第三十五幕 蝮退治

『人を超えた我が力、思い知らせてやろう!』


 赤黒い蔦が絡まり合って人型を形成したような怪物……斎藤道三の成れの果てが、どこから喋っているのか分からない声で哄笑しつつ、遂に自ら能動的に動き出した。その見た目からは想像もつかない程の素早さだ。


「おわっ!? 寄るんじゃないよ!」


 紅牙が顔を引きつらせながら刀を振って牽制する。道三の右腕を構成する蔦が伸びて細長い形状となる。それは……刀のように見えた。道三の『刀』と紅牙の刀が接触する。そして拮抗・・して鍔迫り合いのような状態となった。


「な、何だって!?」


 紅牙が必死に力を込めながらも、驚愕に顔を歪めて冷や汗を垂らす。彼女の刀には妙玖尼の『破魔纏光』が掛かっているのだ。即ち妖怪を始めとする人外に対しては絶大な攻撃力を保持している状態だ。それと拮抗しているという事は、つまり道三の『身体』は妙玖尼の法術と紅牙の剣術をもってしても切断できないという事を意味している。


『ふは! まずは貴様からだ』


「……っ!」


 道三は右腕だけで紅牙と拮抗しているので、空いている『左腕』を紅牙に向けてきた。奴の左腕が展開・・して、まるで蜘蛛の脚のように広がる。それは獲物を捕食せんとする奇怪な環状生物のあぎとのようにも見えた。紅牙が青ざめる。


『オン・マイタレイヤ・ソワカ!』


 だがそこに妙玖尼の『破魔光矢』が迸る。光球は狙い過たず道三に命中するが、何と奴は僅かに小動こゆるぎしただけでほぼ無傷であった。だが多少の痛痒は与えたのか紅牙に対する圧力が減じた。


「助かったよ、尼さん!」


 優れた剣士である紅牙は勿論その機会を逃さずに素早く離脱する。当然道三はすぐに追撃しようとするが……


「ふっ!」


『……!』


 その隙に道三の背後に忍び寄っていた雫が短刀を斬り込む。死角からの急所攻撃。道三が人間・・であればこれだけで決着がついていたであろう完璧な奇襲だ。だが道三は既に人間ではない。


 何と奴の後頭部や背中に当たる部分から、蔦がまるで棘のように突き立って、後方の雫を攻撃してきたのだ。


「ぬぉ……!?」


 これには雫も目を瞠って、危うい所で制動をかけて難を逃れる。



『ふぁはは、無駄だ。今の我が身体は文字通り全身が武器のようなもの。そして人間のような死角というものも存在せぬ。儂の不意を付く事は不可能だ』



「だったらこれはどう!? 『ヒノカグツチの滅炎!』」


 伽倻が目にも留まらぬ速度で連続して神祇の火矢を撃ち込む。彼女の操る炎は先程も絶大な効果を発揮していた。道三の身体は蔦のような形状なので、炎はよく効きそうな印象がある。そして伽倻の放った矢は全て道三の身体に突き立った。


 火に包まれた鏃から神祇の炎が道三の植物状の身体に燃え移る。しかもあの火はただの火ではなく、神祇の力が宿った炎だ。これで道三を倒せる。妙玖尼だけでなく全員がそう確信した。だが……


『不快な感触だ。儂の身体に火をつけようなどとは不遜な……』


「……!!」


 道三の身体を構成する蔦の内側・・から、まるで血のような色をした液体・・が滲み出てきた。それは文字通りの樹液・・のようだったが、見ようによっては血そのものにも見えた。しかしその樹液が伽倻の炎に触れると、瞬く間に炎を消し去って鎮火・・してしまった。


「そんな……!」


 伽倻が呻く。このような形で自身の技が破られたのは初めてだったのだろう。



「ち……弱点はなしか。厄介だな」


 雫が短刀を構えながら唸る。妙玖尼の法術も伽倻の炎も効かないとなると、妖怪相手の有効な手段がほぼ通じない事になる。攻撃が通じなければ倒す事もできない。一気に戦況が厳しくなった感は否めない。


『ふぁはは、今さら後悔しても遅いぞ? 貴様ら一人として逃しはせん。我が養分・・として取り込んでくれるわ』


 そう嗤う道三の身体からまるで棘のような形状の枝がいくつも突き出した。あの棘の一つに刺されるだけでも只では済まなそうだ。四人は無意識に後ずさる。だが部屋の入口はいつの間にか無数の蔦の壁によって塞がれており逃げ道はない。


「ど、どうするんだい? このままじゃ……」


 紅牙が焦った表情で問いかけてくる。このまままともに戦っても恐らく勝ち目は薄い。妙玖尼達は全員道三に捕らわれて養分・・にされるしかなくなる。そんな結末は文字通り死んでも御免被りたかった。であるならば……



「……紅牙さん、『浄天常地』を使います。紅天狗砦の時と同じ要領・・・・でお願いします」



「……! ああ、分かった。やってやるよ!」


 付き合いの長い紅牙にはそれだけで通じた。雫と伽倻は何の事か分からないという風に怪訝な表情を浮かべている。だが道三の前で詳細をべらべら喋る訳にも行かない。しかし今の道三を倒せるとしたらこれしかないという確信があった。


「ボサッとしてんじゃないよ! とにかくアイツに攻めかかるよ! アンタは左から、巫女さんは後方支援を頼むよ!」


「む……! 確かに受けに回るのは悪手か」


「わ、分かったわ! 任せて!」


 紅牙が敢えて強い調子で指示すると、道三相手に攻めあぐねていた二人はそれぞれ反応の違いはあるものの、咄嗟にその指示に従って行動する。 



『往生際の悪い雌鼠共が! 無駄な抵抗は止めてさっさと儂の贄となれぃ! 儂は忙しいのだ!』


 道三が叫び声を上げて襲いかかってくる。奴は長良川の戦場に出ている妖怪達を生み出し統率する役目も兼ねている。義龍が頑強に抵抗を続けているのでそれを打ち破るべく、さらなる妖怪を生み出そうとしているらしい。絶対に思い通りにさせる訳にはいかない。


「行くよ!」


 こちらも紅牙の合図によって、まず紅牙自身と雫が左右から挟撃を仕掛ける。二人の武器には『破魔纏光』が付与されているが道三の強固な身体を斬り裂くには至らない。だがそれでもその表皮を傷つけるくらいの事は出来るはずだ。


『身の程知らず共が!』


 道三は嗤いながら紅牙達を迎え撃つ。その身体から大量の棘のような突起が伸びて、紅牙と雫を串刺しにせんと迫る。全方位攻撃の前には左右からの挟撃も無意味だ。


「ちっ!」

「むぅ……!」


 二人は咄嗟に武器を振るって迫りくる棘を斬り払う。優れた反応だがそれによって攻勢が止まってしまい守勢に回らされてしまう。道三は次々と身体から無尽蔵に棘を生やして攻撃してくる。紅牙と雫は忽ちの内に防戦一方となってしまう。いや、このままではそれもすぐに限界を迎えるだろう。


『ナキサワメの涙身!』


 そこに伽倻からの援護が飛ぶ。彼女が薙ぎ払った弓から飛び散った水滴が、床に落ちるや否や大きく広がって、そこから何体もの水の乙女人形達が出現する。現れた水人形たちは脚を全く動かさずに、足元の水たまりごと滑るような奇怪な移動方法で道三に殺到していく。


『ふは! そのような見掛け倒しの技など儂には通用せんぞ!』


 道三は体中から伸びた蔦が、まるで鞭のように撓って縦横無尽に振り回される。道三の身体の動きに合わせて撓る無数の鞭は、殺到する水人形達を一撃で爆ぜ割っていく。水人形も数を頼みに道三に対して水弾を飛ばしたり、自身の腕を水の刃や鞭に変えて攻撃するが、その尽くが強固な蔦の身体によって弾かれて有効な打撃を与えられずに終わる。


 そうこうしている内に遂に全ての水人形が叩き割られて、形を失い溶けて無くなった。道三には傷ひとつ付いていない。勿論その間も紅牙と雫は必死になって武器を振るっていたが、道三の蔦攻撃の前に隙を見いだせず防戦を強いられ続けていた。


「く……不味いぞ、このままでは……!」


「なんて妖力……! 私の神祇が全く通じないなんて……」


 道三の力の前に追い詰められる雫と伽倻の顔に絶望の陰が差す。だが紅牙だけは……


「まだまだ! 勝負はこれからだよ!」


 むしろ増々発奮して刀を振り回し、襲い来る蔦の鞭を迎撃していく。普通なら雫達のように絶望していてもおかしくない所に、その決して諦めようとしない闘志に道三が不快げに唸る。


『愚かな。この上まだ抗いよるか。義龍といい貴様といい、負けると解っていて無駄に抵抗する輩が儂は一番嫌いなのだ』


「はっ! この程度でアタシを絶望させようなんざ100年早いよ! アタシは『飛騨の紅天狗』! アタシを屈服させたきゃこんなお遊びなんかじゃなく、本気・・で掛かってきな!」


『……! よくぞ抜かしたな、小娘風情が!』


 妖怪になってからは勿論、人間の時から女性にこのように挑発された経験など皆無であろう。道三の気配が明らかに変わる。雫達に対して蔦による攻撃を維持しながら、紅牙に向かってその腕の刃で直接襲いかかる道三。


「ぐ……!?」


『ふぁはは! ほれ、さっきまでの威勢はどうした小娘!?』


 凄まじい速度と威力の斬撃を辛うじて刀で受けるが、予想以上の衝撃に顔を歪める紅牙。その様子に道三は増々傘に来て追撃を仕掛ける。紅牙は反撃する余裕もなく一方的に追い詰められる。だが彼女はそれでも退こうとせず持ちこたえる。



「あいつ……明らかに勝ち目など無いのに何故あれ程……?」

   

 雫は決して諦めようとしない紅牙の姿に瞠目する。一方で伽倻には紅牙があそこまで高い戦意を維持している理由を何となく察していた。彼女は決して破れかぶれになっている訳では無い。あれは勝算・・があっての行動だ。


(その理由は恐らく……)


 伽倻は道三の蔦を必死に躱しながらも、後ろで急激に膨れ上がっていく『力』を感知していた。


『ノウマク・サンマンダ・ボダナン……』


 妙玖尼だ。彼女が真言を唱える毎にその身から発する『力』が増大していく。彼女は目を閉じて一心不乱に真言に集中しており、極めて無防備な状態だ。この状態で道三に襲われたら一溜まりもないはずだ。また彼女の様子に気づけば、何らかの法術を発動しようとしている事は明らかであり、敵に警戒されてしまう可能性が高い。


 紅牙の挑発や攻勢が、妙玖尼から敵の注意を逸らして自分に引き付けるためのものなのは間違いないだろう。であるなら伽倻達のやる事も同様だ。


「諦めかけてる場合じゃないでしょ!? あなたの美濃や義龍公に対する想いはそんなものなの!?」


 彼女は雫に発破を掛けつつ、道三の隙を突いて『ヒノカグツチの滅炎』を撃ち込む。神祇の力が効かない化け物だが、それでも僅かに奴の注意を分散させる効果はある。


「……っ! む……い、言われるまでもない! 少し様子見していただけだ!」


 他国の密偵である伽倻から発破を掛けられた雫はその浅黒い顔を赤くして、醜態を誤魔化すように猛然と斬り込む。


 とはいえ勿論道三は紅牙に攻撃しつつ雫達への牽制も並行しているので、彼女達がどれだけ発奮して攻勢を強めようが蔦の弾幕を破る事さえ出来ない。だがそれでも……




「ふぅ……! はぁ……! はぁっ!!」


 道三の敵意と猛攻を一手に引き受けている紅牙が、激しい疲労と消耗によって肩で大きく息を喘がせる。既に全身汗まみれで、露出甲冑から剥き出しの素肌が艶めかしくツヤを帯びていた。


『ふぁはは、大口を叩いておいてもう限界のようだな? お前は楽には殺さんぞ。じわじわと全身の体液を吸い尽くしてくれるわ。さぞや美味かろうなぁ?』


「くっ……」


 まるで歯が立たず追い詰められている現状に、さしもの紅牙も心が折れそうになる。


(尼さん、まだかい……!?)


 紅天狗砦の時もだいぶ時間が掛かった記憶がある。それだけ強力な法術という事なのだが、その間敵を引き付けておく方は堪ったものではない。道三の強さは想像以上で、これ以上は持ち堪えられそうになかった。弱気が頭をもたげ、思わず後ずさりし掛けるが……


『……!!』


 道三の体に伽倻が放った炎の矢が突き立つ。それは道三の『樹液』によってすぐに消し止められてしまったが、奴の注意を僅かに逸らす効果はあった。その隙を突いて道三の背後に迫る影……雫だ。


「ふっ!」


 背後から致命の一撃を狙うが、やはり道三の身体から発生する蔦の棘によって阻まれてしまう。雫は深追いせずに飛び退るが、常に道三の隙を窺うように短刀を構えたままだ。


「私も義龍様のため、ここで諦める訳にはいかん。何としても道三を討つぞ」


「あ、あんた……。はっ、やれば出来るじゃないのさ。じゃあもう一踏ん張りと行こうかい!」


 紅牙は一瞬唖然とするものの、すぐに口の端を吊り上げて再度の攻勢に移る。彼女もまた雫や伽倻の存在に発奮されていた。紅天狗砦の時と違って自分一人で敵を引き付けなくても、仲間・・と共に戦えばいいのだ。



『ええい、鬱陶しい雑魚どもが! いい加減にせんかっ!』


「「……っ!?」」


 だがその時、道三がそれまでとは異なる行動を取ってきた。何か屈んで力むような動作を取ったかと思うと、奴の身体から赤黒い煙のような物が噴射されたのだ。いや、それは煙というよりは噴霧・・とでも形容すべきものだった。


「な……!?」


 それまでのような蔦などの物理的な攻撃・・・・・・であれば対処できたであろうが、室内で放散される噴霧という代物に対しては如何に優れた戦士である紅牙や雫でも咄嗟には対処できなかった。


「……! いけない! 『イワナガヒメの長久!!』」


 やや後方にいた伽倻は辛うじて反応が間に合い、その見るからに剣呑な噴霧を見て咄嗟に防御用の神祇を発動させる。それは自身と紅牙たちを包み込むが、その直後に躱す間もなく赤黒い噴霧が彼女らを襲った。


「ぐ……がぁ……!!」


「か、身体、が……!」


 紅牙と雫が苦悶の表情で膝を着く。武器を放って喉を押さえて、激しくえずく。とても戦闘を継続できる様子ではない。


「こ、これは……毒!?」


 伽倻も口元を押さえて苦悶に顔を歪める。彼女が咄嗟に使った神祇は対象者の身体を保護し、まさにこうした毒物の類から身を守る効果を付与するものだ。だがそれを使ってなお毒の回りを完全に止める事が出来ず、こうして激しい侵害を引き起こしている。本来は吸った瞬間に死を免れない程の猛毒なのだ。


 だが即死は免れても、紅牙も雫もとてもまともに動ける状態ではない。勿論伽倻もだ。そして当然そんな絶好の機会を逃す道三ではない。


『くはは……無駄にしぶとく抵抗して儂を煩わせおって。これで殺すと養分としては使えなくなる故、出来れば使わずに済ませたかったがな。小賢しい手妻で即死は免れたようだが、どのみち寿命が僅かに伸びただけだ。今すぐ楽にしてやろうぞ』


「くっ……」


「ち、くしょ……」


 苦しげに呻くだけで立てない紅牙達。伽倻も似たようなものだ。一瞬にして抵抗力を奪われてしまった。このままでは道三の言う通り僅かに寿命が伸びただけだ。道三が容赦なく倒れた女達に向かって腕の刃を振り上げた。だが……その手が振り下ろされる事は無かった。



『……何だ、この不快な感覚は? ……っ!! 貴様……貴様の仕業か?』



 道三が違和感を覚えたように周囲に注意を向ける。そして……ようやくソレ・・に気づいた。一心不乱に真言を唱え続ける妙玖尼の姿に。


 極めて無防備な状態。攻撃されたら一溜まりもなかっただろう。今まで彼女への注意を逸らし続けていたのは、ひとえに紅牙達の尽力の賜物に他ならない。そしてそれは今この時、確実に功を奏した。


『小癪な。今すぐ殺――』


『――オン・マリシエイ・ソワカ!!』


 ある意味で妙玖尼の持つ最強の法術『浄天常地』。発動には長い時間と大きな隙が必要だが、仲間たちの尽力によってついに今、発動の時を迎えた!



 妙玖尼は目をカッと見開いて、弥勒を道三に向けて突き出す。道三の周囲に光の輪のような物が出現し、そこから立ち上った光が道三を包み込む。


『ぬがっ!? な、何だ、この力、は!? 儂の瘴気が……消えていく!?』


 道三が初めて驚愕と動揺に声を震わせて、苦悶の叫びを上げる。奴は自身が『瘴気溜まり』のような存在と化しているらしい。ならばまさにその『瘴気溜まり』を浄化するための法術である『浄天常地』は、道三にとっては猛毒・・のような物だ。


 紅牙たちを毒で殺そうとした道三は、皮肉にも自身が猛毒に等しい法術を受ける羽目になったのだ。


『ヌゥぅぅぅぅ!! 儂は……まだ、こんな所では終わらんぞぉ!! この力で美濃を……そしていずれは日の本をぉぉ……!』


 だが驚くべき事に妙玖尼の『浄天常地』を受けながらも尚、怨嗟の呻きを上げて妙玖尼に肉薄しようとする道三。恐るべきはその執念か。だが……



「人の世に仇なす怪異よ……この世から永遠に、消え果てなさいっ!!」



『お、おお!? うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!』


 妙玖尼が弥勒にさらなる法力を込めると、遂に耐えきれなくなった道三が完全に光に包まれて見えなくなり、その中から聞くに堪えない断末魔だけが響いてくる。そして道三を包み込んだ光の柱はどんんどん小さくなり、やがて完全に消滅した。……中に囚われた道三ごと。


 義龍の父であり、前美濃国主であり、周辺諸侯から恐れられた『美濃の蝮』斎藤道三の最後であった。

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