クアトロ・ムジカ

梨本モカ

クアトロ・ムジカ

 ヨハン・セバスティアン・バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番ホ長調』が描き出す陽光輝く荘厳な大聖堂は、赤黒く燃え盛る業火に焼かれて灰塵に帰した。それは凄惨な悲劇で、後には何も残らなかった。

 火災の原因はわたしがうっかり投げ込んだ爆弾であり、それについては申し訳ないと思う。バリトン・サックスの低音がおかしなタイミングで入ってくれば、誰でもぎょっとするだろう。とはいえ、爆発の後の悪夢を彩った者は別に存在した。

「今のは確かにわたしが悪いんだけど……」

 春乃に視線を向けると、彼女はばつが悪そうに顔を背けた。彼女のソプラノ・サックスは惨状を前にして悲鳴を上げ、泣き叫んでいたのだった。

「半音くらい外れたよな。その後はテンポが滅茶苦茶に。一度ミスすると、そのまま立て直せなくなるよな、薗田は」

 悠人が指摘すると、春乃は手に持っていた楽器を掲げて反論した。

「アルトからソプラノに変えたばかりなんだから、上手くいかないときがあっても仕方ないでしょ。文句があるなら、荒川がソプラノをやったら?」

「でも、さっきのは」と言って、悠人はアルト・サックスで音程外れの高音を鳴らした。先ほどの春乃の再現だった。

「こんな風だったよ。外れすぎだって」

「そのくらいにしておけよ。君にだってミスはあったんだから」

 愛瑠はテナー・サックスを床に置き、総譜を指さしながら悠人に詰め寄った。彼は忙しなく指を動かし、早口に指摘を繰り出した。

「ここのリズムとか、こっちの音程とか……」

「分かった、分かった。勘弁してくれよ、寺山」

 悠人は面倒そうに愛瑠を押しのけると、春乃に顔を向けた。

「薗田、ごめん。言いすぎた」

「別にいいよ。でも、そもそもは廉が間違えたんだけど」

 わたしは両手を合わせて春乃を拝んだ。ミスを謝るのもあったが、カルテットを組むことになったとき、この曲をやりたいと言ったのはわたしだった。

「苦労させてごめん」

「いやいや、俺たちも賛成したんだから。坂東が悪い訳じゃないだろう」

 悠人が言うと、春乃と愛瑠も口々に同意した。

「まあ、よくこんな大変な楽譜を見つけてきたものだとは思うけどね。高校生がやるレベルじゃないよ」

「もう一回、頭からやろう」

 悠人の余計な一言を無視して、愛瑠が宣言した。わたしたちは楽器を構えて、メトロノームが刻む一定のテンポに神経を研ぎ澄ました。

「一、二……」

 春乃がカウントを始めた。一番軽い楽器ということで、彼女が演奏中の指示役になっている。もっとも、普段のアルトから慣れないソプラノに変えたばかりのため、一通り演奏するので精一杯のようだった。

 余裕のありそうな悠人も、カルテット全体に気を配っているらしい愛瑠も、各自のパートに苦労していた。それは言い出したわたしにしても同じことだった。

「一、二、三、シッ」

 四重奏が鳴り響き、すっかりなじみになった陽光と大聖堂が立ち現れた。この光景はわたしの勝手なイメージでしかないが、この曲を耳にすると必ず思い浮かぶものだった。それは美しい光景なのだが、ここ最近は、見るも無惨な残骸に成り果てるところまでセットになってしまっていた。何とも複雑な気分だった。

 爆撃されることもあれば嵐に襲われることもあり、洪水に押し流されたかと思えば溶岩に呑まれていたりする。とにかく悲劇の絶えない大聖堂だった。いくら設計者が偉大な大バッハでも、実際に建築する者たちの技量まで補うことはできなかった。

