修羅Bar
左端からカウンターに横並びに並んだ若い女、小洒落た男、清楚な女、年配の男。その向こうにバーテンダー。
どうやら絵を描くことを生業にしているらしい小洒落た男は若い女に創作論などを延々と語り聞かせている。
宗教家らしき年配の男は清楚な女に精神の在り方などを説いている。
二組の男女の間でにこやかに談笑しているバーテンダーを見て、大胆というかなんというか、危険な綱渡りをするものだ、と半ば感心する。
私は奥のソファでジントニックに添えられたスモークナッツを噛りながら、ここで色々ぶっちゃけたら、面白いことになるのだろうな……と考えていた。
若い女はバーテンダーの恋人で、清楚な女はバーテンダーの妻だからだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます