第21話:変身出来ない

チャプタ―1

私は、休憩室でかつ丼を食べていた。

「このかつ丼は、うまいな。この味は、だせないな。」

私は、その後、ソファーで座ったまま、眠った。

そこへ、鈴と気がやって来た。

「空。十人も手術しないといけなくなったわ。」

「全員怪我人だ。早くしようぜ。」

「ああ。八人は、軽傷か。治幻衝と回幻衝で治せるな。」

「空。どうする?」

「重症の二人を手術室へ運んでくれ。」

「理解ったわ。気。行くわよ。」

鈴と気は、手術室へ患者を運んで行った。

「治幻衝。回幻衝。合幻衝。はーっ。」

私は、治癒と回復を同時に想像して術を放った。

そして、八人全員は、完治した。

チャプタ―2

気と鈴は、手術を開始した。

一人目は、無事成功した。

二人目もだ。

だが、どちらかの患者から摘出された病原体が、病壊獣に変身した。

「「アウトマイマイ」参上いじゃねえって。」

「イモガイが、何でここに?」

「も、もしかして、病壊獣?」

「俺の針で、吹っ飛びな。」

アウトマイマイは、柱を毒銛で腐らせた。

そして、手術室は、崩れた。

「ウワーッ。」

「へへへっ。バイバーイ。」

アウトマイマイは、消えるように去って行った。

チャプタ―3

ここは、院長室である。

バクテリオンは、ラーメンを食べていた。

「残るは、空だけか。」

そこへ、メディカリィーがやって来た。

「もうすぐ、フェレス様が戻って来るわよ。」

「何っ。急がなければ。」

バクテリオンは、むせた。

チャプタ―4

アウトマイマイは、五反田に居て、街を破壊していた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「へへへっ。毒銛の餌食にしてくれる。」

私は、ヒールサンダーに乗って、そこへ辿り着いた。

「あいつか。いくぜ。メディカルチェンジ。」

私は、烈風医師 空に変身した。

「来たか。空。喰らえ。」

私は、毒銛をまともに喰らった。

「ウワーッ。何だ?」

そして、変身は、解除された。

チャプタ―5

「ヒャハハハッ。」

「くそっ。もう一回? あれ? 変身出来ない。」

「ウィルサー。消しちゃってね。」

アウトマイマイは、十体ものウィルサーを召喚した。

「キエーッ。」

「仕方ない。戦ってやるさ。はーっ。」

私は、メスを投げまくった。

「ウワーッ。そんなバカな。」

アウトマイマイは、毒銛を放った。

「それなら、ストレッチャーで。」

私は、ストレッチャーを盾にして、毒銛を防いだ。

「ひ、ひみゃった。じょうぶしゅれびゃ?」

「塩酸と笑気ガスを持ってきておいて、良かったぜ。」

チャプタ―6

私は、笑気ガスをアウトマイマイに浴びせた。

「ん? あれ。フハハハハハハハハハハハッ。」

アウトマイマイは、腹を抱えて笑い転げた。

「そして、この液体をと・・・。」

私は、塩酸の瓶を投げ付けた。

「ヌオワーッ。と、溶けるヒヒヒッ。」

「今なら、倒せる。せーのっ。」

私は、アウトマイマイに、アウトマイマイの毒銛を突き刺した。

「ギャーッ。」

アウトマイマイは、爆発して消え去った。

チャプタ―7

そこへ、バクテリオンがやって来た。

「空。ここまでやるとはな。だが、この次は、そうはいかんぞ。クククッ。病壊獣培養。」

バクテリオンは、アウトマイマイを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

そして、巨大化したアウトマイマイは、目白へ瞬間移動した。

「召幻衝。カイザーノア。」

私は、召喚したカイザーノアに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、カイザーノアを人型に変形させた。

「アンビュカイザー。」

チャプタ―8

アウトマイマイは、街を破壊していた。

「フハハハーッ。おりゃーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

私達は、そこへ辿り着いた。

「空。一気に決めるぞ。」

「ああ。これを使ってな。」

私は、アルコールをアウトマイマイに浴びせた。

「ウワーッ。ヒック。何しやぐゃる?」

「アンビュファング。」

「にゃ、ぬわんでぃや?」

「拳幻衝。アンビュヒールドライブ。」

アンビュカイザーは、アウトマイマイに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アウトマイマイは、爆発して消え去った。

チャプタ―9

ここは、池袋である。

フェレスは、特別列車を降りて、街へ向かった。

「バクテリオン。メディカリィー。今すぐ来い。バイブレイク様が、

復活の時を迎える。」

そこへ、バクテリオンとメディカリィーがやって来た。

「それは、とても良い事ですな。」

「いよいよ、御目覚めね。」

「さすがだ。我が手下どもよ。」

フェレスは、ニヤリとした。

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