TNKハンター

木船田ヒロマル

プロローグ

 俺の名前は暖星綺狩人だんせいきかりと

 人呼んでTNKハンター。


 いつの頃からかこの街じゃ、男のTNKが勝手に動いて逃げ出すようになっちまった。

 逃げしたTNKはその時々で様々な姿に変化して、街の宵闇に消えてしまう。

 そんなことになれば、それを追いかけて捕まえる誰かが必要になる……ってわけだ。


「ワン!」


 分かってるよ。

 コイツの名前はリンガ。

 俺の大事な相棒、白いポメラニアン。

 リンガにはちょっとした秘密があるが……まあそれは後で説明するってことで。


♬カランコロンカラン


 おっと来客だ。

 今日もハードでエキサイティングな依頼が俺のエスコートを欲しがってるぜ。

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