真夜中のチキンラーメン 🐣

真夜中のチキンラーメン 🐣

　受験生のころ、母がよく夜食に用意してくれたっけね～、インスタントラーメン。

　そんなことを、うつらうつら考えているのは、草木も眠る丑三つ時のヨウコさん。

　ひとり暮らしの食生活は気まま……といっても朝食はカフェのモーニング、ランチは家のあり合わせと決まっているのですが、夕食時間はまちまちで、昨日は十六時。

　はい、そうなんです、午後四時に夕食を食べて歯を磨くと、翌朝までなにもお腹に入れないので、当然ながら、ときどき真夜中に猛烈な空腹を覚えるわけです。（笑）

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　で、そういうとき頭に浮かぶのは、たいていホッカホカのインスタントラーメン。

　だからといって、そんな時刻にお湯を沸かしたりはもちろんしないのですが……。

　仕方なく、妄想を膨らませます。明日はさっそくスーパーへ行き、五食で一パックの廉価なチキンラーメンと彩りのいい青菜＆温泉卵を買って来て、すぐに食べよう。

　――青菜のせチキンラーメン冬の卓　🐥🥦🧄🍜

　ついでに川柳もどきの俳句を詠んだりして気を紛らわせ、それでも寝付けないときはテレビの録画からすでに何回も観ている『相棒』を選択するのが、夜ふけの一景。

　あ、そうそう付言すれば、ヨウコさんが好むインスタント麺はもうひとつあって、その名もススキノ一番みそラーメン（笑）というのですが、鍋を用意するのが面倒。

　それにチキンラーメンならではのあの燻製っぽい香ばしさ……どなたのアイディアか存じませんけど、ときどき、無性に食べたくなるんですよね～、どういうわけか。

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　つらつら、ぼやいているうちに、気づけばカレンダーは早や十一月に突入ですね。

　足音を忍ばせて近づく極寒の季節には、ことに夜ふけの誘惑に打ち勝たねば。💪