僕=f(x)としたとき、f(君)=0なんだ。

 このタイトルに似たようなものに見覚えがありますよね?


 この「理系による告白」シリーズ最初の告白が

「君=f(僕)」

 でした。今回はその僕と君を入れ替えて、イコール0を付け加えたものにものになります。


 今回はどういう意味になるのか、早速考えていきましょう。

 まず、今回f(x)という変数xの方程式を考えます。

 またその時の解の一つがαのとき、

 f(α)=0

 というふうに表せます。


 今回の告白に使う数学の知識はこれだけです。

 まだ見えてこないかもしれませんが、もう少しお付き合いください。


 このときαについて考えてみると、

「αはf(x)=0の解」

 ⇔「αはf(x)=0に適する。」

 ⇔「αにとってf(x)=0は居場所だ。」

 となります。


 そして、僕=f(x)∧α=君のとき、

「僕=f(x)としたとき、f(君)=0なんだ。」

 ⇔「僕は君の居場所になるよ」


 となります。

 告白に使ってもいいですが、プロポーズに使っても面白いかもしれませんね。

【Q.E.D】

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