第二章 波乱の学園生活
第一章までの登場人物
本編の主人公。
元は普通の中学生だったが、魔剣士に転生したことで魔術師見習いとなり、魔術師の世界に足を踏み入れる。
剣道部の元主将で剣の腕前は抜群なものの、魔術の才能は皆無。
直情的な熱血漢で、考えるより先に身体が動くタイプ。困っている人は見過ごせない。
蓮華のことはとても大切に考えており、守りたいと思っているが、その理由は果たして友情かそれとも……?
魔剣の銘は<
刀身に魔力を注ぎ込むことで何十倍にも増幅して、巨大な斬撃として放出することが可能。高層ビルくらいなら余裕で真っ二つにする。
ジュリアスとの戦闘後、もっと強くなりたいという気持ちを抱き、
本作のメインヒロイン。
切臣の幼なじみで、魔術の名門たる竜宮寺家の跡取り娘。
プラチナブロンドのポニーテールと、エメラルドグリーンの瞳が特徴的な愛らしい顔立ちの美少女。
どんな魔術でも平均以上に使いこなせるが、その中でも特に雷撃魔術が得意。
一見すると天真爛漫な元気っ子であるものの、根っこの部分は冷めたところがある。
五年前に母を亡くしており、天涯孤独となったところを竜宮寺家に養子として引き取られた。
当時は魔術師になるつもりは無く、毎日を泣いて過ごしていたが、いつも隣で慰めてくれた切臣のお陰で立ち直り、彼だけを守る魔術師になる決意を固めた。
切臣のことは異性として強く意識していて、ちょっとヤバい感じの異常な執着心を抱いている。
ただしそのことは本人の前ではおくびにも出さない。
竜宮寺家の分家筋の一つである木津家の出身で、蓮華の侍従を勤めているウサミミメイド。
見た目は小学生そのものだが切臣たちと同い年。
表情筋が乏しく大体いつも無表情。毒舌。
魔術師としての実力はかなり高く、戦闘能力は蓮華より数段上。
『トリガーハッピー』という六丁拳銃を自在に操作する術式を愛用する。
蓮華を敬愛する半面、切臣には辛く当たる。しかし何だかんだで認めてはいる模様。
竜宮寺家の現当主にして蓮華の義理の祖父。
グラサンが似合うロマンスグレー。
日本にたった八人しかいない最上位の
蓮華と同じく雷撃魔術を得意とするがその技量は段違い。
五年前、母を亡くした蓮華を引き取り、竜宮寺家の跡取りに据えた張本人。
切臣を竜宮寺一門の魔術師見習いとして迎え入れ、彼の魔剣士の力を鍛える。
現在の魔界において最も強大な力を有する十三体の魔族・『十三貴族』のうちの一体。
あらゆるアンデッドを支配下に置くという死者たちの王で、病的に白い髪の毛と顔のツギハギ跡が特徴的な少年の姿をしている。非常に好戦的な性格。
魔界でただ一人の『魔王』となるべく、更なる力を求めて魔剣の欠片を狙っていたが、期せずして切臣に横取りされる。
よって標的を切臣に変更し、彼を喰らうべく襲撃をかけたものの、予想外の反撃を食らい撤退。
切臣と蓮華を標的として明確に定め、必ず自身の手で殺すことを決意した。
ラヴィ
ジュリアスの従者である謎の女性。
くだけた喋り方をするふざけた性格の持ち主で、主であるジュリアスにもかなりフランクに接する。
空間転移や監視ゴーレムの作成、消滅しかけたアンデッドの修復など、様々な事柄を幅広くこなせる器用さの持ち主。
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