… のを… 常に…躊躇いを… 懐くのか」

辿々しく、そう答えた


それなら仕方ない、時には情の感情から躊躇う

ことはあっても、いつも最新の注意を注いで

歩みを止めることはない。


殺らなければ 殺られる!


私は、そう悟ると間髪入れる間もなく地面を蹴ると遥か上空3000フィート程まで跳躍してみせる。


それを敵に見せるのではなく、姿を見失わせる為の策略であり、年老いた水竜とでも呼ぶべくリヴァイアサンの動体視力に、今の動きは果たして捉える事が出来ただろうか?


答えは、否。


私の考えでは95%以上の確率でリヴァイアサンは私の姿を認識できなく見失っている筈。


「勝気!」


そう声を掲げ上空から地上まで急降下を開始し


そして

「轟雷一線」


そう声に出すと同時に

溜め池(湖)を風呂の様に浸かっている

リヴァイアサンを真っ二つに一刀両断してみせた。



まだ途中で申し訳ないです m(._.)m

先に短いですが1話目の方へと移行します。


また 筆が ノッたら 2023年2月以降に執筆します


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