完結記念☆裏話など



【ようこそ、万事屋「華鏡堂」へ 〜拝啓、妖の皆様。手に負えない危険な怪異は、ぜひとも当店へご依頼ください〜】


全50話完結記念☆裏話トークへようこそ!



✿❀~ はじめに ~❀✿


2023/05/19に公開スタートしましたこの作品も、10/28公開分でついに最終話を迎えました。この約5ヶ月間、ストックほぼゼロ地獄の中、毎週2話ずつ公開しておりました。始めた頃は他に2作品連載中だったので、本当に大変でしたが、物語は常に頭の中で動いていたので、止まる、ということがなかったのはせめてもの救いです。


週に休みは2日か3日なので、その中で予定をやりくりし、他の連載作品と交互に書きつつ、完結したこと。肩の荷が下りた感じです。といっても、ここからが本当は勝負で、この作品は「第31回電撃小説大賞」応募作品であること、を忘れてはいけません。しかもまだ締め切りも遠く、今完結して良かったのか・・・?と不安も。


★評価やブックマークは特に気にせずに書いておりましたが(おそらくこの公募は、そのあたりに左右されなさそうなので)、気付けばたくさんの方に読んでいただいておりました。なによりも、読み専の方のブックマークはかなり嬉しく、あんまり外されることもなく今日まで来ました。


最後までお付き合いいただき、また、応援いただき、感謝ですm(_ _)m




❀✿~ 物語について ~✿❀


いつもの私の悪い癖。

最初の構想から大幅に分岐する、恐ろしいスキル。


もうね、本当はただの「なんでも屋」のお話だったんです。舞台が「幽世かくりよ」で「江戸っぽい街並み」ってだけで。漫画の「銀魂」みたいな。

で、最終的には転移してきた主人公が、事故に遭う少し前に戻って事故を回避し、ハッピーエンド!が本来のエンディングでした。


そんな、軽いノリで書いていたはずなのに、途中から主人公ガチ死してるの判明し、負の連鎖でタイムループしてる、闇落ちしかけの親友のお話になったり。そもそも最初の構想に主人公の修復能力なんてなかったし。


あったのは「不運」であること、ただひとつ。

でもなんで「不運」なのか、という理由が欲しくて、それが代々受け継がれてきた「特殊なスキル」にあったという、完全に後付け設定でした。


この辺りから雲行きが怪しくなってきます(笑)


気付けば好き勝手にみんなが動き出して、結果、まったく思ってたんと違う!お話になってましたー(*'ω'*)b


でもね、そんな取って付けたようなとんでも設定でも、意外と皆さんに受け入れてもらえて、おかげさまで最終話まで突っ走れました。


実は、コメントを参考にしてたりもしていたのです。このキャラは結構人気あるかも?とか、この話はちゃんと続き書かなきゃな、とか。オコジョさんたちがラスボスステージにやってこれたのも、そのおかげだったり。


奏多くんの物語もぼやっとさせずにちゃんと完結したし。

鬼灯に関しても、予想以上に人気があったので、性格を少し変えてみたり。


そして、49話の、梓朗の告白。

一番「え?」となったかもしれない、「梓朗=奏多(転生)」ではないかという問題。私が一番びっくりしてますよ!?ええ!?違うの!?って(笑)

だって、そのつもりでここまで書いていたんですもん、私。


でも梓朗がそう言うから・・・もごもご。


梓朗が結論として出した、

"奏多と一時的に記憶を共有していた影響で、まるで自分の記憶のように思った"

それを肯定してあげて、じゃあなんで平良を気にかけていたのか、という答えを、奏多に「依頼」されたからという理由で、自分の中で納得させました。


そして最終話のタイトル。

これは、もう、最初から決めてました。なんなら、46話の時点で最終話は完成しており、渚くんが見たあの夢を実現させる!という気持ちで残りの話を書きました。


忘れちゃいけない、キャッチコピー回収も。

これは本当に最後の最後に、と残しておきました。

「魔女の宅急便」スタイルですね☆

この街で元気にやってます!的なエンディング。



✿❀~ 最後に ~❀✿


この作品は、本当にあみだくじのような物語でした。ラスト以外は作者の予定外のことばかり起こり、あっちこっち散らかった物語となってしまいましたが、皆さま、いかがだったでしょうか?


私は自分が書いたのでもちろん思い入れがあります。なので、ドン引きされるかもですが、自分で書いておいて、読み返してはちょっと感動したり、台詞ににやにやしたりしておりました。そんな、楽しいや悲しいやドキドキする気持ちを、誰かひとりにでも届けられていたら、幸いです。


物語はこれにて完結となりましたが、平良くんの不運は続くし、梓朗の失くした記憶も解決してないし、禍津日神まがつひのかみは笑いながら不穏な言葉を残して封印されたので、いつその蓋が開いてもおかしくはないでしょう。


続編は約束できませんが、いつかまた、この物語を届けられる日が来たならば、広い心で応援をよろしくお願いします!


本編だけでなく、裏話にまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

ではまた、違う作品でお逢いしましょう('◇')ゞ



~おわり~



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る