13話 重さを耐えるために特訓をする莉生君

「さあ俺に重力の波を食らわせろ」


「いいのか本当に?」


「いいぞ来い!」


 僕はしぶしぶ莉生君に重力の荒波を食らわせる。


「くおおおおおおおおおおおおおお!!」


「なかなかやるな!! だが瞬間的にテレポートをすれば無効!!!」


「そんな手が!?」


 いくらなんでも反則的すぎる。


「なにしてるの莉生、思井君」


「夢さん」


「姉ちゃん! 見てみろ特訓だ」


「やめなさい二人とも」


 なぜだがやめるように感じる。そしてやめてしまった。


「二人は大事な部員よ危険な実験はやめて頂戴」


「もうちょっと安全にしておこうよ」


「みゃーこさんお久しぶりです」


「五月もいるよってか今から遠征なんだっていくにゃ~」


 みゃーこさんは猫獣人になれる能力者だ。


 すでに猫獣人になっているみゃーこさん。


「行くにゃ! 行くにゃ! ダンジョン! ダンジョン!」


「どうどう~」


「ごろにゃ~」


「猫みたいですね」


 猫のような人にみやーこさんは不思議だ。


 夢さんはみゃーこと五月さんは一緒に莉生君とダンジョンに行く。


 ダンジョンは不穏に訪れる。


 黒穴のダンジョンはゴブリンとかついにはオークとかいう豚の魔人が現れた。


 ダウンアタックと呼ばれる最強の落とし込みを加える。


 みゃーこさんは爪を伸ばしてゴブリンを抉るように引き裂く。


「うにゃにゃぁ! これでも喰らえにゃぁ!!」


 にゃんこキック。


 優雅に笑う猫獣人はキックで敵を粉砕する。


 だがみゃーこさんはそれでも気が緩まない。


 にゃんこパンチ。にゃんこキック。


「最強なのにゃ」


「みゃーこは強い」


 そういう五月さんも姫神武装で最強に近い。


 魔導銃とか本当に反則的だもんな。


 莉生君はサイキックアサシンナイフでゴブリンとかオークすらも余裕で刺し殺す。


 莉生君はさらに瞬間移動を酷使している。


 直接アサシンナイフで抉るように斬るとかもする。


 僕は重力操作でオークを挽肉にした。


 加速移動を念入りに有効活用する。


 オークの中に黒いデカいオークが現れた。


 僕は加速移動する石を放り投げた。


 重圧を加えて重さを遥か重くすることを忘れずにして。


 ダークオークは怪獣並みに強い最強の敵だったが、五月さんと夢さんの出鱈目な空手で倒された。


 そうしてダンジョン攻略を終えた。


 ダークオークは強かった。


 そうして家帰ってアイス食べた。

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