雨の日の私、晴れの日の私、そして嵐の日の私

星の‪りの

お天気に、ふと思うのです。

 なんか退屈だなぁ、暇だなぁ、いい事ないかなぁ、なんて日が本当はとてもいい日だったりする。



 空は曇り。晴れの日は外に出ても出なくても気分がいいのに。曇り空は苦手。でも、雨は嫌いじゃないから不思議。傘に落ちる雨粒の音もまた面白かったりする。土砂降りなら、傘が歪みそうになるほどの風は嫌いだけど、真っ直ぐに振る雨は嫌じゃない。


 何故だろう。私はあまりお天気に文句を言ったことがない。与えられるまま、置かれるまま、それが当たり前だと思って過ごしてきたからだ。



 自然界の当たり前が、災害を起こす時はもちろん怖い。人間は自然界の元では無力だと感じる。


 窓の外を優雅に遊び飛ぶ小鳥たち。昨日の土砂降りにはどこで雨宿りしていたのか。見ているだけでも楽しそうに、じゃれ合いながら飛んでいく二羽。雨上がりの平和な光景。



 そうだ、なにかすることがあった気がする。思い立って起き上がった途端に、膝をベッドの縁にぶつけた。お話のネタ探し。他愛のないことをノートにメモしていく。日常生活の中にこそドラマが生まれる、なんてよく言ったものだ。




 お話を考える時、私はまず終わりのハッピーエンドから始める。誰もが間違いなく望む終わり方。昔も今もそれは黄金の法則だ。もちろん悲劇や恐怖、怒りや悔しさで終わるお話も面白い。でも、自分が体験するなら、やっぱりハッピーエンドがいいな。


 お話は人生と同じだから。バッドエンドよりもハッピーエンドがいい。

 そのつもりで、私の分身、大切なキャラクターたちを描いている。



 今日は曇り空。ベッドの上から見る天気はどこかどんよりしてるけれど、それもまた新鮮。いつも見ていた角度とは違うから。

 頭の真上に青空が広がったら、またこういうんだろうなぁ。

 あー、退屈だ。なんにもない日だなぁ。でも幸せだなぁ。(*˘︶˘*).。.:*♡




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