クリスマスのプレゼントで贈られてきたのは元カノでした。

白深やよい

クリスマスのプレゼントで贈られてきたのは元カノでした。

 クリスマス。

 一年最後の行事にして、恋人と一緒に過ごす、特別な日。

 そんな特別な日に、俺こと、黒崎海戸くろさきかいとは──枕を濡らしていた。


 どうしてこんな目に合わないといけないのだろうか。

 俺が行ってきたことは間違っていたのか。

 俺は、あの日、どうすればよかったのか。


 考えれば考えるほど分からなくなってくる。

 自分が間違った選択をしたとは思わない。でも、この結果はあんまりじゃないか?


 去年の冬。彼女とのクリスマスデート。

 俺は、当時の彼女、白雪香菜しらゆきかなに幻滅されてしまった。

 もしもあの日に戻れたなら。もしもあの日常が返ってくるなら。

 俺は何でもできる気がする。


「はぁ……」


 思わずため息が漏れてしまう。

 最近はようやく忘れられたと思ったのになぁ。

 この時期になるとどうしても思い出してしまう。


 もしも、叶うならば。


「サンタさん。俺は、あの日の冬が欲しいです」


 ◆◆◆


 ピーンポーン。


 そんな呼び鈴の音で目を覚ます。

 時刻を確認してみると、もう24日の夜。つまり、クリスマスが始まったわけか。

 きっと町中はイルミネーションで、綺麗なんだろう。

 まだはっきりとしない意識を覚醒させて、玄関へと向かう。


 何か注文したっけな? なんてことを考えながら扉を開けると──。


「よ、よっ。久しぶり」


 出てきたのは、元カノだった。


「……はっ?」


 まさか香菜が来るなんて思ってもおらず、頭が真っ白になる。

 きっとこれは、サンタさんがくれた幸せな夢。

 うんうん。現実と夢は区別しないとだよね。

 俺は一度、目を瞑る。


(これは夢。これは夢……)


