第5話

 





再誕さいたん

 死に瀕した者が蘇り、完全復活を遂げる事。

 その際その者は“賢人”となる。

 なお、ただ死にかけるだけで再誕となる訳ではなく、様々な条件が重なった上で、確実に一度死んでいた場合にのみ、再誕となる。

 その条件は定かではなく、一般的な定説は“神に気に入られる事”と言われている。


賢人けんじん

 “再誕”を果たし、人から逸脱した、神の領域に足を踏み入れた存在。

 古文書では、千年を生きる者も居たらしいが、戦乱の時代を跨いで姿が見付けられない事から、未だ生きているのか死んでいるのか、詳細は不明である。

 再誕する前よりも魔力量、寿命、体力、知識量等、様々なものが最低でも五倍以上増える為、賢者と呼ばれる事もある。

 なお、外見は再誕の際に老いる事を止めているので、変わる事は無い。

 不老となるが、不死ではない為、数は数える程度しかいない。



 そこまで辞書を読んで、閉じた。


 ………………いや、ちょっと待とうよ。


 何このファンタジー。

 何さ魔力って。どれさ魔力って。


 何それ、私、長かったら千年とか生きなきゃなんないの?

 この身体で?


 この、オジサマの身体で?


 いやいやいやいや、無いわー。

 マジ無いわー。


 無理だよそんなん、発狂しちゃうよ。


 寧ろカミサマ、賢人に選んだ人の事嫌いだろ、だって嫌がらせじゃん、どう考えても。

 全部が最低でも五倍以上って、基準が良く分かんないけどもうバケモノじゃんソレ。


 ええええ、何それ、無いよね?私人間だよね?


 ……まあでも、発狂とか、そんな繊細な精神持ってない気がする。

 何せ、この身体に早くも慣れて来てるし?


 理由は簡単。

 応用力というか、適応力が高いから。


 ……嘘です。慣れてません。


 やっぱり混乱します。

 着替えとか、トイレとか、トイレとか、トイレとか!!


 男の身体なんて、一日で慣れる訳無いじゃん当たり前でしょ!


 とりあえず、この後待ち受けるお風呂という最大の難所は今は考えない事にします。


 ……だがしかし、図太さに関しては物凄く自信があるのは事実。

 図太くなけりゃ、暗雲渦巻き、挙句、群雄割拠してて弱肉強食な芸能界なんかでやっていこうなんて考えないと思う。


 戸惑ったり、立ち止まったり、そういうのは今は後回しにしよう。

 でないと私は先へ進めない。


 書斎の本棚の前で、辞書の背表紙をじっと見る。

 それから、ふと、あの執事さんの事を思い出した。



 ……卑怯な女だな、私。


 生きて良いか、なんて。


 私の存在も、名前も、何もかも知らない相手の、凄く信頼している人に成りすまして聞いちゃうんだもん。


 ……でも仕方ないじゃない。

 自分の存在意義を見付けなきゃ、これからを生きていくのが辛くなるんだから。


 この身体で生きなきゃならないんだから、開き直らないとやってられない。


 無理? してない訳が無い。

 でも、どうしようもないんだから、やるしかない。


 存在を肯定されれば、

 今の私でも構わないと言って貰えれば、それだけで楽になる。

 中身が別人でも、何も分からなくても。


 それに、オーギュスト・ヴェルシュタインとして生きなきゃ、オーギュストさんにも、見た事すらないジュリアさんにも、顔向け出来ない。


 私がやらなきゃ、誰がやるのさ。


 ……いや、これも嘘だ。


 ……勝手に身体を貰ったから、とか、顔向け出来ないから、なんて、そんなのはただの建前。


 私はただ、死にたくないだけ。


 だから、騙している罪悪感を誤魔化す為にオーギュストさんを演じて、せめて周りの人間だけでも安心させようとしてる。


 ……最低だな、私。

 全部ただの自己満足だ。


 だけど、私はそれでも生きていたい。


 周りを欺き、自分自身さえ誤魔化してでも、生きたいと思ってる。


 ただ、死にたくない。


 ……それに、もう演じてしまったんだから、今更引っ込みが付かない。

 取り返しも付かない。


 最終的に、誰にも気付かれなくたって良いんだ。

 生きる為には、寧ろ隠さなきゃならないんじゃないかと思う。


 現代人が紛れ込んでるなんて知られたら、何が起きるのか予測出来ない。

 最悪の場合、殺されてもおかしくない。


 ……だって、こんな私好みの素敵なオジサマの中身が私とか、私自身でさえ許せない。


 てゆーか嫌だよこんな美形のオジサマがオネエとか!

 残念にも程があるよ! 残念過ぎるよ! 殺意さえ湧くよ!


