第32話


「早速娘さんに飲ませてあげてください。」


「本当にありがとうございます

タクト様!」


「気にしないでください。

じゃあ僕は帰るので、明日からダンジョンで

よろしくお願いします!」


そう言って俺はレインさんの家を後にして

宿に戻ることにした。


宿に戻る前に親方のところに行って

無事にレインさんの家に行けた事を報告だけした。


宿に戻ってすぐに休むことにした。


俺の稼ぎだとまだまだいい宿には泊まれないから

お風呂のついてる宿は程遠いな。


でも少しずつ稼げる金額も増えてきてるし

地道に頑張っていこうと思いながら休むことにした。


翌日ダンジョン前の待ち合わせ場所に行くと、

レインさんは既に来ていた。


「おはようございます!」


そう声をかけると


「おはようございますタクト様。

こいつが私の娘のアンナです。

アンナ、この方がお前の病気に効く薬を譲ってくださった

タクト様だ。」


「初めましてタクト様。

私はレインの娘のアンナです!

私なんかのために貴重で高価な薬を譲っていただき

ありがとうございます。

この御恩は一生涯かけて返させていただきます。」


レインさんはよくなった娘のアンナさんと来ていたようだ。

アンナさんは金髪の長い髪でとてもきれいな顔立ちをしていた。

女性と話したことがあまりない俺はかなり緊張する。

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