第24話 「ミカの生き方が未来を掴む!」
「ミカ王女!
あなたは何か勘違いをしているようだけど
アブラハ国において、王位を宣言する権威があるのは、サムル預言者と私セツラである事を知らないのですか?
サウジ王が初代王として任命されましたが、彼が相応しくない王であるなら、起源の主は、サウジ王から王位を剥奪し、力のある者に攘夷する事を、最初から定められている事なのです!
ただダヴィデは、まだ年若く、ペリシテ国との戦いに多くの勝利を治める必要があり、カナンの地を制圧する事が求められています。
いずれ時が来れば、アブラハ国の王になるのは、ダヴィデなのです!」
<やはり・・父サウジ王は、一代限りの王という事なのね・・>
◆
「ミカ王女!
あなたがダヴィデの妻になりたい!と望むのであれば、あなた自身の力で、自らを磨き、女性として慎ましく、国民を思いやれる器にならなければなりません。」
「つまり・・・私が女性として成長したら
ダヴィデの妻になれるという事ですか?」
「それは私には断言できません!」
「あなたは、未来を予見できるのでしょう?」
「私が、未来を予見できるから、あなたは努力という必要な過程を無視する事になるのでは?あなたは怠惰な性質がありますから・・全てはあなた次第です!
あなたがダヴィデの妻となれるよう、努力するなら、時が来れば導いてくれるでしょう!」
「全ては私自身の人間性のあり方による
つまり私には可能性がある!という事なのね?」
「全ては起源の主の導きによる!という事です。
あなたが強く願うなら、ひたすら神に祈りなさい!」
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