 今回はと言えば、二台の十トントラックが挟み撃ちのように突っ込んできた。アルトとテナーの盛大な不協和音だった。堪らず、わたしたちは演奏を中断した。

「ごめん、間違えた」

 悠人は謝ったが、愛瑠は無言で彼をにらんでいた。元々、悠人はあまり練習熱心ではなく、普段からミスが多かった。それでも本番になると実力を十全に発揮するタイプで、結局は何とかなるという確信が、彼の不真面目さを助長していた。

「同じところで間違えるのは、何回目だ?」

 愛瑠は逆に、日頃の練習に真剣に取り組んでいた。その割に、大事な場面でミスをしてしまうことも多かった。そういうことがあって不完全燃焼になると、彼は輪をかけて自分に厳しくなり、時として他人にも厳しくなった。

「さあ? わざわざ数えないからな」

「真面目にやれないのか?」

「二人とも落ち着いて」

 険悪な雰囲気の漂い始めた悠人と愛瑠を、春乃がたしなめようとした。彼女は音楽に対して非常に真剣だった。母親の営む音楽教室で幼少の頃から音楽に親しんできたことで、音楽が人生の一部になったという。つまり、彼女にとって、演奏が上手くいかないのは人生が上手くいかないのと同義だった。

「けんかしても仕方ないよ。確かに荒川は雑だけど、愛瑠は神経質だよ。ごちゃごちゃ言うのはやめて、二人とも反省して」

 穏やかな口調によって多少は覆い隠されているが、春乃も内心では苛立っているのだと想像がついた。真剣に音楽と向き合っているからこそ、それ以外のことで場が荒れるのが気に入らないのだろう。

 三人それぞれの姿勢がある訳だが、わたしはと言えば、好きでサックスを吹いている。好きなことをやっているのだから、単調な基礎練習であっても楽しい。これで余計なけんかや揉め事がなければ、とは思う。しかし、部活動という集まりの性質上、考え方の違うメンバー同士の間に軋轢が生じるのは、おそらくやむを得ない。

「少し休憩にしない? 合奏練習を始めてから、もう二時間くらいになるから」

 わたしが提案すると三人は賛同して、お互いから顔を背けて席を離れた。


 バリトン・サックスはかなり大きく、重たい楽器だった。持ち方のせいなのか、せっかくの支えが床に届かず、長時間の演奏は身体に堪えた。わたしは首や肩を回しながら、玲花先生を探しにいった。彼女は吹奏楽部の副顧問だが、楽器の経験はないらしい。演奏の具体的な指導は無理かも知れないけれど、現状のわたしたちに必要なのは執り成し役になれる第三者だった。

 先生は職員室にいた。仕事をしているのかと思ったが、左手薬指の指輪を眺めながら微笑みを浮かべているだけだった。先月結婚したそうで、姓が変わってややこしいから下の名前で呼ぶようにしてほしい、とのことだった。

「玲花先生。今、いいですか?」

 呼びかけると、先生はビクッと肩を震わせた。わたしが近寄っていたことに気づかなかったようだった。

「な、何でしょうか、坂東さん?」

「合奏練習を見てもらえないかと思って」

「もちろん、いいですよ。ただ、あまり音楽のことは分からないので……」

「大丈夫です。そこを求めている訳ではないので」

 玲花先生は真剣なまなざしでわたしを見つめ、何かを読み取ろうとしていた。わたしは何のサインも発したつもりはなかったが、彼女は察しがよかった。

「ピリピリしている、とかですか」

「そんなような、ですね。まあ、その場にいてもらえれば十分です」

「分かりました。正直、演奏の指導をしてほしいと言われた方が気楽でしたよ。一応、勉強しているんですから」

 机上を見れば、授業に使う教科書や参考書と並んで、楽典や楽団指導の入門書が本立てに置かれていた。

「じゃあ、演奏で気づいたことがあれば、言ってください」

 先生を連れて練習に使っている教室に戻ると、愛瑠が一人で練習していた。ほかの二人の姿はなく、テナー・サックスの低音域だけが静かに響いていた。

「玲花先生に練習を見てもらうことになったから」

 わたしが声をかけると、彼は顔を上げて先生を見た。その目には何の感情も浮かばず、彼女がいてもいなくても、何も変わらないと言っているかのようだった。

「じゃあ、私は隅の方で聞いています」

 言葉通り、玲花先生は教室の端まで椅子を持っていった。しばらくして別々に戻ってきた春乃と悠人は、先生がいることについて、ほとんど同じ反応をした。

「玲花先生が音楽指導?」

「本当にできるのか?」

 散々な言いようだったが、邪険に思っている訳ではないらしい。玲花先生は基本的に生徒から好かれていた。彼女に視線を向けると、何かの本を読みながら、見るともなくわたしたちの様子をうかがっていた。

 休憩時間は終わり、今日だけで何度目になるか分からない合奏が始まった。今回、出だしはよかった。何か荘厳な雰囲気が醸し出され、きらきらとした光に取り巻かれていた。神々しささえ感じさせる明かりの中、わたしは大聖堂を見上げていた。それは信仰に篤くない者の心にまで慈悲を投げかける温かさを内包していた。

 透き通った空気の軽やかな流れとともに大聖堂の中に入ろうとしたとき、地響きを伴って大地が激しく揺れ出した。次いで空が真っ黒に染まり、炎の槍が降り始めた。

 そして世界は引き裂かれ、音楽は止まった。

「ここが鬼門だよな。ああ、難しい。みんなもそう思うよな」

 悠人がぼやいた通り、曲全体の中ほどのところで、今と同じように合奏が崩壊することがかなり多かった。

「全員が同時に間違える訳じゃないでしょ。ここで一番ミスが多いのは荒川だよ」

 春乃が詰ると、「そうだ」と愛瑠が同調したが、彼女はその彼にも厳しい視線を送った。愛瑠は動揺したようだった。

「何だ」

「今のはお前と坂東のミスだ。自分のことを棚に上げるつもりか?」

 おおよそは悠人の言う通りだった。ただ、あの地震の震源はほとんど完全にわたしで、愛瑠は巻き込まれただけだった。それは悠人にも分かっていたはずだが、彼は愛瑠に向けた言葉を止めなかった。

「熱心に練習するくせに、大して上達しないよな」

「練習しようとしないやつには言われたくない」

 二人はにらみ合い、黙ってしまった。その沈黙を破って、春乃がわたしに声をかけた。彼女の口調には棘があった。

「ずっと静かだけど、廉は言うことないの?」

「……わたしは、こんな風にけんかしたくない。お互いを責めたって何にもならないんだから、子どもじみた振る舞いはやめてほしい」

 三人とも静かになり、彼らは険しい顔でわたしを見ていた。気に障ったようだけど、わたしだって、みんながけんか腰になっていることが気に食わない。

「はい、そこまで」

 険悪な視線のぶつけ合いも臨界点に達して、そろそろ口論が始まろうかというとき、玲花先生がわたしたちの間に割って入った。

「思い出してください。君たちはみんな、音楽や楽器演奏が好きで吹奏楽部に入ったはずです。そうでしょう? その音楽で分かり合えないのなら、きちんと言葉で対話しましょう」

「話をする気のないやつには、何を言っても無駄ですよ」

 愛瑠が声を荒げたが、先生は気を悪くした様子もなく、どこか達観したような態度だった。

「何を言っても無駄だから話をする必要はないと考えるのなら、対話を放棄しているという意味で同罪です。君たちは話し合わなければなりません。言い争うのではなく、ね」

「さすが、国語の先生は言葉を大事にするんですね。でも、これに関しては寺山に賛成です。話して何とかなるようなものじゃないんですよ」

 悠人がへらへらと笑った。彼と愛瑠はあまり仲がよくないというのに、こんなことでだけ意見が合うのは、何とも皮肉なものだった。

「私も話しても無駄だと思います。みんな真剣さが足りないんですよ。ちゃんとした結論が出る訳ないです」

 春乃もまた、彼らと同じ考えということだった。わたしも何か言うべきなのか迷っていると、先んじて玲花先生から問いかけられた。

「坂東さんは、どう思いますか?」

「この状態で話し合うのは難しいと思います。本当は、そうする必要があると思いますけど……」

「できるとは思えないんですね」

 わたしがうなずくと、先生は肩をすくめた。

「四人とも話なんかできないと思っているのなら、無理に話し合っても仕方ありませんね。余計な口出しはこれっきりにするので、よく聞いてください」

 先生は春乃、悠人、愛瑠、わたしの順に顔を向けた。

「君たちはそれぞれ、音楽に対する姿勢が異なります。ですが、音楽を愛するのも、音楽を楽しむのも、音楽を追求するのも、ただ音楽が好きなのも、同じように尊いことです。お互いの思いを尊重する気持ちを忘れないでください」

 言い終えると、一様に戸惑いの表情を浮かべるわたしたちを残して、先生は教室を出ていってしまった。


 わたしたちには気を取り直すための時間が必要だった。気まずい思いで沈黙に浸っていると、悠人がわたしたちに共通する困惑の理由を口にした。

「なあ、玲花先生は吹奏楽部にあんまり顔を出さないよな。それにしては、さっきの言葉は当たっていたよな……?」

 不承不承といった様子で愛瑠がうなずいた。

「ああ」

「私たち、話し合った方がよさそう」

 春乃の提案には誰も反対せず、ひとまず楽器を置いて、話をすることになった。お互いに顔を見合わせた後、まずはわたしが口火を切った。

「わたしたちはみんな、音楽に対する姿勢が違うって言われたよね。大体は分かるつもりだけど、それを再確認しよう」

「坂東はただ音楽が好き、だったな。薗田の音楽を愛する、とあまり変わらなくないか」

 愛瑠がわたしと春乃を見比べながら、疑問を口にした。

「同じとは言えないかな。わたしは春乃ほど一心に音楽に向き合ってはいないと思う。でも、そのせいで気持ちの面で何かが劣っていることになるとは思わない」

「言うなれば、恋人か友人かの違いじゃない? 好きの意味に違いがあっても、優劣をつけるものではないでしょ」

 そう言うと、春乃は真っ直ぐにわたしを見据えた。

「私の方が音楽に一途なのは間違いないと思う。廉は多趣味だからね。本を読んだり、絵を描いたり」

「友だちは何人いたっていいもんな。そういう意味では、俺と坂東のスタンスは割と近いんじゃないか?」

 趣味としての好きと楽しいなら、悠人の言うように、似たようなものだろう。

「俺は楽器を演奏するのが好きだ。いつだって楽しいと思いながら吹いていると言ってもいい。単調な練習よりも面白味のあることをやりたい気持ちがあるのは、まあ、否定はしないよ」