 うん、駄目だ。

 絶対隠さなきゃ。


 ……まあ、例え言ったとしても誰も信じない気がするけど。


 今はそんな事どうでも良いや。

 それよりも、だ。


 持っていた辞書を適当な場所へと、そっと戻しながら遠くを見る。


 統治とか全く分かんないから勉強しなきゃなんだけど、どれが良いのか全く分からん。


 いや、一応貴族らしいし、貴族って事は人の上に立ってるって事で、つまり、偉い人って事でしょ?

 偉い人って事は、それ相応の仕事してないと、クーデターとか起こされて死んじゃうじゃん。それはヤダ。


 なら、頑張らなきゃなのよ。うん。



 統治って何したら良いの?



 駄目だ。

 なんか踏ん反り返ってペルシャ猫撫でながら葉巻吹かしてるとかそんなイメージしかない。

 違うよ、貴族じゃないよ、マフィアだよソレ。

 いや、貴族って普段何してるもんなの?


 帝王学の本もあるけど、なんかコレ、貴族の考え方とか正しい在り方とかそんな感じの中身っぽくて、今はあんまり役に立たない気がする。


 落ち着いたら読もう。


 経済学とか、経理とか、そんなんの本ってどこにあるんだろう。

 歴史書とか、魔導書とか、なんかそういうのしか見当たらない。


 でも一応これも落ち着いたら読もう。

 なんか良く分かんないけど魔法、使えるらしいし。


 そんで、どこだよ、統治に必要そうな中身の本!


 地図とか、統治してる地域の特徴とか、とりあえずそういうのが必要なのは何となく分かる。


 ……もしかして、書斎じゃなくて、仕事するような部屋に置いてあるのかな。

 だとしたら、書斎来た意味無いけど。


 ……でも一応、歴史だけでも、把握しておこうかな。

 いくら記憶が欠如してるって言っても、ある程度知らないと不自然だし。


 分厚い歴史書を本棚から抜き出し、そっと開く。


 えーと、ルナミリア王国は七百年前、初代国王、ロイズ・ルナミリア王が建国した国である。

 ふむふむ。


 一通り読んで、大体理解すると、とりあえず本を閉じた。


 ……要約すると、初代国王から今までの王様がやった最高にクールな政策とか、代表的な大きい事件とか戦争とか、なんかそんなんが記された本でした。


 参考には、…………ならんかなー……。


 やっぱ、此処には無いのかもしれない。


 とりあえずそっと本棚に戻した。


「旦那様」


 唐突に声を掛けられて内心でめっちゃビックリしながら、無理矢理平静を装いつつ声の方へ顔を向けると、そこに居たのはやっぱりあの執事さんでした。


 突然声掛けるの止めてくれないかな、心臓に悪いから。


 いや、意地でも表には全く出さないけどさ。

 だって、ビクッてするオジサマとか威厳無いし。


「なんだ」

「ご子息のミカエリスぼっちゃまがお見えです」


 とりあえず要件を聞いたら、執事さんは恭しく一礼しながらそう言って下さいました。


 えっと、うん。


 はい、息子さん来ましたー!


 ……どうしよう。


 いや、どうしようったって来てるんだから会わなきゃいけないんだろうけどさ。

 一体何の用、って、そうか。

 臥せってた父親が病? から快復したから、様子を見に来たのか。

 うん、なら仕方ない、頑張ろう。


「……そうか、通せ」

「畏まりました」


 そう言って恭しく一礼してから颯爽と去って行った執事さんが、暫くしてから連れて来たのは、


 なんかめっちゃ王子様みたいな男の人でした。


 長い睫毛に、青い目。

 日に当たってキラキラ光るストレートなサラサラの金髪。

 顔立ちは、なんかもう、イケメン王子様、って言葉がピッタリ。


 え、息子? コレ、息子?


 ……あんまり似てないな。お母さん似?

 て事は、お母さんめっちゃ美人だな!


 そんでその王子様だけど。


「………………」


 なんか、こっちを凝視したまま固まってるんだけど、一体どうした。


「………………」


 いや、なんか言えよ。


「……父上」

「ミカエリス、か」


 確かそんなキラキラした名前だったよね。

 小さい頃はさぞかし天使のようだったんだろう、って事が容易に分かる名付けだわ。

 いや、こっちの世界の天使もミカエルとかかは知らんけどさ。


「ただいま、戻りました」

「そうか」


 やっと喋ったかと思ったらそれだけである。


 なんなんだよ。


 マジでリアクションに困る。


 内心でジタバタしながら様子を見ていると、王子様がようやく口を開いた。


「まずはご快復、お喜び申し上げます」

「そうか」


 そんだけですか、そうですか。


 ……返事に困る。

 父親ってどういう感じが正解なんだろう。

 駄目だ。

 ウチの父さんめっちゃぽややんしてたから威厳ある父親とか分からん。


 とりあえず、尊敬するあの俳優さんならどう演じるか、それを考える事にした。


 だって他に方法無いし。


「……父上」

「なんだ」


 ふと、声を掛けられたので意識を現実に戻すと、


「私に、何か言う事は無いんですか」


 なんかめっちゃ睨み付けられてました。


「…………ふむ、何が言いたい」


 腕を組み、先を促す。


 別に? 睨まれたって怖く無いし?


 嘘ですめっちゃ怖いです。

 なんでそんな睨んでんの? 相手父親だよ? なんなの?


 あ、もしかしてめっちゃ父親の事嫌いとか?

 もー! オーギュストさんたら何してんのさ! 私が怖いじゃんちくしょう! 止めてよ! まったく!


 脳内でオーギュストさんに文句言って怖さを紛らわせていると、彼はキッと私を睨み付け、


「……ロードリエス伯爵に行われた、支援の件についてです」


 キッパリとそう告げた。


 だが、そんな王子様に、ふと、ちょっとした疑問が湧く。


「……騎士団に専念するのではなかったのか?」


 私はそう聞いたよ、執事さんからだけどさ。


 なんでわざわざ父親がやった事について口出ししてんの?


「……父が国に仇なす輩に支援などしなければ、こんな事は言いません」

「なるほど」


 いやいやいやいや、マジ何してんのさオーギュストさん。

 そりゃ命狙われるよ、いくら死にたかったからって、やっちゃダメだよそんな事。


 そんで、そりゃ息子からも文句言われるよ。仕方ないよ。


「一体なんのおつもりか」

「ミカエリス」


 とりあえず、なんか激昂しそうに見えたので、じっと彼を見つめながら名を呼んでみた。


「……なんですか」


 うん、なんだろうね。

 とりあえず、向こうのペースに巻き込まれる訳にはいかないから呼んでみたんだけど、こっからどうしよう。


 だがしかし、なんか言わなきゃ不自然な訳で。

 えーと、えーと、あ、そうだ。


「今更、何を言っている?」


 冷静に、そう聞き返す。


 だって、そうでしょ。

 多分だけど、これってもう終わった事だと思うんだ。

 やっちゃってるんでしょ?

 じゃあもう今更どうしようもないじゃん。


 すると彼は、まるで苦い虫を噛んだ時のような顔で、苦しそうに口を開いた。


「っ、確かに、今まで騎士団ばかりで、家を放っておいた私に、こんな事を言う権利は無いでしょう。……ですが……!」


 え、いや、違う、そうじゃない。

 そっちじゃない。

 誤解されそうな事言った自覚はあるけど、ちょっとで良いから冷静になってお兄さん。


「今日こそ、言って頂きたい! あなたは、何故、あんな事をしたんですか!」


 ちょ、ま、帰って来て、お兄さん帰って来て。

 一人で突っ走って訳分かんない方向行かないで。


 じっと彼を見つめるけど、なんか必死に見つめ返されるだけ。


 あかん、これもう無理だ。

 そういう方向にシフトチェンジしないと駄目っぽい。

 えーと、えーと、よし、これならどうだ!


「ふん、あんな小物、気に掛ける意味も無かったがな」

「な……!」


 秘技! 悪役が言いそうなセリフ!


 案の定、お兄さんは絶句したように私を凝視している。


 待て待て、何言ってんだ私。馬鹿か。


「……いや、意味はあった、か」

「……父上?」


 そうだよ、有るよ、意味。


 何せ、私はそのお陰で生きる事が出来ているんだから。


 ……あれ? ていうか、コレ、いい機会なんじゃね?

 家に興味無かった長男が、わざわざ口出しして来たって事は、マジ大分ヤバイって事でしょ?

 なら、上手くやれば、統治とかその他諸々息子さんに丸投げして、そのままフェードアウト出来るんじゃね?

 そうと決まれば頑張るしかないよね!


