第14話バス

藤田が、バスから降りると水原のビンタが飛んで来た。


その手を押さえて僕は「どうした?」と聞いた。


「藤田孝之の浮気性!」と水原に言われた。


「悪い噂だよ。」と諌めた。

「だってこんな気持ちになるの初めてなんだもん。」


「君のお兄さんのファンだった子だよ。」


「え?そうなの?」


水原に、合宿で知り合った女の子の話をした。


水原は、泣いていた。


「そうやって覚えてくれてれるのは嬉しいです。」


さっきはごめんなさいと水原は言った。


「別に良いよ。てか水原が嫉妬するの初めてみた。」


「わたしもロボットではないですから。でも、眠いたぶんその子、藤田君を好きになったな。」


「全国で待ってると言われたよ。」


「お互い来年が勝負ですね。」


「うん、何だか眠い。」


朝になると水原が下着姿で隣で部室に寝ていた。


「え?俺やっちゃった?」


「何もしてしてません。」


「良かった。」


藤田君って寝顔可愛いですねと言って水原はジャージに着替えた。


油断大敵だなと藤田は思ったが下着姿見れてラッキーとも思った。




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