泣く事をわすれた私

ハナミ

第1話棘

細かく刺さった棘

痛い?

うーん

最初はね痛かった

だけど

日常生活の一部になって

気がついたら

胃に貫通して

胃が穴だらけ

不思議

私傷ついていたんだ

日々

何も感じなくなる

私の細胞

ふとね

あ、私は下僕じゃないと

都合のいい人間でも

そして

生きている感覚や

感情が

氷ついていく

最初は

怒りがあったのかな?

と思っていたら

違った

なんだと思う?

人を大切にする気持ちを伝えたかったけど

つたわらない

お金じゃない

必要な額は働けばいい

と思っているし

そこに

結びつくのが不思議

そして

どう思われてもいいなって

別に

みんなに好かれるなんて

無理だし

それは仕方ない

みんな違うから

欲しいものは

自力で手に入れる

知ってる?

今は幸せなんだよね

道がひらけてくる

無駄な時間はないし

今の私はステキな生活をしている

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

泣く事をわすれた私 ハナミ @muneta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