第17話クソトーーク

栗原と千代田は準備されている、服を着てリビングに現れた。

「まっ、座りなさい。コーラでいい?」

「はい」

「はい」

「君ら、人ん家のお風呂場でもエッチするんだね。梢ちゃん、声漏れてたよ。僕が服を準備するとき、気付いたんだ」

2人の高校生は静かに皿に乗せられていく、

肉と野菜をモリモリ食べていく。

藤岡とあかねは、ハイボールを飲みながら、肉をつまんでいた。

「栗原くん、君は昨日まで薩摩示現流の使い手と聞いたが本当か?」

「はい。うちは先祖代々示現流の道場を開いています。示現流は、一太刀目を大事にします。一太刀目をかわすつわ者は少いそうで、逆に一太刀目を避けたら、勝負は分かりません。薩摩の刀はちょっと違う作りになってるんです」


パチパチパチパチ


「君が栗原新之丞だったと信じよう。さて、梢ちゃん、君の祖先は鉄火場の千代と呼ばれていたようだ」

梢は、箸を止めて、

「……鉄火場?なんですか?新一君分る?」

「当たり前だ。賭博場だ」

「……とばくじょう?何それ?」

「ロケット爆弾の発射場。都爆ロケットの発射場だ」

「新一君、頭いいんだね。藤岡さん、私の祖先は軍人ですか?」

「は?」

「君たち、頭悪いんじゃない?」

あかねがハイボール片手に、

「高校生なのに、鉄火場も知らないの?鉄火場は昔のキッチンよ!鉄のカマドを火で暖めて料理するから、鉄火場って言うの」

高校生2人の目はキラキラして、

「やっぱ、きれいなお姉さんには敵わないや。ズルいよ!美しくて、頭も言いなんて」

藤岡は泡盛をガブガブ飲んでいる。


そして、咳払いをした藤岡は、

「お前ら、全員バカか!あかねも相当な頭だな。偏差値40だろ?」

「すっげー、お姉さん偏差値が40もあるんだって!」

「新一君、偏差値30の僕たちの勉強いつか教えてもらおうよ」

「そんな、ことはどうでもいい。千代が鉄火場の千代と呼ばれてていたのは、これが原因だな」

しばらく、4人は焼き肉を楽しんだ。

新一はタバコを吸い、梢は作品に★レビュー

kayako

2時間前

kayakoさん


体重108kgの中年男のダイエットを読んでいる。


「君たち、まだ未成年じゃないか?」

「僕たち、夜間高校の学生です。僕は22で、梢が21です。だから、成人なんです」

「だから、私がお金を渡してタバコを買いに行ってもらったの。藤岡君途中で寝たから」


夜、めしはまた焼き肉に焼きそばだった。

20代の若者はガツガツ食べているが、44歳の藤岡は胃もたれしていた。

ボウモアをチビリチビリ飲んでいた。

「藤岡さん、買い物帰りに僕らが掘った墓場に立ち寄ったら穴はコンクリートで埋められていました。住職さんに話を聞くと、お祓いをした後、墓場全体をコンクリートで固めるそうです」

「じゃ、この事件は解決だな。なんで、夜間高校の生徒が全日制の制服着てんの」

「それがN高校の校則です」

「2人は結婚するの?」

「はい、高校卒業したら婚姻届を提出します」


あかねは、バッグの中から婚姻届を取り出した。

「あなたも、この紙に記入して、ハンコ押しなさい。証人はこの子らでいいわ」

「う、うん。プロポーズしたかったに……」

「私たちの証人は、あなた達であなた達の証人は私たちが記入してあげる」

「ありがとうございます」


藤岡はリュックの中から小箱を取り出し、

「あかね、幸せにしてあげる自信はないけど、過敏性腸症候群は治ると思う。結婚して下さい」

「はい、喜んで」

小箱にはダイヤモンドの指輪が入っていた。


ゾンビと暮らしていた数ヶ月、結末は藤岡の結婚であった。



あとがきあり。


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