武装艦に襲われる

「皆さまよろしくお願いします」


「で、この人は誰なのよユリス」


「ああ、アンドロイドメイドのミリスだよ。遺跡を見つけたときに、ついて来てくれたんだ」


「遺跡てどうゆうこと?」


僕は今まであったことを全て話した


「なるほど。いろいろと」楽しみだな」


「殿下危ないことはしないでくださいよ」


展示会が終わっり皆んなを降ろした後、ユリスは船を基地へ向かわせ補充や点検をし船を万全の状態にした


実習の日の朝、前回の乗組員で運動場に集まり、下士官の乗り込みは断った。アンドロイドとAIでこと足りるからである。


運動場では学園長による挨拶が始まった


「諸君。今回の航海の目的は無事に浮遊島に辿り着き、そこにしかない植物や果実、鉱物を採取してくることである。これは卒業試験であることを肝に銘じるように。以上」


「乗艦」


先生の号令で確実乗り込み、割り振られた順ほ番通りに発進していった。


島までは暇なため艦橋でお喋りをしていたら、艦橋に警報がなり響いた。


「ご主人様。モンスターです」


「何! 護衛はどうした」


王子が乗っているため護衛艦が何隻かついていた


「はい。ご主人様。敵の奇襲を受け奮戦はしておりますが、艦隊の全滅は時間の問題かと」


「総員第一種戦闘配備」


ユリスはそう言い艦長席に座ると自分のミスを悔やんでいた。もしこの艦が索敵を強化していれば、性能では何世代も勝るこの艦が発見できないわけがなかったのだから。


気分を切り替えると戦闘指揮席に座ったクリスに命令を下す


「クリス応戦しろ」


「了解」


皆席に座った瞬間機械の操作などは頭に入って来ている


雷雲から放たれたいくつもの主砲は味方が撃破に手こずり、撃破される中、敵の装甲を突き破り、敵を次々に破壊していった。


「アリス王都管制へ連絡を」


「ダメよ。先から呼びかけているけど応答がないわ」


「そうか」


ユリスはあたりに強い妨害電波でも出ているのかと考えていた。


「ユリス。すまんが白兵戦で乗り込んで何人か捕虜にできないか? 情報が欲しいんだ」


なるほどとユリスは思った


「姉さん」


「任せなさい」


そう答えるとミリスの案内でどこいってしまった


しばらくすると館内放送で準備ができた旨連絡がきた。


「雷雲。近くの戦闘艦につこめ!」


「了解」


衝突までのカウントダウンが始まる


「三」


「ニ」


「一」


「総員衝撃に備えろ」


ものすごい衝撃のあとに船が止まった。


「さぁ。いくぞ。ここからが私達の出番よ」


姉はそう言うと、アンドロイド兵を率いて敵艦に乗り込んだ。スクリーンには敵の抵抗をもろともせず敵を倒していく姉の姿があった。何をしても倒れない姉を見て怖気付いた敵が次々に白旗をあげ投降して来た。


「ユリス。どうやら今回の件、ラリーダ公爵が第二皇子を王にするために仕組んだらしいわ」


「証拠は? 文章と証人を確保してある。後、」


姉が言いづらそうにこちらを見てきた


「どうやら、サラとミラが襲われたようなの」


「なんだと!! 僕と王子の関係を鑑み妹達には暗部の護衛がついていたはずだ!」


「暗部が裏切った見たい。そのせいで護衛は伝令に走ったもの以外全滅らしいわ」


ユリスは腹の底から怒りが湧き起こっていた


「姉さん! 居場所は?」


「恐らく侯爵の居城よ」


「雷雲。昨日のうちにエルクト王国の地図はできてるよね?」


「はい。もちろんです」


「わかった。面舵反転。当船はこれより人質救出に向かう」


「おい。王家に連絡を入れた方がいい」


「クリス。聞くが妹が誘拐されたのはどこのどいつのせいだ? 答えろ!」


「それは」


「答えてやろうか? 間抜けな王家のせいじゃないか」


「アルトには悪いが王家は信用しない。また裏切られる可能性が高い」


「僕もそれが正解だと思うよ。今回の全責任は僕が持つ。好きにやるといいよ」


「ありがとう」


やっぱり最後に頼りになるのは友だなとユリスは考えていた













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古の船を見つけたのでダンジョンのある浮遊大陸を買い取っり早期リタイアでウハウハ生活してやる @doragonad

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