第2話松戸のグループホームへ

最初の管理者はヨシオカさんだったが体調を崩してすぐに辞めてしまって、その後任として来たのがエミさんだった。


エミさんは、当時37歳。3人の子供を持つシングルマザーで、ものすごい美人でもあった。そして、底抜けに明るい性格の持ち主。


45歳のサービス管理者のノリコさんとエミさんとのコンビが楽しくて、本当に松戸に来て良かったと思っていた。世話人さんたちもみんな感じが良くて、入居者もそこまでおかしな人はいなかった。


京アニ放火殺人犯にはシンパシーを感じていた。シンパシーでおかしければ同情である。誰かの不幸に知らん顔をしていた、自分のその加害性について償いと謝罪をしたかった。

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