真綿のようなおっぱいで首を絞められたい……。そのに

 ロリばあちゃんとの追っかけっこのすえつえん棒が俺の頭に炸裂し、三途の川どころかさいの河原で石積みしている自分の姿まで見えてしまった……。


 三途の川の渡り賃を持たない俺は真っ裸にされている。


 俺の脳内の想像の中では地獄の餓鬼がきさながらに目は落ちくぼみ、腹は膨らんでパンパンだ。俺は本当に死んでしまったのだろうか!?


 身体中があたたかい……。 本当に気持ちがいいぞ。


 やっと自由に動かせるようになった手のひらで賽の河原の石ころを掴む、


 んっ、固くないぞ、石ころじゃないのか? まだ夢うつつでその感触を確かめた。


 ふにゅ、ふにゅ、あれ!? 何だ、この手のひらのやわらかな感触は……。


 地獄の餓鬼みたいに変貌したおのれの腹でも触っているのだろうか!?


 両方の手のひらに感触を感じる、違うぞ、これは絶対に自分の腹なんかじゃない!!


 うつ伏せに寝かされた俺の周りに誰か人がいる、それも一人じゃない、

 左右から柔らかい感触に挟み撃ちにされているんだ。


「うふふっ、コーちゃんたら気絶してても、おぎんぎんで苦しそうなのぉ♡」


「こらこら、にゃむ子おねえ 今回はあくまで解毒が目的だ、余計な手出しはするなよ」


「ちぇっ、りっちゃんてば本当に堅物なんだからぁ、固くするのは殿方だけに

 しないと婚期が遅くなるよん……」


 この聞き覚えのある昭和の親父ギャグは……!?


「でもぉ、コーちゃんの呪いの解毒、おっぱいを現地調達じゃなかったっけ……」


「うむ、そこなんだかな、帰りの車中で彼にヒヤリングしたのだが本日、康一くんが接触出来たおっぱいはクラスメイトの一名のみらしい。それも自分の意向いこうでゲット出来たおっぱいじゃないそうだ……。今回は私にも監督責任があるのでな、この解毒は特別にほどこすんだ」


「そっかぁ、それにまさみんの許可も取ってあるし、じゃあ公認の解毒だね!!

 じゃあ遠慮なくコーちゃんのキワ責めしちゃおっと♡」


 ぷりんっ!! むにゅむにゅ♡


 おふうっ、この感触は何だっ!! 俺の頭のテッペンからつま先まで

 波が突き抜けた。ニアミスしちゃてるぅ、かすめちゃってるぅ!!

 はっ!? そういえば付いてないぞ、あれだけ俺を殺しにきたコッドピース様が、

 身体から外されて俺たちの旅、状態になっているぞ!!

 すべて自由の身だ!! グズ六、オメダ、俺を待っててくれ。


「よおし、にゃむ子お姉がそう来るなら私はこうだ!!」


 ぷにっ、ぷににっ♡


 ひあああっ!? 反対側からもぉ!!


 必死に目を開けようとするが顔を何かに圧迫されて全く何も見えないっ……。

 柔らかくてぱふぱふしてるのぉ!!


 とてもあたたかい……。 まるで生まれたての赤ちゃんが産着うぶぎを替えてもらっているみたいだ。


 ああああっふにくらっ、ふにくれっ、三途の川から戻れなくなっちゃうよぉ……。


 綺麗な鬼のお姉さん、三途の川の渡し賃は六文銭で足りますか……?


 こんな地獄の責め苦ならお金のむしん君ATMで借り入れしてでも、

 俺、毎日通いつめますから!!


 その店名は「美人姉妹からバブみ甘えん坊サロン、三途の川店」でОK?


 美人姉妹で呪いの外道げどう、いや、解毒げどく完了っ!!


 ああ、亀の湯の夜は更けてゆくう……。


 かぽーん!! ちょろちょろ……。



 次回に続く!!


 ☆☆☆お礼・お願い☆☆☆


 ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。


 少しでも面白いと思っていただけましたら、


 レビューの星★★★でご評価頂けたら嬉しいです。


 つまらなければ星★1つで構いません。


 今後の作者のやる気や作品の参考にしたいので、ぜひお願いしますm(__)m

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