第3話 プロフィール 書かなくてもいいけど
「じゃあ、次はプロフィールね。ここは書かなくてもいいんだけど、小説書くなら書いた方がいいわ。自己紹介ね」
女神様は次の課題を出しました。
「書かなくてもいいんですか?」
書かなくてもいいものがなんであるの? と、ひなは思いました。
「そうね。読むために登録している人は書かない人も多いわね。自分を知られたくないから。でも、小説家として作品を上げるなら書いておいた方がいいわ。読者も作者を身近に感じられるからね」
読者が身近に感じてくれる。 それはステキなことです。
「なにか注意はあるんですか? 書いていけないこととか」
ひなはヒントを導き出したくて質問をしてみました。
「そうね。性別とか年齢は書いてもいいけど、住所とか本名とか通っている学校名とかの個人情報は書いちゃだめよ。県名はぎりぎりOKだけど、市町村名はやめておいた方がいいかな? 札幌とか名古屋とか大きい所だとまだいいけど、小さい市町村は出さない方がいいと思うわ。とくに未成年はね。気を付けてね」
身バレはホントに危ないのです。
「挨拶みたいな感じでいいんですか?」
「そうね、最初は挨拶でいいんじゃない? いつでも書き換えられるから、慣れるまで当たり障りのないのが良いと思うわ」
ひなは、いろいろ考えて、何度も書き直しながらプロフィールを書き上げました。
はじめまして。未来ノひなです。
童話が好きです。
これから、よろしくお願いします。
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