第4話 虎さえもよろめくって

千里の道も一歩からっていうわ


毎日作ろうって思いながらなんだか一日空いてしまったけど


まあ、いいわ


続けるっていうところが大切。


最近ロングスリーパーになったみたいで気が付くと12時間

熟睡しているのこのまま春まで寝られないかなって思ってる


そうそう、俳句の話だったわ 

どさくさにまぎれて歌人になるってなんだか心にきめちゃったんだった



め からはじまる俳句を作る日



メリクリの相手は何処虎落笛



現実から目をそらしてはいけないっていうけど

🎄なんて(くりすますって文字をうつと木が生えてくるの、これも

🎄仕様ってことかしら、ほらまた木が生えたわ)


クリスマスなんてかれこれ20年はお祝いしていないし

世界の7つの不思議のうちの一つに辞書的にはのってるんじゃないかなって

おもってる


ちなみにね、虎落笛っていうのは冬の隙間風みたいなピーピーなる

寂しげな音のこと


心の中でピーピーなっているところを想像してみて

よみかたはね、もがりぶえ っていうそうよ。


漢字的には、虎を落とす笛ってことだから


虎さえもよろよろっとなるような素敵な音色が元になっている

のかなってそれか


虎さえもやめて!っていうぐらい耳をつんざくぐらいの音なのか

とか想像したり


俳句の中に音が聞こえてくるのってなんだか好きなパターン




真知子の歌人への道はまだはじまったばかりだった





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