魔術軍の軍人に転生したら交際相手が皆悲惨なほど落ちぶれる絶世のヤンデレ爆乳美女にベタ惚れされオワタと思ったらグングン出世して他にも曰く付きの美女やら美少女ばかり寄ってくるんだが今のところ順風満帆です。
第2話 王国一のおっぱい💕とお弁当に込められた意味
第2話 王国一のおっぱい💕とお弁当に込められた意味
「なんで弁当なんか受け取ったんだ?
深い青色の癖っ毛のちょっと背の低い俺の親友、ヤーバス・ロダノ第139番
超攻撃的おっぱい?
超攻撃的サイドバックみたいなものだろうか?
でも、そういえばジュナ・ヘッケルトは、あの時は美しい顔ばかりに目がいってしまっていたが(俺はそもそも
「なんでって・・・・・・よかったら食べてくださいって言われたから」
俺がそう答えると、ヤーバス・ロダノ第139番伍長は先程よりもさらに声を大きくしてこう言った。
「ああっ! 本当に記憶喪失なんだな、かわいそうにっ ! それは・・・・・・つまり、なんだ・・・・・・あれ、だよ、あれっ!」
「なんだよ、あれって?」
「もうっ! 勘の
「それは・・・・・・?」
「・・・・・・私をどうぞ
「え? なんだよ、私を召し上がってくださいって、なぞなぞかなんかか?」
「なんでなぞなぞなんだよ! つまり、私と・・・・・・大人の・・・・・・エッチな関係になりませんかってお誘いなんだよ、それはっ! もうっ! こんな恥ずかしいこと言わせるなよ!」
「・・・・・・・・・・・・」
俺は驚いて声も出なかった。
「もう知らないぞ、俺は! お前がそれを受け取っちまったんだから、もうこれはお前の問題だ! お前自身でなんとかしろよ! ・・・・・・そうだ! 今すぐその弁当箱を返して断ってこい! 今ならまだギリギリ間に合うかもしれないぞ!」
ヤーバス・ロダノ第139番伍長がひどく真剣な顔で俺を言ってくる。
「そんな悪い人には見えなかったけどなぁ」
「何呑気なこと言ってるんだ! 死にたいのか?」
「大袈裟だなぁ」
「大袈裟なもんか! 今まで何人犠牲者が出てると思ってるんだ! 落ちぶれるだけならまだましだ。命まで取られちまったら、俺は・・・・・・俺は・・・・・・」
そう言って、ヤーバス・ロダノ第139番伍長はなんと号泣し始めた。
ああ、なんていいやつなんだ!
「わかった、わかったよ! 今からこの弁当を返して断ってくるよ!」
「そうしろ! そうしろ!」
「でも、彼女、母親が倒れたって言って急いで帰っていったんだ。・・・・・・ヘッケルト教授に訊いたら、自宅か奥さんの入院先を教えてもらえるかな?」
「・・・・・・ああ、駄目だ」
ヤーバス・ロダノ第139番伍長は急に暗い声音になって言った。
「駄目か、やっぱりそういう個人情報は・・・・・・」
「そうじゃなくて・・・・・・その母親が倒れたっていうのは嘘だ」
「嘘? なんで嘘なんか吐くんだよ?」
だってわざわざそんな嘘を吐くなんて意味がわからないじゃないか!
「・・・・・・これも教えてなかったけど、弁当を渡される時に身内が倒れたって話をしたら、それは、これは絶対に
「なんでそうなるんだよっ!」
「知らないよ! 昔からそういうことになってるんだよ!」
ヤーバス・ロダノ第139番伍長にそう言われて、俺はなんだかスッキリした。
だって昔からそういうことになってるんだったら、もうしょうがないじゃないか。
「じゃあ・・・・・・これ食っちまおうかな? ヤーバスも食べるか?」
「うん、お前の簡単に落ち込まない、そういうとこ好きだよ! うん、そうだな・・・・・・もしかしたら、ルーフェンス、お前ならなんとかなるかもしれないな!」
「おっ! うまいぞっ! これ! ヤーバスも食ってみろよ!」
その弁当は俺が前世とこの世界で食ったものの中でもかなり上位にくるくらいうまかった。
だから、この気のいい友にも食わせてやりたかったのだが、
「遠慮しとくよ」
と、ピシャリと断られてしまった。
「どうして?」
俺がその理由を尋ねると、ヤーバス・ロダノ第139番伍長はこう言った。
「だって・・・・・・それがお前の最後の食事になるかもしれないんだからな」
※※※
第2話も最後までお読みくださりありがとうございます!
ここまでで、俺(ルーフェンス・マークス第182番伍長)のことを応援してやろう、もう少し見守ってやろうと思われたら、作品フォローや★評価をしてもらえるとすごくうれしいです!(応援コメントやレビューコメントもお待ちしております!)
【次回予告】
第3話 ヘッケルト教授の㊙️講義その①
ヘッケルト教授の初講義で俺(ルーフェンス・マークス第182番伍長)の隠された力が明らかに? とっても気になる第3話っ!
どうぞ続けてお読みくださいませ
m(__)m
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