【恋の短文シリーズ】夜な夜な変身ヒロインコス着た、好色愛人【全身性感】アナテラスと名乗る変人が部屋に忍び込んで誘惑テレパシーにツッコミを続けるが…もう(夜)遅い(からやめてくれ)
俺の夏休み 8月4日(覚醒) 俺を何と勘違いしているのか問いたい
俺の夏休み 8月4日(覚醒) 俺を何と勘違いしているのか問いたい
うーん、うるさい…
――――ウッ!クゥッ!♥ハグウゥッ♥き、効かない!?権能が、出ない!?イクエに戻っちゃうぅぅ!あ、あう…もう…力が…こ、こんなの…勝てる訳無い…いや!やめて!♥わら!わらひが壊れちやヒィィィぃッッ!!♥ネ、ネタク素が逆流する!?♥ギャアアアっっ!!♥―――
俺は夏休みとはいえ…23時には布団に入る。
そして夜中の0時…大体これぐらいの時間からアナテラスという変態が脳内に侵入してくる。
俺はまぁ一般の高校生だから…普段は朝少し走ったりしてるから7時には起きる…なのに…
―――わっ分かったわ!♥忠誠を誓うわ…わ、私の負けよ♥…え?敬語?ハヒィっ!♥やめれ!ヤメレくださひ!?♥もうしやわけありゃしぇんてゅた!♥ちゅうせいをちきゃわしぇていだぢましゅうぅ!♥♥♥―――
寝なければ映像は出ず、音声のみ。
ただ、やられてる事は、枕元で親が入眠の為にエロ小説の読み聞かせるみたいな感じ。
つまり眠たい人間には超迷惑だ。
そしてそのまま寝ると、今度は映像付きで訳の分からないエロ妄想を見せつけられる。
しかも大体エロい事をする側になり、朝方、異常に疲れるんだ…だから追い出してから寝なければいけない。
どうやって追い出すか考えているとベットの下から声がした。今度は本体が喋りだした。
いつも夜中になると俺の部屋の何処かにいる本体。アナテラスと俺には名乗り、周りをからはアマテラスと言われ、俺の知る限りイクエちゃんというクラスメイトだ。
「ネタキュン…ゴメンナサイ…アナタノナカノ…アクニ…チョーセンシタケド…ニクドレイ…ナッテシマッタ…」
「イクエちゃん、そのマスクしてベッド下から喋ると何言ってるか全然聞こえないから脳内の方で頼む。あと喋ると…」
ガチャ!ガラガラガラガラララララ!
「藤原警備です!不審者の気配がしました。室内を捜査しても宜しいでしょうか?」
「断る、入ってきたら不法侵入だ」
幼馴染の藤原龍虎、通称タツが藤原警備と名乗り、全身着圧タイツと、長靴とグローブ、水中メガネで窓から顔を出してきた。
幼馴染のタツはアナテラスを毛嫌いしている。
何やら浮気していると判断したらしい。付き合ってはいないのにNTRと騒ぐ。
頼んでもいないのに勝手に警備をしている。
それは良いんだが、それを理由に夜の警備と称して布団に入ろうとしてきたり何か企んでいる。
だから部屋に入れない。
「そこの…ベッドの下から怪しい気配がします、藤原センサーは世界一です。信じてください!それとも…もしかして…浮気ですか?…」
「あぁ、お前が入ってきたら浮気だな。俺はまだ
アイカと付き合ってるからな。」
「クッ!…アイカめ…分かりました。それでは窓からベッド下を監視してます。怪しい動きがあったら突入しますので…」
何が『クッ!』だ…既に彼女気取りのタツだ。いや、別に彼女気取りでもいいんだけど、こういう茶番に巻き込まれるのが嫌なんだよ…
「いや、監視しなくて良い、だから早く家にかえ『ガラガラガラガラ、ピシャ』話聞けよ…」
窓の外に腕を組んで仁王立ちした恵体の馬鹿が、鷹の様な鋭い目をして室内(ベッド下)を見ている。視線が気になって寝れる訳無い。
マジで俺はいつ寝れるんだよ…後、タツは少し前まで金のかかったぴっちり対魔忍スーツみたいなのを着ていたが、夏休み前に壊したらしく無いらしい。
だから今は変態魚市場の店員みたいな格好で立っている。
そして、仁王立ちしている奥に、隣に住んでいるNTRれた彼女のアイカの家が見える。なんかもう帰ったふりして夜出ていったり、友達の所に行ってるだかで殆ど家にいない。
その、つまりは…まぁ…俺にとっては今…何も良いことは…ない。
―――そんな事ありません。他の馬鹿や淫売と違い、私は
いえ、不可能です。何故なら何言ってるか分からんからです。
全身性感で世界に挑むって何?ポルノ業界?
新しい単語は増やさないで欲しい。何だよ、
―――敬語…いやですか…私はいいんですけど…ではいつも通りをお望みですね。ゴホン、それでね、ネタキュンの深層心理に住まうネタキュンこと
すぐ話割り込むのは…もういいや、それより、それ俺なの?記憶無いんだけど?それより俺が付けたんでしょ?それ取るよ、どうやったら取れる?取ったらもう来ないんだよね?