 少し呼吸を整えてから、ゆっくりと目を開ける。


「えっと、大丈夫……?」


 大丈夫じゃないです。

 もしかして、これは夢じゃない、のか? でも、香菜が家に来るはず無いし。クリスマスデートをほっぽり投げた元カレの家に来るはずないだろう。

 夢でもなんでもいい。せっかく香菜が来てくれたんだ。追い返す訳にはいかない。


「えっと、取り敢えず寒いから家入りなよ」

「あ、ありがと」


 数年ぶりの再会だからか、やっぱり距離感がうまく掴めない。

 もっと親しげに話したい。けど、俺達は所詮、元カレと元カノの関係。

 そう簡単に戻るようなものではない。

 香菜に対して、どんな思いで接したらいいかわからないけど。

 せめて友達に戻れたらいいなと。強く願うことしかできなかった。


「何か海戸っぽい部屋」


 そんな褒めるか貶されているか分からない言葉に、俺は苦笑するしかできなかった。

 海戸らしいってなんだよ。せめてカッコいいとかの方が嬉しいんだけどな。

 改めて部屋を見渡してみても、特に変なものはない。

 パソコン、本棚、テレビ、ゲーム機、こたつ。特におかしい物は無いはずなんだが。


「海戸っぽいってなんだよ」

「誉めてるんだよ」

「そんな気がしないんだが」

「えー、なんでぇ」


 ちょっと昔に戻ったようなやり取りを交わしながら俺と香菜はとりあえずこたつに入った。

 誰か他人とこたつに入ることなんか無かったからか、自分でもわからない奇妙な感覚に襲われる。

 しかも、相手は異性で、元カノ。意識しないわけがない。

 まぁ、香菜は俺に対して、いい印象は持っていないだろうし、意識しすぎて引かれたくない。

 早く本題に入ろう。


「……で、今日はどうしたんだ?」

「か、海戸はどうせクリボッチかと思って、可哀想だと思ったから」

「……で、本当は?」

「し、信じてよっ」


 あんな別れ方をしたのに信じられないって。

 何をしに来たか分からないけど、追い出す意味もないし、このまま香菜が話してくれるまで待つのが吉かな。

 外は寒いんだから仕方ない仕方ない。


「「……」」


 何か話題を出したいのに、脳が機能してくれない。

 それは香菜も変わらないようで、どこか困った顔をしていた。


 ──ぐううぅぅぅ……


 そんな空気を壊したのは可愛らしいお腹の声だった。


「う、うぅ……」

「えっと、何か食べてく?」

「そうする」


 なにか食べるものは無いかなと冷蔵庫を覗いてみるが、何も入ってない。

 くそっ。なんでこんなときに……。

 買い溜めしとくんだった。

 何か食べてく? なんて無責任な言葉を言ってしまったため、「ごめん冷蔵庫に何も入っていなかった」なんて言葉を言いづらい。

 今から買い出しにでも行こうかな。そうしたら解決じゃん。


「あ、あの、香菜さん」

「ど、どうしたの?」

「冷蔵庫に何も入っていないので、買い出しに行ってきてもいいでしょうか」

「い、今から?」

「今から」

「えぇ!? 悪いよっ」

「仕方ないでしょ」


 香菜を待たせることになるが仕方ない。

 せっかく来てくれたんだ。何か美味しいものを食べても罰は当たらないだろう。


「じゃあ、行ってくる──」

「待ってっ」


 香菜の声で俺の声がかき消されてしまう。

 久しぶりにこんな香菜の声を聞いたかもしれない。


「どうした?」

「わ、私も着いていっていい?」


 自分としては、このクリスマスの日に、男女が出歩くのはカップルだと思われかねないし、香菜だって嫌だろう。

 でも、香菜自身が決めたことなら止める理由がない。


「わかったよ」

「ほ、ほんとっ!?」


 なんでそんな嬉しそうな顔をするんだよ。

 せっかく忘れられそうだったのに。また後数年は忘れられそうにない。

 そういえば、俺が香菜のことをすきになったきっかけは、こんな笑顔から始まったなとふと思い出してしまう。

 今日だけじゃなくて、明日も、明後日も会えたらいいのに。


「それじゃあ行こうか」

「うんっ」


 もし付き合えてたら、香菜の手を掴めたのだろうか。


 ◆◆◆


 俺がいつも通っているスーパーはクリスマスの日ということもあって、今の時間帯に行っても何も残っていないだろう。

 コンビニ弁当で済ませるか? と思ったけど。


「この時間帯でも、都内の方行けばまだ残ってると思う」


 とのことで。俺達は都内に行くことになった。


 幸い、俺が住んでいるアパートから数分歩くだけで電車があり、都内に簡単に行くことができる。

 あまり都内の雰囲気が好きじゃなかったのと、特に行く理由がなかったため、最近行けてなかったが、まさか香菜と行くことになるとは。

 本当にクリスマスっていうのは恐ろしい。


「そ、そういえば最近どうなの?」


 流石に何か話したほうが良かったと思ったのか、香菜が話題を出してくれた。

 最近、ねぇ。

 香菜と付き合っていた時期が濃すぎて、あまり楽しくなかったなんて言えないし、言ってもきっと香菜は困るだけだろう。


「特に何もないかな」

「そ、そうなんだ」

「逆に香菜はどうなの?」

「私は、普通、かな」


 普通ってなんだよ。そんなツッコミが出てしまいそうだったが、何とか胸にしまい込む。

 これで会話は終了。何とも味気ない。

 付き合っていたときはどんな会話をしていたっけ。

 好きな音楽の話、好きな本の話。

 また昔みたいに話したいのに、話題を出すことができない。

 サンタさんには、勇気も頼めばよかったかもしれないな。


「到着、到着──」


 お互いに距離感が掴めず、まるで付き合いたてのカップルみたいな状況になりつつあったとき、ようやく都内に着くことができた。


「それじゃあ、行こうか」

「うんっ」


 ふと周りを見渡してみると、周りはカップルだらけ。

 もしかしたら、周りから見た俺達は、お似合いのカップルに見えてしまっているのだろうか。

 嬉しい。なんて思ってはいけないのはわかっているはずなんだけど気持ちは正直らしい。

 ちょっとした罪悪感に包まれながら俺達は駅を後にした。


 ◆◆◆


「おぉ……」


 思わず声が出てしまうほどの高さを持つビルと敷地。

 今の流行りを知るためにはここしか無い。なんて言われているこのショッピングモールには、今までで見たこと無いような人で溢れていた。

 カップルはもちろんのこと。サンタの服装をした人達や、ナンパをしている人たちまで、様々な人達がいるからこそ、クリスマス何だなぁと再確認。

 隣にいる香菜はどんなことを思っているのかは分からないけども、せっかく来たんだから楽しんでほしい。


「ほらっ、買い出しに行くんでしょ?」


 立ち止まっていた俺の手を握ってくれた。

 ……もしかして今、香菜の手握ってる……!?

 こんなに寒いのに、香菜の手は温かい。何か魔法でも掛かってるんじゃないか?


「海戸の手つめたーい」

「香菜が暖かすぎなんだよ」

「さっきから暑かったしねー」

「暑い……?」


 この真冬の夜は暑い……?

