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感動してしまいました。木村重成の美学と心意気に。
隼人もまた相手に敬意を込めて化粧をしていたんですね。
高潔な魂という言葉が浮かびました。成る程、志遠が尊敬する気持ちわかります。でも澄香のわからない気持ちもまた共感します。
kouさん凄いなぁ😆読者にこういう気持ちを伝えるとは!
作者からの返信
fuusora様
隼人が化粧品を求めた理由。
瑠奈は作中で、聞いた時に怒っていた理由。隼人が恥をかかないと言った理由。
その回答が、今回のお話です。
fuusoraさんが疑問に思われていたことが、今回解決できて良かったです。
志遠の言う《完璧な心》の謎解きは、まだ先になりますが、今回の件だけでも、武人として十分に尊敬できる存在であったと思います。
澄香は、復讐を優先しすぎて、武士の作法を忘れてしまっていましたが、志遠の指摘で思い出すことができました。
次回は、隼人と澄香のお話。
澄香への《恩義》に対する回答になります。
第14『武と農』から始まった伏線回収。
物語も、終盤に近くなりました。
本日の更新も行う予定です。よろしければ、ご高覧下さいませ。
ご感想、本当に嬉しいです。
ありがとうございますm(_ _)m
紅と香水。そんな逸話があったとは。
武士の矜持の高さを感じるエピソード。
やはり、戦に身を置く者は
散り際を意識して生きていたのかな、と。
美しいな、と思います。
作者からの返信
隼人が口紅と香水を購入した答えが、こちらになります。
武士という存在は、名誉を重んじただけに、戦いの前に名乗りあげ、自分の死についても考えなければならない。
『葉隠』によれば、武士は朝起きて顔を洗う際に、水に映った自分の顔に死に顔を思い受けベる。いわば死を常に意識する。
相手の実力が下ならば勝つ。
相手の実力が同等なら引き分ける。
相手の実力が上ならば負ける。
これは、当然のこと。
ですが、武士は死を常在化することで、勝つことが求められた。これが役に立つということだそうで、武士が死狂いとなった時は、例え10人がかりでも勝てないそうです。
己の命を投げ出しても戦えるというのは、死しても名誉だけは守られたからなのでしょうね。