―――隷属の証を取る方法…それは…私の意志!♥―――
ハァッ?じゃあ自分で取ってくれよ…
―――いやっ!♥私の魂まで捧げたいから♥ネタキュンシュが私の名前を呼べばどんな所でも強制的に転移されるようにしたの、良いのよ…私が昼休みトイレで大してる時にいきなり教室に転移…―――
解決方法が先方次第と知って、一気に説得する気が無くなった…俺は仕方なく無視してスマホを見る…ネコからメールがきていたので見た。
『ヒロさん、こんばんは!最近タツが私の服のデザインをこんなものにしようとしています…どうすれば良いでしょうか?おかしいですよね?URL貼っときます』
相変わらずタツを呼び捨てだな…
クリックすると、正体すぐ分かるだろぐらいのサイズのアイマスクに、ハイネックのスケスケの白のスク水、太ももまであるブーツと二の腕まであるグローブ、首、手首、足首にリングが付けられそれぞれが鎖で繋がっている、穴という穴が色んな物で塞がれ大変な事に…変身ヒロイン大ピンチみたいな事が書いてあるページが出て来た…だからさぁ…皆、エロゲから離れろよ…じーっと見たがこれはないだろう。おかしいとかじゃなくて、ネコは何故、このページを送り付けて来た?
しかも脳内で変態がペラペラ喋るもんだから、そのヒロインの顔がイクエちゃんに見えて来た。
―――…するとね、私はネタキュンシュ無しでは生きて行けなく…え?何これ?凄い力が溢れる…あれ?変身が…え?髪色戻って…アヒッ!?♥コスチュームが変わってっ!?♥色んな物がっオフっ♥こりぇがっ♥ネタキュンシュモード!?♥イクエになっしまっでっイグッッッッ♥エッ♥イクエッノッ奉仕をッ期待されてッ♥…―――
また…何いってんだよ、この人は…もう日本語でもねぇよ…
ガシィッッ!!!
「ウオワァッ!?」
急にスマホ持っている腕を、何かビチャビチャになったグローブを付けている手に掴まれた。
グローブがベッド下から生えてきて俺の腕を掴んでいた。
そして先程見ていたエロヒロインと全く同じ格好した明らかにイクエちゃん(黒髪)がベッド下から最短距離で布団に入ってきた…ベトベトのビチャビチャで…
「ネタキュンシュ!♥コンにゃの我慢デキなンシュ!♥出たしゅいぶんがコスにシミシミしゅるんしゅ!♥うヒィ!アフッ!?♥アフッ!?♥アフッ♥♥」
「ちくしょう!安眠がぁっ!!ガボォっ!?(レロレロレロレロ)」
コイツラは揃いも揃って人の舌を抜かんばかりに吸引してくるし絡ましてくるし…何でこの強者系の人達はパワープレイばっかりなんだろう…
こんなパターンに慣れたくないが、タツのおかげで突然、布団に侵入し襲いかかってくる強者(防御力のみ)には慣れてしまっていた。
弱点が同じか知らんが下腹や胸等をまんべんなく責める。タツと同じ様に!
「オヒョォッ!♥オヒィッ♥ネタキャァァァッッッ!!!♥♥♥」
弱点同じだ!つまり馬鹿ばっかり!
ガラガラガラガラァァァァーッッッ!!!
「藤原警備だぁっ!めが~ね!逮捕する!ムムっ!?中にいるなぁきさまぁ!お縄だぁっ!ヒロぉ♥」
ドサクサに紛れてタツか入って来た…しかも真っ直ぐ布団の中に…ちくしょう…洗濯しなきゃ…
アナテラスを殴ってるとタツが寄ってくる、タツを蹴り飛ばそうとするとアナテラスが寄ってくる!
クソぅ…2人は…無理だぁ…俺はベッドから脱出を決意した!
「お前等覚えてろよっ!ちくしょう!俺の家!俺のベッドなのに!」
俺が布団から出るとドアまで転がった…すると2人は…それぞれ自由に動き出した…
「はあぁ♥ネタキュのマキュラをペロペロペロリンチョ♥はぁ~♥カクカクカクカクカク…」
凄い勢いで俺の長めの枕を犬のように、腰を高速に振りながらマウンティングし、さらに舐め回すアナテラス…
「クッ!ヒロ!どこに行った!?今助けるぞ!ヒロ、教えてくれ!何だ…尻が熱いっ!♥」
俺が昼履いていたジーパンを頭から被りパンツを物色しながら尻にコケシを入れ始めるタツ…
まさに俺の部屋は地獄の動物園(発情期雌の檻)とかした…
それぞれを隙だらけなので、腰掴んで窓の外に投げ飛ばす…
俺は悲しみにくれながら片付けをした。
そんな日が3日程続いた7日目の夜…とうとうストレスと睡眠不足が爆発した…
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