第34話:強敵 幻衝怪:火砕流

チャプタ―1

俺達は、綱渡りの練習をしていた。

「剤。綱が緩んでいるぞ。」

「あっ。済まん。油断してた。」

「これで良し。一気に行っくよーっ。」

チャプタ―2

ここは、火口である。

「何が浄化消防士 乾だ。全く。」

「フォイアー獣は、もっと強いのじゃないと。」

そこへ、オプファーがレイドへリッドを連れてやって来た。

「初めまして。レイドでございます。」

「レ、レイドって、あの幻衝師の?」

「そうだ。まあ、これで、どうという訳ではないが。」

「それでは、早速。召幻衝。火砕流。」

レイドは、幻衝怪「火砕流」を蘇生し、召喚した。

「キエーッ。破壊なら、任せてくれ。」

チャプタ―3

ここは、六本木である。

俺は、店でカレーを食べていた。

「辛っ。でも、あとひきだ。」

俺は、支払いを済ませてから、日比谷線に乗車して、中目黒へ向かった。

チャプタ―4

ここは、消防署である。

「乾の奴。また、一人で行動か。」

「らしくて良いけど、任務的には・・・。」

「止めても無駄って事か。」

「そういう事。仕方ない。」

チャプタ―5

ここは、中目黒である。

日比谷線を降りた俺は、トイレを済ませてから、外へ出た。

すると、そこには、火砕流が居て、街を破壊していた。

「クククッ。もっと焼き尽くしてくれる。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「あいつの仕業か。ヴェーアチェンジ。」

俺は、浄化消防士 乾に変身した。

チャプタ―6

「クククッ。炎の竜巻だ。吹っ飛べ。」

俺は、火砕流の元へ辿り着いた。

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を消火する消防士。浄化消防士 乾。消し去るぜ。」

チャプタ―7

「フォイアー兵。掛れーっ。」

火砕流は、十体ものフォイアー兵を召喚した。

「キエーッ。」

「はーっ。おりゃーっ。でやーっ。」

俺は、拳や蹴りやチョップで、次々とフォイアー兵達を倒していった。

「キエーッ。」

チャプタ―8

「お前は、フォイアー獣じゃないな。」

「良く理解ったな。俺は、幻衝怪火砕流。焼き尽くしてくれる。」

「それだけは、御免だな。」

「仕方ない。喰らえ。火災旋風。」

火砕流は、火災旋風を放った。

「ウワーッ。ヴェーアブラスター。シュート。」

俺は、火砕流を狙撃したが、無意味だった。

「鋭幻衝。斬幻衝。獄炎スマッシャー。」

火砕流は、炎属性の鎌を高速で振り回して、俺を斬りまくった。

「ウワーッ。こいつ、桁違いに強いぜ。」

「クククッ。止めだ。はーっ。」

火砕流は、口から炎のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。もう、立てない。」

俺は、気絶して倒れた。

「大した事は、なかったな。クククッ。」

火砕流は、消えるように去って行った。

チャプタ―9

そこへ、剤と野間がやって来た。

「乾。大丈夫か?」

「ああ。痛ててーっ。」

「一体、何があったの?」

「火砕流の仕業だ。早く止めないと。」

チャプタ―10

ここは、火口である。

そこには、オプファーとレイドが居た。

「火砕流の奴、やりおるな。」

「あいつなら、乾を倒せそうです。」

「見物とでもいこう。クククッ。」

チャプタ―11

ここは、都内の署である。

「また、俺の出番か。」

「激。早速、向かおうぜ。」

その人物は、アークトマホークに乗って、署を後にした。

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