教習番号⑤駐射場〜車の陰に潜むのは〜
車に乗ることは便利な反面、危険がいっぱいだ。
例えば、駐車場。気をつけなければならない。横の車の中からスナイパーが息を潜めているのだ。初心者はだいたい後ろも確認せずに車を降りようとする。そうなるとどうなるか。わかるだろう。横の車からズババと銃撃をくらって終わりだ。
スナイパーがいなければ大丈夫だ。降りていい。しっかし、ここには大量の車が存在する。駐車場だから当たり前だって? バカを言え。ここにいったい何台の爆弾車が紛れていると思ってるんだ? スナイパーを気にしすぎて車の後ろを通れば、センサーが作動して車ごとドカーンだ。
さあ、用心して進むんだ。おっと危ない。車が急発進したぞ。ここはちょっと待つんだ。発進すると見せかけてバックで轢き殺されるかもしれないぞ。ふう、過ぎ去っていった。
さあ道路を渡って、進んでいこう。そこに斜線があるだろう。これは仲間が事前に引いてくれたものだ。こら入るんじゃない。そこは入ってはいけないという意味だ。せっかくの苦労が台無しになるだろう。ここを通過すれば目的地のサービスエリアだ。本当危険だらけでどこが休憩所なんだかって感じだぜ。
おいおい、渡るときはちゃんと車が来てないか確認しろよ。それはさすがにキミもするだろう?
ふう、なんとか用を足すことができたな。え? ここはビビらないのかって? 個室に入れば安心だからな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます