第17話 ジェンダー・ユーモア

第17話 ジェンダー・ユーモア

GENDER HUMOR

オネエ、オカマって広い世代に人気がある。

家内は深夜食堂の名物オネエ小寿々さんのことが大好きだし

ミッツマングローブ、ギャランティーク和恵、メイリー・ムーが

結成した星屑スキャットのLIVEは

足しげく通う程の大のオネエ好き。

オカマは高学歴で、話術に長けていて、明るくて、パワフルで

辛い時期(特に思春期)もあっただろうに、

V字回復して社会貢献している感じが好感を持てる。

冒頭に登場させた小寿々さんの真似が僕は得意で

美寿々さんになったり、虚寿々さんになったり

コスズ、ミスズ、キョスズのバリエーションは

演じる此方も愉快な気分になって来る。

まさにGENDER HUMOR

原始、オネエは太陽だったby中森明菜


闇の思春期、性の目覚め、異性への転換期。

誰にも言えない秘密。

初めて口紅を引いた、あのトキメキ!

本当のオネエの気持ちは解らない。

それでも、スプーン1杯分の女性ホルモンと

微かに宿る内なる母性が、

彼女たちのパルスを受信しようと躍起になる。


同級生でオネエになった子は居ないと思うが

職場に底抜けに明るいオバチャンみたいな男児は居た。

一番に輝くと言う名前を持っていたが

僕は敬意を表してKAZUCOと呼んでいた。

KAZUCOは初めて壁ドンを喰らわして来た同性だった。

Facebookもいつからか閉じ

音信不通になってしまった、伝説のオネエ。

次回、逢う時はスニーカーからハイヒールに

なっているのだろうか?

現行の詳細は一切判らない。そう言う所も彼女(?)の魅力だ。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る