冬と世界の厳しさが滲むハイファンタジー

土地の厳しさ故に人々にも余裕がなく、そこの決まりから理不尽な理由ではじき出されちゃったヒロインの日々が重々しいです。唯一出来た友との記憶だけが華々しく、それだけにラストとのギャップが悲しい。一応救いは見えるラストですが、直接的な描写はなくとも過酷な感じのするファンタジーでした。