【戦国武将・枕で大往生列伝】

どら焼きパンケーキ中佐

第1話【真田信之《サナダノブユキ》】

第1話【真田信之サナダノブユキ


強烈な個性の持ち主・父の真田昌幸サナダマサユキや大坂の陣で一華咲かさせて散華した弟・真田信繁サナダノブシゲの実兄にして昌幸の嫡男である。


(真田信幸の名乗りを信之に改める為、信之に統一)


第1次上田合戦では昌幸と共に徳川軍を翻弄して一泡吹かせた。


1600年の関ヶ原の戦いに際して昌幸・信繁と袂を分かつ決断をする。(犬伏の別れ)

結果として第2次上田合戦で徳川秀忠軍を足止めした昌幸・信繁父子の助命嘆願に奔走することになった。(説得に際し義父・本多忠勝の協力説アリ)


その後九度山へ援助を送り続ける日々が過ぎゆく中で昌幸が他界する。


1614年に信繁が九度山を脱し豊臣秀頼に呼応して大坂城へ入城を果たした。

尚、信之は病に伏せていた為に息子が参陣した。


1615年に信繁が徳川家康の馬印を倒す奮戦の末討死を遂げ、大坂城が落城して豊臣家が滅亡。


信之は信州松代藩主となる。

その後嫡男の信吉及び嫡孫が既に他界していた為に次男・信政に家督を譲り隠居するも信政にも先立たれてしまう。

更にここで御家騒動に発展した為に信之は老骨に鞭打って奔走し、信利が沼田藩として独立して信政の六男・幸道が家督を継いだ。

幸道が2歳であった故に信之が後見役となった。

1658年全ての役割を終えたかのように枕の上で93年の生涯を閉じた。

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【戦国武将・枕で大往生列伝】 どら焼きパンケーキ中佐 @kotobukinatsuodorayaki

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