 彼は愛瑠に視線を向けた。

「俺には寺山の真似はできないな。地道に練習するのは苦手なんだ。上達しないとか言っちゃったけど、お前みたいに追求できるのは、すごいことなんだと思うよ」

「僕は僕で、楽しむ気持ちを置き去りにしてしまったのかも知れない。君と同じように、楽しいから続けてきたはずだったのに」

「じゃあ、今は楽しくないのか?」

 悠人に問われると、愛瑠はしばらく考え込むように黙っていた。

「……上手くできたときは、楽しいと思う」

「俺だって、上手くいったときの方が楽しい。そう思うと、俺とお前の姿勢も、そんなに変わらないんだろうな」

「先生からは違いを尊重するように言われたけど、そんなことを気にする必要はなさそうだな」

 そう言って、愛瑠は珍しく声を上げて笑った。彼の発言の意味するところは、わたしにもよく分かった。

「言っていることは分かるけど、お前がそれを言うのかよ」

 悠人が指摘すると、春乃も同意するようにうなずいた。しかし、彼女は「でも」と口を開いた。

「それは私たちみんな、お互い様じゃないの?」

 それならば、なぜ、わたしたちは分かり合えずにいるのだろう。全員が同じことを思っているのならば。

「わたしたちは初めから、みんなして同じような方向を向いていた。なのに、どうしてギスギスするんだろうね」

 わたしなりの答えはあった。問いかけた以上は率先して言おうと思っていたが、愛瑠に先を越された。

「誰とは言わないが、ふざけているようにしか見えないときがあった。そのくせ上手くて、地道に練習しなくても問題なさそうなところが、どうにも腹の立つときがある」

「俺はその感じでお前や薗田に突っかかられるのが気に入らないよ。好きなようにやらせてほしいと思うね」

 不服そうに言いながらも、悠人は腕を組んで得意気に胸を張った。

「まあ、俺が上手いことに嫉妬していたせいなら、許してやらないでもない」

「私は嫉妬なんてしていないんだけど」

 春乃は悠人と愛瑠を交互に指さした。

「ただ単に、二人の仲の悪さが煩わしいだけだからね。はっきり言って、人間関係なんて音楽には重要じゃないでしょ?」

「さすがに極端じゃない?」

 春乃の言葉には、いい演奏をする上では、という前提があることは分かる。しかし、わたしたち四人が集まっていることにも、少しくらいは価値があると思いたい。

「わたしは、みんなの雰囲気が悪いと気分がよくない。そんな状態になったら、もちろん楽しくなんかないし、練習環境としてもよくないと思う」

 結局のところ、わたしたちの問題は音楽に対する姿勢の違いなどではなく、感情的なすれ違いだった。玲花先生が対話するように言ったのは、まさに的を射たアドバイスだった。あえて音楽を引き合いに出したのは、そうしたきっかけでもなければ、わたしたちが話し合うことはできないと分かっていたからだろう。

「でも、これではっきりしたよね。わたしたちは、とにかく音楽が好き。音楽に取り組む方法はそれぞれでも、目指す先は同じ」

 わたしは三人の顔を見渡した。

「それなら、お互いの人間性に少しだけ寛容になれれば、わたしたちがけんかする必要なんて、どこにもない」

 三人はそれぞれ違った表情を浮かべたが、言いたいことが一致しているのは明白だった。実のところ、わたし自身、同じことを思っていた。

「それは難しいかもって思った? 実際、そう都合よくはいかないだろうね。だけど、人はそれぞれ違うんだから、気に食わないことがあるのは当然でしょ。そういうものを許し合うのが、お互いを尊重するということじゃないかな」

 改めて合奏することになったが、その前に、一つだけ取り決めた。今度から、誰かのミスを指摘するときにも、ミスをしたこと自体は責めない。何でもかんでも許容し合えばいいというものではないが、わたしたちにはそうした気遣いが欠けていた。

 わたしたちの結論は、みんな音楽が好き、の一点に尽きる。この思いがわたしたちの原動力だった。それを分かち合っている限り、このカルテットは前進を続けられるに違いない。

 とはいえ、いずれ遠からず、再び不和が訪れることもあるのかも知れない。そうやってぶつかり合いながら、わたしたちはお互いへの理解を深めていくのだろう。人との違いを許容し尊重するためには、まずその違いを知らなければならない。その過程で一時的に険悪な雰囲気になったとしても、最後に分かり合うことができたのなら、全てに意味があったのだと信じよう。

 四人そろって楽器を構え、わたしたちは合奏を始めた。『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番ホ長調』の美しく輝かしい旋律が流れ出した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

クアトロ・ムジカ 梨本モカ @apricot_sheep

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