第17話


眼鏡はまだ合成しないでおこうと思っている。

眼鏡は一個しかないし他の者同士の合成がどうなるかまだ確認できてないからね。

明日は魔石とスライムの油を合成したりして色々実験してみようと思う。


「おいタクト終わったのか?」


気づかないうちに親方が部屋に入ってきていたようだ。

これから親方の家以外の所でも合成する事があるだろう。

気を引き締めないとな。


「はい、終わりましたよ。」


返事をしながら今日の成果を親方に渡す。

今日の成果は

普通の魔石2個、普通より大きい魔石1個

橙色の油が一個だ。


「この大めの魔石もスライムの魔石か?

橙色の油か。この間の黄色のでも結構性能よかったからな。

これは期待できそうだな。」



「はい、スライムの魔石ですよ!

橙色のはスライムの油5個で出来ました。」


「まず魔石の買い取り金額だが

大きめの魔石は大銅貨1枚、普通の魔石2個で大銅貨1枚

橙色の油についてはまた使った後に相談させてくれ。」


「はい、それでお願いします。」


最近は宿で寝泊まりしているから

お金を持って帰るのも怖くないし、宿の隠し場所にしまっておけるので

安心だ。


「ほいじゃあこれが料金だ。」


お礼を言って宿に向かう。

宿の料金は大銅貨1枚と銅貨2枚で朝食付きだ。

昼はいつも通りの銅貨1枚のパンを食べている。

晩御飯は銅貨3枚の宿の定食にグレードアップした。

1日にかかる費用は大銅貨1枚と銅貨6枚だ。

最近は大銅貨2枚と銅貨5枚くらいは平均で稼げてるから多少は貯金も出来てきている。

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