短編小説[最高の元カレの元カノ]

ミライ

第1章。終了まで、、、

私は今悩まされている。眠る前、朝起きても、何をしている時でも感じる。「あなた」を。


僕は今悩んでいる。睡眠中も、仕事場に向かう時も、何もしていなくても思う。「はぁ、、、」と。


東山睦月 ――終了まであと156日

 私は東山睦月。何の変哲もない生活を送っている。昔彼氏がいた。色々な思い出があって思い出すだけで泣きそうだ。なぜかは分からない。だからあの元カレをずっと探している。


西山優舞 ――終了まであと156日

 僕は西山優舞。昔っからずっと「女の子みたいな名前だな」と言われてきた。それは元カノにも言われていた。それを言われる度に思い出す。毎回過呼吸をしてしまうほど好きだった。そう「だった」んだ。



 今、かなり長い残業を終わらせ満月の夜故郷へと向かう。そこには三本の木が立っていた。「なぁなぁ元気出せよ。」友達の美貴が言う。何も返事はしなかった。する必要が無いから。

でも何か言わなきゃと焦る。友達なはずなのに。

「あ、うん最近元気ないよね私、」と返すと美貴は「なんかあった?」と心配してくれた。心配なんて無用何故かと言えば私は強い女だから。美貴とは違う。「ねぇ美貴、私辛いの。」心と言動があっていない。「そっか、、、睦月のとなりにいてあげるよ。」「ありがとう。」

 昔、残業の無い仕事を終わらせ月食の日家へと帰る。僕は1人。常に1人。でも何故かいじられキャラだ。ただの利用されてるだけだと感じる。だが、それを覆したのが彼女だったんだ。

 今、僕はフリーター。仕事をなくしたそして、彼女も失った。親のお金で生計を立てている。「この世で俺を認めてくれる人間はたった1人。」

東山睦月? ――終了まであと146日

 私はクールな女性だ。自信満々。何かが近づいてくる気がする。なんだろう。そんなことはどーでも良くてさ好きな人出来たー!!!!!

おぉそうかって思ったでしょー?ホントなんだって!このストーリー展開見て元カレにまた恋するって思った?しないしない。どんな人と言えばねんーなんだろ、素敵な人。これに尽きるって感じです。

「何喋ってんの?」あ、やべ美貴にバレた。じゃーねー。「あ、ごめんごめんなんでもない。」

西山優舞 ――終了まであと146日

 僕は昔あの人のことが好きだった。何があったんだろ。

―――――――――――――――――――

「ねぇーこれ片付けてよ。」「ごめん。」「あのさ最近こればっかじゃん。」「うんほんとごめん。」「それしか言えないよね。」「やるから。しっかりと。」このまま別れてしまった。悲しかったなー。

―――――――――――――――――――

 この話ってさ感動の話だと思う?いま満月の夜が晴天の朝ですよ。故郷に着いた。でね美貴は寝てる。この話面白そう?私は相当面白いと思うよ。先に起こること知ってるからねー。んーなんだろ恋愛なのかなんなのか分からんけどなー。とりまさ読者に話しかれられるの強ない?正直なんか元カレを感じるみたいな言ってたけどあんま好きじゃなかった。クズ女なんだよだからほんとになおしたくて作者にお願いしたの。あ、でも「うわこいつ物語ぐちゃぐちゃにするやん」とか思った?それはないよお金払って出してもらってるからさ。とりま楽しんでー!!!!!

 僕は記憶障害を持っている。ある日転んでさ消えてったの。あ、違う違う。そして、元カノがいい人としか覚えていない。だけど少しだけほんの少しだけ覚えてることがある。

 昔、あの月食の日。家に帰ったら彼女が居て、少し思っていたことがある。倦怠期かも、、、と。その時は2年半付き合っていた。結婚だって考えていた。なのに、なんか変な気持ちになった。していることが全て不快に感じて、好きなのにどこか嫌で。夜だって断っていた。「1人にしてくれ」とただ願っていた。しっかり家事もやってくれるし、自分はしっかりと働いていい同棲カップルだった。あの別れた記憶は、、?別の人か?一人しかいないはずだぞ

 ???,,,,,,,,,,,世界で僕を認めてくれるのはあの人だけ。

北山美貴―終了まであと1日

 私は北山美貴。全てを知ってる人です。全部見てきた。三木と交代するね。私が全部やるからよろしく。「おけい!」

西山優舞―終了まであと23日

 僕は振り返った日からずっと毎日毎日思い出す。どんどん。そしたら見えてきたことがあった。僕には友達がいて、平和に暮らしている日々があったことを。そして、なぜ記憶が無くなったのかとか、今なんでフリーターなのかとかを大体思い出した。

元カノの名前もねたしか、、、「みきだっけか。」


 

 

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