袖触れ合うも他生の縁――通りすがりのKPOP3選その2

 私の場合、スタジオ・アルバムよりライブ盤の方が好きである。という訳で、ライブでこその1曲を今回はご紹介。


1.ミュージシャン PSY 曲名 『GANGNAM STYLE(カンナム・スタイル)』


 ユーチューブでの公式チャンネルofficialpsyでの『PSY - GANGNAM STYLE (강남스타일) @ Seoul Plaza Live Concert』で楽しめる。私自身が知ったのは最近だが、およそ10年前の曲である。


 公式MVはやはり同チャンネルの 『GANGNAM STYLE(강남스타일) M/V』。再生数は何と50億越えである。KPOPアイドルの場合、1億越えは珍しくない。ただ、それはアイドルゆえに、熱心なファンが多く、応援の意味も込めて繰り返し見ているのだろうと想っていたが。


 見て分かるとおり、小太りの中年男性によるパフォーマンスである。それだけ、この曲が好まれたということであろう。楽曲としては、ファンク・ミュージックをPOPに――とても明るく楽しくした――という感じであろうか?


 という訳で、恒例?の音楽の歴史をたどるのだ! 今回はファンク。私自身が良く知らないだけなのかも知れないが、ファンクの起源というのは、はっきりしない。


 同じブラック・ミュージックでも、ソウルならキリスト教のゴスペルに求めることができる。

 反面、ブルースは(キリスト者からは悪魔の音楽とも指弾されるが、)黒人の路地裏の音楽ともいえるものであり、戦前の録音が残されている。また、西洋12音階と異なる音階を取り、これが独特のもの悲しさをかもしだす。


 で、ファンクの場合はというと。


 恐らく事実上の創始者にして伝説James Brownである。やはり、公式James Brownチャンネルの『Cold Sweat (1967 Version)』でそのうねるグルーブを楽しめる。


 続いて、sly and the family stone 。その公式チャンネル sly and the family stone で傑作アルバムの『There's a Riot Goin' On(日本タイトル暴動) 』が全曲楽しめる。ネット環境の発展というのは、いろいろと良し悪しあるが、こうしたところは羨ましいと想う。昔も、ラジオのエア・チェックというのはあったんだけど、アルバム全曲というのはね、なかなか聞きたくても聞けない。


 続いて、ジョージ・クリントン率いるP-Funk軍団。ファンク寄りのパーラメントParliamentと、ロック寄りのファンカデリックFunkadelicという2バンドで主に活動した。GeorgeClintonチャンネルでファンカデリックの名作アルバム『 One Nation Under A Groove』が楽しめる。


 最後に言わずと知れたプリンス。大ヒットした『Purple Rain』から『Lovesexy』まで、全アルバム、外しなしである。

 ちなみに、Rock & Roll Hall of Fameチャンネルの『2021 Remaster "While My Guitar Gently Weeps" with Prince, Tom Petty, Jeff Lynne and Steve Winwood』では、かつてはギター小僧だったのだろうと想わせるプレイが見られる。

 

 『While My Guitar Gently Weeps』はビートルズの通称ホワイト・アルバムに収録された名曲。ジョージの作品の中では1番好きかな。

 


 



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