 冗談か何かだろう。きっと顔が赤いのは気にしちゃ負けだろう。うんうん。

 ここに来たのは食材を買いに来たから。別に香菜とのクリスマスの想い出を作ろうとしてきたわけじゃない。

 そんなこと望んでいないはず。


「クリスマス、どうするつもりだったの?」

「家で寝てる予定だった」

「クリスマスのクの字もないね」

「特にしたいことがなかった──ってあれ」


 何とか香菜と言葉のキャッチボールをしていた時、倒れ込んでいる人と、それを助ける男性が目に入ってしまった。

 遠目からだとよくわからないが、倒れ込んでいるのはおばあちゃん……?

 周りに人はいるのに、誰も助けようとはしない。


 これがいわゆる、フラッシュバック、なのだろうか。

 まるで昨日のことの夜に、あの日のことを思い出してしまう。

 香菜と本当だったら行けるはずだったクリスマスデート。

 中学生、ということもあり、経済的に買うことができなかったマフラーを当日ギリギリに買うことはできたが、待ち合わせギリギリで急いでいた時。眼の前でおばあちゃんが倒れるのを見てしまった。

 待ち合わせまで後数分。おばあちゃんに時間を使ってしまったら、せっかくのクリスマスデートなのに遅れてしまう。


(ああっ、くっそ)


 でも──当時の俺は無視することなんて出来なかった。


「だ、大丈夫ですか!?」


 すぐさま119。駆け寄って電話越しにおばあちゃんの状況を伝える。

 周りを見渡してみても、頼れる人なんておらず、みんな無視。


(俺だって、香菜とデートをしたいのに)


 そんな簡単に人を見捨てられる感情を持っているバカップルたちが少し羨ましかった。

 今日はホワイトクリスマス。雪が降って、光が灯って。美しい街並みが広がっている。だけど──必然的に救急車の到着は遅くなってしまう。

 朝起きた時はあんなにも喜んだホワイトクリスマス。

 今はそんなホワイトクリスマスが憎い。


 救急車を呼んでから数十分。ようやくサイレンの音と共に救急車がやってきた。

 おばあちゃんを救急隊員に引き渡し、急いで集合場所に向かう。

 待ち合わせの時間は、もうとっくに過ぎている。

 香菜になんて言えばいいのだろか。おばあちゃんを助けていたからといって、クリスマスデートをドタキャンしてしまった罪は重い。

 頭がいっぱいいっぱいで考えられなかったけど、香菜に連絡を入れればいいじゃないか。

 スマホのロック画面を外すと、大量のメッセージと着信が。

 急いで電話を折り返したが出ない。

 おばあちゃんを助けていた時、香菜に連絡をいれておけばよかったのに頭がまわらなかった自分に嫌気が刺す。


「はぁっはぁっ」


 結果。クリスマスデートに三十分遅れ。待ち合わせ場所にはもう香菜の姿は無い。手遅れだった。


 そのまま香菜と話し合うことは出来ず、一方的に別れを告げられて──うん。思い出すだけで吐き気がしてきた。

 そして三年後。

 俺と似たような状況に陥ってしまった人が目の前に座り込んでいた。

 俺もあんな感じだったんだろうか。

 香菜との関係はどうなってしまうんだろうかという恐怖と、おばあちゃんに対する心配。


 この人には、俺と同じような状況に陥って欲しくない。

 俺が今できる最善は──


「お兄さん。彼女、待たせるんでしょ。ここは任せて早く行ってあげて」

「えっ、あっ、じゃあここはお願いしますッッッ」


 あの時、もし周りの人が俺に手を差し伸べてくれたなら。きっと何か変わったと思う。

 同じ過ちを繰り返さないように。俺ははっきりと彼に言った。


「後悔しないでくださいねッ」

「あぁ、本当にありがとう」


 新品の服を纏った彼。本当に昔の俺をみているみたいだ。

 無事クリスマスデートが成功するといいんだけど。


「えっと、そのおばあちゃん大丈夫?」


 ふと香菜が心配そうに話しかけてきた。


「うん。大丈夫だと思うけど……救急車が来るまでこの場を離れられないや。ごめん」

「ううん、私よりもおばあちゃんの方が大切だから」

「ありがとう」


 何とかおばあちゃんを温かいところに移動させて一息つく。

 最初におばあちゃんを助けてくれた彼。クリスマスデート、成功しているのだろうか。


「もしかしてさ、あの時も──」

「うん?」

「いや、なんでもない」


 そこまで言ったなら言ってくれてもいいじゃん。気になるじゃん。

 香菜が言いたくないって言うなら尊重するしかないんだけどね。


 数分後。ようやく救急車が来たことにより、おばあちゃんを引き渡すことが出来た。

 時刻は七時半。今から食材を買って、夕食を作ると考えると少し遅い時間帯だろう。

 香菜は俺の家に泊まるなんてことは無いだろうし、どうしようか。


「今日は何時に帰るの?」

「えっ、帰らないけど」


 ……。

 帰らないの!?

