楓🍁のように

紅く染まる 街路樹の下

天壌無窮てんじょうむきゅうと想いを募らせる


赤子の芽吹から

伸び盛りの若葉へ

そして 熟し枯葉となる


ときを駆けめぐって

いまがある


あの頃をおもい

あの時を感じ

あの日を焦がれる


大海原へ旅立てば

世知辛い波を乗り越えて

いくばくか痛くも痒くもなくなり

確かなものとなり

武者修行の終焉を迎える


ひらひらと散り落ちることは

我が人生と重ね合わせる


落ち葉から朽ち葉となり

また来期に芽生えて

それを繰り返す


だが その葉はあの楓🍁とは違う

だが 同じ姿をしているのだ


我もいつか いつの日か

楓🍁のように 生まれ変われるだろうか

同じ姿をした べつの者として

そうありたいと 願うばかりである







あの背中に 頬を寄せたい

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