第4話 土下座とコラボ(お披露目)と婚姻届

~前回のあらすじ~

事務所行く→先輩に絡まれる→社長室にいる

母親の元に着く→母親に土下座されてた

→なんで?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「なんで土下座して…るの?母さん」


いきなりスライディング土下座を見せられて

困惑してる俺だけどほんとにどうしたんだろ…


「昨日の放送事故聞いてたわ…

私あなた達のこと全然考えてなかった…

たった20万を家に使って満足して…

二人に辛い思いさせて更に休日しか

帰ってこないでごめんなさい!」


怒ってる+恨まれてるとでも思っているの

だろうかこの母親

忙しいのは知ってるし別に悪いことでは

ないのに…むしろ僕達のために社長として

働いてくれてて俺の我が儘にも聞いてくれる

この人には感謝しかないのに…

まぁ確かに昔から妄想癖はあったけど忙しくなってから更に磨きがかかってるのかも…

だけどこれだけは言わなきゃ


「怒ってないし恨んでもないよ母さん

むしろありがとうとしか言えないよ?

俺達のために働いて休日になったら

帰ってきてくれるだけでも嬉しいよ

しかも俺の我が儘も聞いてくれたから」


「皐……ありがとう お母さん嬉しい…

それでね…これからは今の時代に沿って

在宅ワークにするの…そして私個人では

お金も250万家に使うことにしたの」


ほんと優しいな この人は…


「ありがとう 母さん 

だけど無理はしないでね?」


数年前倒れたことがあるから不安しかない…

でも嬉しいな 僕達のためにこんなことまで

してくれるんだから


「もちろんよ!!それで話は変わるけど

本題よ本題!」


そう言いながら立って椅子に座る母親

スイッチはやいなぁ……

そして解雇かぁ………さようなら

VTuber生…ありがとう…VTuber生活…

これじゃ同じか?


そう思ってたら後ろの扉が開いて


「遅くなりました!しゃちょー!!」


誰……この子…


「母さん…この子は誰ですか?うちのVTuber

……ですか?」


不安ながらも小学3年にしか見えない女の子を見ながら言うと母親が顎が外れたような

驚きの顔を見せると


「は?かれこれ何年かVTuberやってるわね…あなた…「うん かれこれやってるけど

ぜんっぜん分からない」え?ほんとに分からないの?嘘でしょ……」


と今さっきまですみませんでしたと言うような

顔が一瞬で驚き顔になって呆れ顔になる

これが顔面三変化なんですね。あと四面は

どこ?母親よ。とネタをしながらボーと

している間に隣にいる少女からボロクソ

言われてる……なになに?


「あなた私が分からないの!?後輩なのに!?

社長!!NO.1がこんなので大丈夫なんですかぁ!?私好きな人がこんな人で最高ですけど!あっヤバ素がでちゃった…

しゃちょーほんとに

大丈夫なんですかこの男の人で!!」


素が出てるとかボソッと言ったぞこれ

絶対闇が深いって……あとなんか言ってたぞ


「大丈夫よ美玲ちゃん!!お披露目もうまく

いくわよ!!うん!!」


「大丈夫なんですかね………」


お披露目かぁ……懐かしいなぁ……

流れがようやく分かったぞ

お披露目ということでゲストで

俺が出るんだな……

というかこの声は聞いたことあるなぁ……

あっ……あぁぁぁ!


「あっ思い出した!柳水星花怜だこの声!」


「わぁ!知ってた!よかったよぉ…(ボソッ

好きな人に覚えてもらってた💕嬉しい💕」


「よかった知ってたのね…人気一位が

知らなかったら危なかったわよこの馬鹿息子」


「いっだぁ………遠慮してよ母さん…

拳骨は痛いってぇ……」


「あなたが悪い」


四面でたよ怒り顔……あと三面~


「えっと美玲さんであってるよね「美玲ちゃんで」あっうん美玲ちゃんは僕でいいのかな?」


「最高です!」


「よかったよかった じゃあお披露目配信に

出させてもらうね」


「決まりね 後で2人に連絡するから

今日はもう帰っていいわよ あ…電話だから

離席するわね」


「はーい」


「はーい!了解です!………引き受けて

くれてありがとうございます!

それでこれ書いていただけますか?」


サイン用紙かな?書いてあげ………よ……


「ねぇ?これ婚姻届だけど?」


「そうですね!」


「これにサイン?」


「いえ!実名で書いていただければそれで!」


「いや書かないよ?ねぇ?書かないよ?

というか母さんどっか行ったからこれやってるんだよね…ねぇ…裏があるとは思ったけど

おかしくない?」


「おかしくないです!むしろ私的には

好きなお方と結婚できてハッピーです!」


「だとしても書かないからね!」


そう言い立ち上がってエレベーターに駆け込み下に降りる


「ちょっ待ってくださいよ皐さん!」


そう言われながらもエレベーターのドア

を閉じる……


ふぅ………どうしてこうなった?

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