歳時記を原作にしたような物語。

古語を巧みにちりばめて
読者の学習意欲を高めてくれる。

特別な演出をしてくれているけど
古の人々は
日常会話にそれ等を使用していたんだ。

森羅万象には様々な言い換えがあることを学ぶ。
風の言い換え、雨の言い換え、季節の言い換え、温度の言い換え。

森羅万象と言う文言の理解が僕自身足りないかも知れないが
それぞれの言い換えを列挙出来るのは
向学心の賜物では無いか、と。

主人公はお馴染みの血捨木真依ちゃんと日野真くん。
血捨木を名乗れるのは高貴な証拠。
歴史が根付いた土地に生まれたひとりの女児。