第15話 「印度戦線」

ドイツ国軍司令部

我が軍は6月19日に印度に対して宣戦布告致します。

「この進攻で」我が盟友「イラクのアーディル・アブドゥル」が機甲師団と兵力20万の部隊を派兵致します。


なお、印度作戦を実行するにあたって、あらゆる角度からの情報分析の結果

「今後」の戦略を次のように決定いたしました。

1、地中海のマルタ島と日本艦隊の壊滅と占領

2、英国の降伏

3、トブルクの攻略

4、我が軍とイラクの印度攻略

5、スターリンの立てこもる、ウラル山脈を攻略を可及的速やかに行います。

以上で、「かく戦域に展開している兵力を印度に集結ささせます。

以上の5項目を満たすことで攻撃ルートが完成致します。


質問をよいかね参謀長⁉

「ハッ」総統閣下!!

英国を北と東からの攻撃が必要と思うが、どうかね⁉

御推察のとおりです

現在独空軍と海軍がその指揮にあたっていますのでご安心ください

「うむ」

後は

英国本土及び印度大陸の攻略が必須項目であります。


総統閣下、既に英国本土とトブルクの攻略は閣下の指揮のもと陥落寸前でありますが。

フランス軍の士気が鈍っているかと思われます。

うむ、確かにそうだ。

フランス軍の司令官に伝えよ、侵攻を早めろとな。

「ハッ」

あとは問題はウラル山脈戦線しだいかと。

「うむ」

最近ハンス・クレープス参謀長の進撃速度が鈍ってるのではないか。

「ハッ」

ウラルでは、悪天候のため補給に若干の問題がありまして・・・

ぬかるんだ土地のため上手く補給が出来ません。

「分かった」そこは考えておく

わが最強の機甲師団でソ連軍を叩き潰しウラル山脈を占領せよ

「ハイルヒトラー」


再び時系列は進む


イランとパキスタンを占領した独・イラク枢軸国はインドに宣戦布告

オイゲン・ケーニヒ中将率いる装甲軍団が破竹の勢いで進軍



英日交戦部隊は田邉司令官のもと、枢軸国軍に対しての空爆を行っていた。

敵は本格的な攻勢出てきました。

状況を説明して貰おうか。

イラク機甲師団連隊と二個師団が独軍の支援を受けてガンガナルガのインド防衛軍に圧力をかけてます

さらに、北部では独軍一個師団が、英国軍司令部を攻撃しつつ突破を狙っています

あと気になるのは独空軍です。

「うむぅ」

全戦線に渡り枢軸国の攻勢が強まっており。


おかげで第一防衛ラインは全滅に等しいかと思われます

あと敵の包囲で、撤退をも余儀なくされております。

我々の予想外の展開だな・・・・

手を打たないと、ここも危なくなるな・・・


撤退準備にかかりますか⁉

「うむ」

準備はするが、もう少し様子を見てからでも遅くはないな。

「分かりました」


「しかし、敵の兵力は110万」我が連合軍は56万だ。

守るのに手一杯だな・・・

「はい」

「田邊司令官」

どうしたのだ⁉

「ハッ」

「先程」大本営より電文があり・・

「先日」新型の戦車230両と新造艦が完成し、地中海に向かう艦隊に預けたそうです

おおっ⁉ それはありがたい。


それと、新造艦の名前は「超弩級戦艦アマテラス」

その司令官は、我が国初の女性だそうです。

「なんと」、彼女が遂に艦隊司令官に任命されたのか

司令官はその女性を知っているのですか⁉

「ああ」

彼女は、我が海軍初の女性で性格はおてんば娘だが「その才知計り知れないな」

それ程なのですか⁉

会ってみたらわかるぞ(笑)


参謀は苦笑いをしながら、心の中では会いたくないと、思っていた・・・

田邊は自分の後輩である彼女が司令官に任命された事を、心の中で喜んでいた

「アマテラス」か、彼女の為にある名前だな・・・・


「その頃」

英司令部

第30師団は壊滅した、中隊との合流する

了解。


第68部隊・・敵装甲軍団が接近中・・空軍の支援攻撃を・・・

68連隊こちらも独空軍による攻撃でそちらに支援出来る機はないのだ。

何とかくいとめろ・・

空軍の支援なしでは絶望なり

済まない・・本当に送れないのだ・・・・

「了解・・・」

これによりガンガナルガは陥落し英軍の大半は捕虜となったのである。


英軍の指令部を占領せり、本国への報告せよ。

ハッ!!




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