 うなれ!私のアドリブりょく


「ミカエリス、お前にとって、ジュリアはどのような母だった?」

「……なんですか、唐突に」


 怪訝そうな表情で此方を見つめる王子様に対し、私は、少しだけ、悲しいという感情が見えるように表情へ乗せながら、口を開く。


「……私にとって、彼女は太陽で、全てだった」


 考えなくてもすらすらと、勝手に口から出て来る台詞に、内心で驚きながらも、私は続けた。


「国など、どうでも良かった。全てを捨てても、構わないくらいに」


 胸の中に何かが詰まったみたいな、どうしようもない哀しさまで起こって、少しだけ混乱しそうになる。


 役に入り込みやすいのは私の長所だったけど、これ、そういう次元じゃない。

 まるで、自分がオーギュストさん本人みたいな。


 あぁ、なるほど。

 身体に染み付いた哀しみ、ってやつかもしれない、コレ。


 ホントに、悲しい人だ。



「……まさか、貴方は、それだけの為に」

「自暴自棄に、なっていただけだがな」


 口から出て来る台詞や悲しそうな態度とは裏腹に、頭の中は冷静だ。


 でも、悲しみが身体に染み付いて取れなくなるまで、奥さんの事が好きだったオーギュストさんを思うと、演技とかそっちのけで悲しくなって来る。


 そこまで愛されたら、ジュリアさんだってきっと幸せだっただろう。

 そして、同時に、凄く悲しかっただろう。


 可愛い息子も、こんなに愛してくれる人も遺して、死ななきゃならなかったなんて。


 きっと、想像出来ないくらいに辛かった筈だ。


「……もう一度聞こう、お前にとって、彼女はどのような母だった?」


 再度尋ねれば、彼はどこか苦しそうに胸を押さえながら、ポツリポツリと、話し始めた。


「物心、付いた頃だったので、……余り記憶が、ありません……。

 ですが、誰にでも優しく、聡明で、……公爵夫人として相応しい、……母の鑑のような、美しい、人、だと、思っていました」


 そう告げる彼は、とても悲しそうに見えた。


「……そうか」


 ホントに、いい家庭だったんだな。


 なのに、戦争が全部、壊してしまった。


 オーギュストさんが恨むのは、仕方ない。

 だけど、本当に恨むべきなのは、国じゃない筈だ。


 本当に恨むべきなのは、戦争、そして、それを起こした奴。

 にも関わらず、この人は国を恨んでしまった。


「私は、彼女の愛した全てを、壊そうとしていた」


 きっと、ジュリアさんを亡くしたショックでマトモに考える事が出来なくて、結果国を恨んでしまったんだろうけど、でも、国を敵に回すって、そういう事だと思う。


「決して、許されはしないだろうな」


 今まで色んな人の恨みを買っただろう。

 暗殺者を送り込まれるくらいなんだから、きっと相当だ。

 だから。


「父上……」


 ふと、息子さんの顔を見つめる。


 あ、よく見たら目元はお父さんとそっくりなんだね。


「ミカエリス、お前はもう、自由だ」

「どういう、事ですか」


 静かに告げた言葉に、息子さんは驚いたような表情をした後、眉間へ皺を寄せた。


「私は賢人となった。ゆえに、お前が家督を継ぐ必要が無くなった」


 そこまで言って、軽く息を吸う。


「……だが、お前が家督を継ぎたいと言うなら、私は喜んで引き下がろう」

「な……!」


 驚いたように目を見開き、絶句する息子さんに、畳み掛ける。


「全て、お前の自由だ」


 よし! 言ってやったぞ!


 こんなダメな父親、やっぱり統治とか任せちゃ駄目だと思うんだよね! って気持ちが伝わったと思う。


 さあ、どうぞ家督なんか持ってっちゃって下さい!


「勝手な事を言わないで頂きたい!」


 あれ?


「自分で壊しておいて、滅茶苦茶にしておきながら、私に任せて、また投げ出すと言うのですか!」


 いや、ちょっと待ってお兄さん。

 そんな事言ってもね? 色々問題があるんだよ?


「……民は私を許さないだろう」

「そんなモノがなんだと言うのです!」

「……ミカエリス」


 いやいやいやいや、そんなモノって、人からの信頼って大事なものなんだよ?


 取り戻すの、どんだけ大変だと思ってるのさ。

 つーか主に大変な思いするの私なんだよ?


「小さい頃、私が憧れ、背を追い、見ていた貴方は、そんなに小さく無かった!」


 待って待って待って、落ち着こう? お兄さん少し落ち着こう?


「……だが、お前も、私を恨んでいるだろう」

「ええ! 恨み、憎み、蔑みました! だけどそれは、今の父上、貴方では無い!」


 えっ。


「…………本気で、言っているのか」

「本気です!」


 真剣に、キッパリと、告げられてしまったけど、マジで待って下さいお兄さん。


「また、いつ、どうなるか、分からんのだぞ」

「ならば、私は貴方を支えましょう、小さな頃から、私はその為に頑張っていたのだから!」


 えええええ。


「道を間違えそうになったら、今度こそ、息子である私が止めてみせる! もう、私は無力な子供ではありません、父上!」



 ……どうしてこうなった。



 

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