ぼくはげきおこぷんぷんまる、わたしはげきわらにこにこまる

自称小説家

第1話 プンプンまるくんとニコニコまるちゃん

ぼくは、げきおこプンプンまる。 わたしは、げきわらニコニコまる



ここは、みんなが集まる小さな公園


おや、むこうからなにやらぶつぶつもんくをいいながらやってくるおとこのこがいま

す。


「おいらはげきおこプンプンまるだ。いつもなにかにおこっている。

きょうもあさからおもちゃのことでママからしかられた。

だから、あさからげきおこプンプンまるだ。

あとでおもちゃはかたづようとおもったのに」


するとどこからかジュースのカンがプンプンまるくんのそばにとんできました。


「あぶないな、カンをなげるな」


カンはプンプンまるくんにあたりそうになり、かおをまっかにしたプンプンまるくんは、ちょうげきおこプンプンまるくんになりカンをけって、もんくをいいながらがっこうにいきました。


すこしはなれたベンチにいたのは、ニコニコがおのおんなのこ。


「わたしは、げきわらにこにこまる。

きょうはあさからこうえんのごみひろい。

たくさんおちてたごみをきれいにひろったの。

するととってもきれいになってとおりすぎるみんなにありがとうっていわれたの。

とってもうれしかったわ」


するとニコニコまるちゃんは、ちょうげきわらニコニコまるちゃんになって、どこからかとんできたカンをまたひろってコミばこにいれると、スキップをしながら、がっこうへいきました。


そしてがっこうについたプンプンまるくん。

いちばんできょうしつについたけど、カーテンがしまっていてとてもくらい。


「くらいな。

カーテンなんかしめるからあさになったらくらいまんまなんだ」

そういってプンプンしながら、でていきました。


つぎにきょうしつにやってきたのがニコニコまるちゃん。


「なんだかくらいね。

そうだカーテンあけよう」


そういうとひとりでカーテンをあけはじめました。

あかるくなって、とてもあさのひかりがきもちよい。


やすみじかん、いつもプンプンしているプンプンまるくん。

だれもあそんでくれなくてひとりぼっち。


「なんで、だあれもあそんでくれないんだ」


やすみじかん、いつもえがおのニコニコまるちゃん。

まわりはたくさんのともだちでいっぱい。


ニコニコまるちゃんはひとりぼっちのプンプンまるくんに、はなしかけました。


「ねえ、いっしょにあそばない?」


それをきいたプンプンまるくん。

いつのまにか、かおがニコニコになって、みんなといっしょにあそびました。


プンプンまるくんはニコニコまるちゃんにこういいました。


「さそってくれてありがとう」


するとニコニコまるちゃんは、プンプンまるくんに、こういいました。


「わらったおかおがとてもすてきよ」


プンプンまるくんはにどと、おこったおかおをしませんでした。



おしまい

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ぼくはげきおこぷんぷんまる、わたしはげきわらにこにこまる 自称小説家 @katuyakunn

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