作者っつてもただの趣味ですけどね
「作者…………って、私のこと……?」
「まぁ実験もしてみてー、結果はわたしたちの予想通り。
「そんな、結果ってどういう………」
こと、と
静かな森の中。
私に襲いかかる怪物。
『いやっ………!』
顔を背ける私。
そして、次の瞬間には――――――
「もしかして、昼間の………?」
「お気付きになりましたー?あのモンスターは、わたしが用意したんですー」
「は?」
え?用意した?なにそれ??
思わず変な声が出る。いやだって仕方ないじゃん。あんな怖かったヤツを、クレアさんが?
「貴女が本当に『創造者』ならばー、身を守ろうと何らかの力が働くはず。そう考えたんですが、結果は想像以上でしたー」
「じゃあ、あのモンスターは」
「はい。貴女が消しました」
その言葉に、息を飲む。
いなくなったのでも、移動したのでもなかった。
あれは『消えた』んだ。私が『嫌だ』と言ったから。
「書いた文章を、消しゴムで消すように。その部分だけ選択して、カットするように。あのモンスターは、貴女が無かったことにしたんですー」
「で、でも、私のスキルは【
「お分かりになりませんかー?
………そんな。
『メインスキル:【
あの時見た結果はウソだった、ってこと?
「貴女の、真のスキルをお見せしましょう」
そう言って、クレアさんはスッと私に手をかざす。
音もなく、『鑑定晶』によく似た画面が現れた。
「スキル……【
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます