師と詩

私には師と呼ぶ人がいる

勝手に 師と崇める人がいる


彼の詩には 救われ 励まされ

そして目指したい領域せかい


彼がいなければ 

私は詩というものを

追いかけなかった


追いかけなければ

追いつかない

追いつけるはずがない


遥か 彼方 手の届かない 存在 


言葉に つむぐ その まことの道


その背中と ともに歩きたい

その足跡を ともに残したい


たった 一度の つまずきも

なんら 気にすることはない


師は ふたたび 立ちあがり

この 心に 日を灯した


師が見上げる その青い空は

ここから 見上げる おなじ 空


たとえ 苦しくて 涙しても

けれど 空は青と 詩うひと


師と詩と市恵は共にあれ











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