8. 中学校という地獄

つかれたんだ。

毎日、なんども、そう思うようになった。

全てが、嫌で。怖くて。不安で。


毎日のようにくる先生からのメッセージ。

「かれはちゃん!今日は天気が良かったね、

気分はどう??明日はこれそうかな?

今日は何してすごしたの?」

優しい言葉ばっかり。とっても嬉しかった。

こんな私を気にかけてくれる人がいるって。

でもこんな私だから、、断れなかった。

「こんにちは!天気、良かったですね!!

明日、いけそうです。

今日は本を読んですごしてました!!」

頑張って返事を送った。

その瞬間から私の動悸が止まらなかった。


あさ、目が覚めると11時だった。

ごめんなさい、ごめんなさい。と

自分を責めながら、心が痛みながら、

先生にメッセージをおくった。

「ごめんなさい。頭痛がおさまらなくて💦」…

嘘ばっか。ほんとに自分が嫌になる。


優しい気ずかいなんだ。

嬉しいんだ。

とーっても!


でもね、

それは期待であり

負担でもあり、

重荷でもある。


こんな自分が嫌で、早く、はやく、高校生に

なりたかった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る