【恋の短文シリーズ】夜な夜な変身ヒロインコス着た、好色愛人【全身性感】アナテラスと名乗る変人が部屋に忍び込んで誘惑テレパシーにツッコミを続けるが…もう(夜)遅い(からやめてくれ)
俺の夏休み 8月14日 タツが変身ヒロインを捕まえたので飼って良いか聞いてきた…①
俺の夏休み 8月14日 タツが変身ヒロインを捕まえたので飼って良いか聞いてきた…①
『苦手なものを克服しようかなと思って…虫は怖いから、まずはこいつ等、変身ヒロイン?から慣れたいと思う。ヒロ、一緒に様子を見てくれないか?』
変身ヒロイン?
タツが…同い年ぐらいの女の子を攫ってきた…コイツの脳味噌はどうなっているのか?
肩に荒縄でグルグル巻に縛られた何か魔法少女っぽい感じのコスプレした女の子?を担いで、夕方頃にタツが家にやってきた。
「お前…それ…ただの犯罪だぞ?」
タツが驚いた顔をしている…いや、それ俺の方だから。
「だって…一般人はこんな格好しないし…変身もしないだろ?…それに何か眼の前で変身したから…」
「したから?」
「変身が終わるタイミングで顎に掌打入れて…気絶させた…」
おおう…ジャストタイミングでヒット…
「いやいや、ヒロ、聞いてほしい。変身というのは…蝉の脱皮みたいなもんだろ?人間は脱皮しないし…」
脱皮と申されたか?
確かに最近、ネコが変な格好にいきなりなったりしてたな…
それによく聞き流していたが、タツの話を思い出すと、最近良く分からん変な格好をした奴が変身していきなり襲ってくるとか言っていたが…
しかし、この人はどう見ても人だろ?
それでも…襲ってくるから良いのかなぁ…正当防衛?
「それにヒロだって…何でヒロに相談したかって言うと、ヒロは昆虫だけじゃない、変態眼鏡を飼ってるじゃないか?オレだって色々採集したい。夏休みだから」
「はぁ?変態眼鏡を飼ってる?何虫?」
人間を?いや俺は飼ってないが?
ガシャンッ お?
俺の手に鎖の付いた手錠みたいなものがかかった。
その鎖を辿っていくと…首輪を付けた変身後のイクエちゃんが…鎖はイクエちゃんの股を通って首の後ろ側に繋がっている。
何故か四次元殺法コンビやベガの様に腕を組んで胸を張りドヤ顔のイクエちゃんことアマテラス?だっけ?
「そうね、このAUR(アマテラスアルティメットレア)のイクエ★5アマテラスはネタキュンの『ガシャ』ホァ♥鎖が股に♥イグッ!♥」
俺が鎖を取ろうと手を少し上げたらアマテラスの股に鎖が喰い込んだ…
タツのせいでまた変なのが始まったじゃないか…
「俺はイクエちゃんを飼った記憶はない。タツ、とりあえずその人を…開放してあげ…」
「ヒロはいつもそうだ!バーコードのゲームの時も!CDからモンスター出すゲームの時も!自分だけ強そうなの作って飼ってさ!オレに勝って…『もうやめようぜ、飽きた』って勝ち逃げするんだ!」
いや、逃げたんじゃなくてお前がちゃんとしたの召喚しないから…弱いのが強くなるとか理由の分からない理屈でやるから…
「この変身ヒロインでHKM(変態糞眼鏡)のクソ眼鏡に勝ってやる!」
はぁ…
「だ、そうですがイクエちゃんはどうすんの?」
イクエちゃんを見ると何か汁が滴り落ちたやたら股周りと胸だけやたら装甲の薄そうな変態ヒロインが、がに股で鎖の上で、腰を前後に動かしながら言った。
「オッホ♥そんなクソレア変身ヒロインじゃイグッ♥エッ♥にらかてないら♥」
何言ってんのかな分からないし、俺もお前で勝てる気がしないが…
「グッ♥ウッ♥…冗談はさておき…カード説明…自己紹介と能力の紹介ね」
アイマスクがカッと光り、壁にダラダラ文章が出てきたものを読み上げる。
――虹翼天刄【全能感応】アマテラス――
吉川幾重とアマデウスが融合した異能の頂点
世界の五本指に入る最強権能の一角である。
虹翼天刄とは吉川幾重の持つ権能。
7つの異能を7乗し掛け合わす、それ故ほぼ全ての異能を再現可能。
その力で繰り出す天網七支刀で【光闇音火水土】の属性攻撃と、鎌形の勾玉によって精神を刈り取る。
以前までは異能が全て発動するのに7分を要し、発動してから3分間【全能感応】という感覚と身体能力が本人の限界に合わせて10〜100倍に上昇していたが、現在はネタ糞効果で7秒で発動、30分持続する。そして神獣鏡を不要として「長いっ!変態エロメガネはエロいだけで良いだろうが!」
俺の手札、変身ヒロインの。
「じゃあ続いてオレの変身ヒロイン…アレ?」
さっきから縛られて宙にぶら下げられているが一向に反応しない。
でも息はしてるみたいだけど…
「意識はあるわねぇ?この子のデータと意識戻ってからの心のログでも覗き見ましょうか?」
――変身ヒロイン…レッド・ウィステリア――
本名…
秘密組織…レヴァナントのエージェント
本人は変身ヒロインとして活躍しているが、レヴァナントの存在を知らない。
能力は花を刃物に変えて戦う。
『わ、私何でここにいるの!?確か…明らかにおかしな動きをしているガタイのデカ女をつけていたらいきなり振り返って…攫われた!?』
まぁ…そうなるわな。気持ち的に…
『で、で、で、聞こえたのがアマテラス…日本最大の悪の組織の首領と聞いているけど…このデカ女と敵対しているの?だとすると…えーっと…』
「んー…この女は…赤藤で?赤でレッド?藤でウィステリア?プッ(笑)能力もザコーい(笑)藤原さんの弱ーぃ(笑)」
イクエちゃんはステータスらしきものを見て吹き出し、悪の首領と言われた時にニチャアっと悪そうな顔をした…アイマスクしてるから口だけだけど。
そしてタツはイクエちゃんに笑われ、『デカ女』と流れた時にキッと鷹のような目をした…
「クソ…この変身ヒロインを強化する!まだステータスの【忠誠】か一桁だからだ、贈り物によって爆上げする!」
「確かにこのアマテラス、ネタキュンシュへの【忠誠】は100という数字じゃあ出せないわね、フフン」
何言ってんのかなぁと思ったらタツが目にも止まらぬ速度で浣腸した。
贈り物は浣腸か、この人は馬鹿なのか。
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