まだ明けやらぬ


もやか、霞か


寒気と共に御山は白く包まれていた


誰もが声をひそめる


未明はおごそか、かつ神秘的


お稲荷さんの鳥居のトンネル


人波がふと途切れた


鳥居の外、木陰に何か……




なんだ、猫か


▼▼▼


朱色しゅいろ


古代から墓などに使用され、祈りを込めた色とされた。

鳥居や漆塗りの食器などにも用いられ、天皇や将軍が権威をあらわす「朱印しゅいん」の色でもあった。


「日本の美しい言葉辞典(ナツメ社)」より


●歩の蛇足


数年前、早朝のお稲荷さんで実際に


猿も見たことあります

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