 付き合っていたときならまだしも、久しぶりにあった男女がクリスマスに一夜を過ごすなんて、ちょっと危ない気がするが信頼されているってことだろうか。

 まぁ、帰らないなら夕食の時間を気にする必要はないか。


「えっと、駄目、かな?」

「いいや。大丈夫。今から作るから少し夕食が遅くなるかもしれないけどいい?」

「大丈夫」


 なら安心安心。そんなに焦る必要も無さそうだ。

 そんな事を考えながら歩こうとした時、香菜に手をギュッと握られた。


「ちょっと寄りたいところがあるんだけど──いいかな?」


 もちろん断れるわけないよね。

 耳まで赤く染まった香菜に俺はちょっと息を呑み込んでゆっくりと着いていった。


 ◆◆◆


「ここは……?」


 都内一番のイルミネーションと呼ばれている空間にして、一年前のクリスマスデートの待ち合わせ場所。

 もちろんそれを香菜が知らないはずがない。

 一体こんなところに呼ばれて何をするのだろうか。


「見てっ。あれ、綺麗じゃない?」

「確かに綺麗だね」


 ここで君のほうが綺麗だよ。なんてベタな言葉なんか言えるわけもなく、香菜に相槌を打つことしか出来なかった自分が少し情けない。


「……今日海戸の家に行ったのには、理由があったの」

「それは、聞いていいのか?」

「……うん。どうしても、伝えたい事があって」


 そんな言葉に、思わずごくっと息を飲んでしまう。

 香菜が俺に伝えたいこと……? 一体何だろうか。

 おばあちゃんを助けてクリスマスデートに遅れたことだって香菜には言ってない。

 これから香菜に何を言われるのか考えると、少し胸が苦しい。

 もしここで俺に対して暴言を言われてしまったら──きっと俺は立ち直れない。

 誰がどう見ても人生の分岐点なことには変わりなかった。


「その、友達から聞いたんだけどさ。クリスマスデート、遅れたのって人助けをしていたから、なのかな?」


 まさか香菜からそんな言葉を聞くことになるなんて思わず、何も口から言葉が出てこない。

 友達から聞いた……?  一体どういうことだろう。


「実は……私の友達のおばあちゃんに海戸の写真を見せたら、あの日、助けてくれた命の恩人だ! なんて言い出しちゃって。それで真相を知ったの」


 言うならば奇跡。誰が香菜の友達のおばあちゃんを助けたなんて想像できるのだろうか。

 香菜に嘘を付くことなんて出来ず、俺は頷いてしまう。


「やっぱり……やっぱり……」


 そう言いながら泣き出す彼女を俺は見てられなかった。


「香菜は何も悪くないから。泣かないでくれよ……」


 香菜につられて自分も泣いてしまう。

 こんなになるなら、もっと早くから香菜と話し合えばよかった。

 仕方ないよな。で済ませるんじゃなくて、もっと行動を起こすべきだった。


「ごめん、ごめんね……」


 そう言い出す彼女を俺は抱きしめることしか出来ない。

 俺と香菜は気が済むまで泣いて、泣いて。泣き叫んだ。


 ◆◆◆


 お互いに泣き叫んで少し落ち着いた頃。

 俺は今まで逃げてきた「話し合う」ことをようやく実現することが出来た。


「その、改めて言うけど、本当にごめん。私、何も知らないで……」

「いや。俺も連絡を入れるべきだった。本当にごめん」


 実際、自分が香菜の立場だったら同じことをしていただろう。

 自分が一つ連絡を入れるだけで二人の間に入れ違いは起きなかったんだ。


「その、さ。私が言える立場じゃないのは分かってるんだけどさ。やり直すことって、出来ない、かな?」


 本当に小さい声でボソッと呟く香菜。

 俺も同じことを考えていたことに安心感を持ってしまう。

 もちろん答えは決まっている。


「……喜んで」


 その言葉を聞いた瞬間、香菜はぱぁっと明るい笑顔を見せ抱きついてきた。

 また見せてくれたその笑顔に、また俺の胸は打たれてしまう。


「……ちょっとベタなことを言ってもいいですか?」

「……喜んで」

「クリスマスプレゼントが、欲しいです……」


 そう香菜は言いながら目を閉じる。

 これは……やるしかない。


 俺はその唇に──キスをした。

 三年前とは違う、お互い成長したキス。

 三年の空白を埋めるようなキスは、とても魅力的で最高の思い出だった。


「大好きです」

「あぁ、俺も」


 こうして、俺達は彼氏彼女としてクリスマスを過ごした。

 もしかしたら、サンタさんが香菜を運んできてくれたのかも、な?

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