10/3:流行りのジャンルで日常的に連載すればPV稼げるよね、だから異世界ものを雑に書いてみよう

「谷」「睡眠」「日記」

11  谷の底静かに眠る日記帳朽ちても人の知るところなし


 いきなり詩作った一番の理由は詩を理解するなら自分で作ってみたが手っ取り早いやろって考えたから。

 本居宣長のちょうど反対か、あの人はいい歌作ろうとして和歌調べ上げたという。

 50首作ればだいたい2000字ぐらいになりそうな計算でそれだけ集まったらまとめることを検討予定。


 トレンドにのっかりたいねって話した後で和歌作ってるのはひどいと思った。

 流行ガン無視にもほどがある所業。


 『あなたとわたしとその他の人類』投稿。

 紹介文にも書いたけど旧題『わたし・あなた・そのた』、KFCだかKKCだかなんかそういう名前のカクヨム掌編コンテストにだしてすぐ消したやつ。


 なんで消したかと言えばあの頃はカクヨム登録初期で掌編の投稿スタイルが定まってなかったから。

 バラで出してくのか、あるいは掌編集としてまとめてしまうのか?

 現状バラで出してコレクションにまとめる形になってはいるが、この形でいいのかたまに迷って悩みながら結局変えない方向で落ち着いている。


 『AI共作小品集』みたくコンセプト決まったものを集められるなら掌編集の形もありだと思うけど今のところそういうの出す予定ない。


 周辺事情ばかり語って内容にまったく触れてなかった。

 『あなたとわたしとその他の人類』、語りがいいよね。


 連載するならPV稼げるジャンルでやった方がPV稼げるんじゃないか説をびびびと思いつく。

 再び書くようになって2週間ちょっと経つから欲が出てきたのだ。


 カクヨム週間総合ランキング上からざっと見てったら一番多いのは異世界ファンタジーっぽい。

 ついでラブコメ、ついで現代ファンタジーみたいな印象(ちゃんとは調べてない)。


 SFよっわ。


 競争の激しいところで生き残るのは大変だみたいな考え方もあるが、これは単に人の目をひきたくてやってるだけのことだから、活発なジャンルでいいじゃんぐらいの判断に基づいて異世界ファンタジーで考える。


 タイトルは目を引きやすいクソながタイプで。


 タグも見てったところ転移・転生してなくとも最強しとけばだいたいいいんじゃねって感じ。

 別に転移・転生系悪くないけど主人公が世界のこと知らないくだり書くのちょいめんどい。


 つづけやすい形式ってなんだ?

 まず思いついたのは日記。

 それから随筆スタイル、これはさらにだらだら型とぶつ切り型に分けられる。

 あとはなんだかんだ王道の三人称小説。


 日記随筆の類は書きなれてるけど三人称小説が自由度高くて楽かなー。


 と、ここまで書いたところで気づく。

 異世界ファンタジーで三人称小説でいい加減に書いてるってそれ『クラス転移したところでいきなり人格が変わるわけもなく説明不足でよくわからないことばかりなので手探りで地味に生きていく』じゃん。


 1年前に書き出した時はだいたいそういう動機だった。

 でもあれ今つづき書こうと思ったら準備要るんだよ、だいぶ忘れてるんだよ、だから再開するハードル高いんだよ。

 そんなもったいぶっていいもの作るつもりもないけどね。


 三六はその名の通りに三男で――

 ちょっと待った、その名の通りなら六男かもしれんやろ。いや十八男の可能性だってある。もっと言えば中国式ならそのあたりは定かではないよ。

 ――訂正しよう、三六はその名の通りではないにしても田舎の百姓の三男に生まれた。

 百姓って仕事は何やってるの?

 農家だよ。

 じゃあ農家って書けよ、百姓=農家って認識は不正確だ。

 そうかもだけどめんどくせえなあ。

 は? めんどくせえってなんだよ。

 別段厳密な学術的な話がしたいわけでもないし百姓って言う方が古式ゆかしい雰囲気が出ていいだろ。

 わかるけども。ってかさあ、こんな出だしでもってちゃんとPV稼ぐつもりあるのかい? ないよね?

 書きやすさ優先でそこのあたり深く考えてない。

 初っ端からぐだぐだ語りためらうなんて21世紀に何やってるのさ? 使い古されすぎてもうぼろぼろの手法だよ、それ。あとこのメタ的なツッコミの入れ方も今時流行らないでしょ。

 お願いだからちょっと黙っててくれ、話が進まない。

 もう始まってしまったんだ、せっかくだから第1話はこのまま最後まで行くのはどうだ。

 それはそれで大変だよ。てか第1話って大切じゃん、できれば読んだ人にどういう雰囲気の小説なんだか掴んでもらえるところまでやりたい。

 ここまでで十分わかってもらえただろ。だいたいこういう雰囲気の小説だよ。

 確かにそれもそうかもな。

 あ、そうだ。ちょっと待って、話戻るけど――

 話戻るのはさすがによくない、行ったり来たりで訳がわからなくなる。

 いいから話戻すよ、さっき流行り廃りがどうこう言ったけど文学最前線で戦うわけでもないんだからそんなん気にせんでいいやろ。

 え、君がそれ言い出したんじゃなかったっけ?

 どっちも同じ自分なんだからどっちだっていいことさ。

 そう言われると反論のしようがない。

 むしろエンタメなんだから使い古された技法の方が受け入れやすいぐらいだよね。

 君の言うことはいちいち正しい。半会話形式で話が進んでいくけど、君が正しいことを言う役で僕が間違っていることを言う役なんだね。

 そうだよ、だからどっちが欠けてもダメなんだ。でもこれってわかりやすくするための手法なのに逆にわかりにくくなってないか?

 今さら戻れないよ。ってかこれほんとに楽に書けてるのかな?

 それはまあつづけてみればわかることさ。いい加減本筋に戻ってくれ。三六がどうしたんだって?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る