札幌駅8番線で出会った女の子はまさかのフォロワーさんでした
無才能
第1話 出逢い
注意書き(必読してください)
初めに
この物語はフィクションです。実際の事象や人物、会社や団体名等は無関係です。一才関わりは御座いません。類似するものであっても一才関わりは御座いません。架空の物語としてお楽しみ下さい。
再度
この物語はフィクションです。実際の事象や人物、人名、会社や団体名等は無関係です。一才関わりは御座いません。たとえそれらの類似する全てのものであっても一才関わりは御座いません。架空の物語としてお楽しみ下さい。
大人のご判断の程、よろしくお願いします。子供だからという理由で上記記載の解釈を覆す事はおやめください。
時は2020年の春、出会いの季節でもあり、別れの季節でもある。また、鉄道においてはダイヤ改正を行う季節でもあったりする。駅は人々による多くの活気があり、ホーム上ではエンジン音や『ヒュッヒュー』というブレーキが緩める音などが存在する、またその駅の周りには、有名大学や大きなショッピングセンターやバスターミナル、またその地下には多くの利用者には欠かせない地下鉄、赤い塔や
名前は
到着放送と共に彼はカメラの焦点を列車に移す。
「おっきたきた!、今回は1009かぁ!まさかこんなところでご対面できるとは!」
列車が直線距離でホームに入線寸前にシャッターを切る。
「あれは小樽行きかぁ、あれ乗って朝里まで行きたいけどやっぱいいや」
彼は嬉しそうに停車中の列車を眺める。
「すみませーん」
後ろから女の子の声が聞こえて、聞こえた方向へ振り返る。
「はい?どうかされましたか?」
「あっあの、ここで写真撮影したいですけど、よろしいですか?」
彼女は緊張気味に彼、栄田に話す。彼が彼女を見た光景はどこかに懐かしい感じがした。まるで昔、2人で列車を撮影しながらどこか出掛けたかのように。彼女の服装は、ロングヘアーで麦わら帽子に白いブラウスに茶色スカートに黒いスニーカーの格好をしていて、パッと見た感じでは容姿がとても整っているようだ。
「あぁ〜ここは皆さんが使う場所なので誰の場所でもないのでどんどん写真撮影して行ってくださいね」
「あっありがとうございます!」
僕は駅で何度も撮影して思う、場所取りをするものいいが、駅ホームを使わせて撮影させてただいてます、ありがとうございます。と感謝の気持ちを常に入れながら撮影してほしいと。撮影者は自分のみではないと、譲り合いの精神で持ちながら撮影場所にいてほしいと。実際、僕も列車を撮影してきた中で譲ったり、譲ってくれたりした。
彼女は楽しそうな顔をして、色んな所をカメラで撮影していた。特に多かったのが列車である。
「すみません、失礼な質問で申し訳ないですが、鉄道がお好きなんですか?」
彼はカメラで色んなところ撮影している彼女に話しかける。
「全くそんなことなないですよ‼︎、はい!列車がめちゃくちゃ大好きです!もしかして、あなたもですか!?」
「はい!僕も列車好きなんですよ」
彼は、笑顔で彼女の質問に答えると、彼女は驚いた顔した。
「えぇ‼︎そうなですか!?えっとあの、その、好きな車両なんですか!?」
彼女は驚き、興奮気味に僕にグッと近づいて質問する。不覚にも僕は彼女が近づいた時、心は【ドキッと】鼻は【めっちゃいい匂いだぁ】と思ってしまったのはマジで申し訳なくなったのは、口が裂けても言えない。
「好きな車両は785系ですかね、民営化の最初の電車特急は、国鉄時代の雰囲気を壊した感じでかっこいいですね、まぁ個人的にはリニューアル改造された、今のままが好きって感じです、そちらは好きな車両なんですか?」
「わっ私は、客車から気動車改造されたキハ143系が好きです。改造された完成度が高くて、時速110㌔で苫小牧〜東室蘭間を爆走するのがめちゃくちゃたまらないですね。エンジン音はやっぱキハ261系1000番台一択ですね、特に特急北斗はスピード性が高く、加速する時のエンジンの唸り音はマジでいいんですよ!流石DMF13系エンジン、マジで神です!」
僕の想像を超える知識量だった、、、、あれ僕の知識量は少なかったけ?
「キハ143系がお好きなんですか、やっぱりあの工場の改造は凄いものですよね」
「そうなんですよ!苗穂工場の改造は本当にすごいですね!、小樽にある蒸気機関車しづか号と大勝号が図面がほとんどない中で復元もさせたくらい凄いんですよ!」
マジか、それは知らなかった、明治時代に作られた車両を復元させるのは凄いな。
彼女は鉄道の話ができて嬉しいのか、こんな話を切り出す。
「そうだ!青い話す鳥って使ってます?」
「青い話す鳥ですか、えぇやっていますよ」
「フォローするのでアカウント見せて下さい!」
てか、この人って意外とコミュニケーション能力が高くない?、どうした自分から話を盛り上げられるのか、知りたいんだけど」
彼は戸惑いながらも、ポケットからスマホを取り出し、彼女にアカウント画面を見せる。
「えと、これが僕のアカウントです」
「ありがとうございます!、あぁー!あの」
「はい?どうかされましたか?」
「とうもろこしそば茶さんですよね!私、umeminっていう名前ですけど」
そう言って、彼女は自身のアカウント画面を見せる
「ん?ちょっと待ってもらっていいですか」
そう言って彼はフォロワーからumeminのアカウント探す。すると、あったのだ、フォローもしていて、フォローされている。
「あった、えぇっ!フォロワーさんだったの!?」
「はい!まさかこんな所でフォロワーさんに出会うとは私も思っていなかったです」
「ですよね!、い、いや〜まさか出会うとは全く思っていませんでしたよ」
衝撃の事実が判明、札幌駅8番線で出会った彼女はまさかのフォロワーさんでした。私は神に対して、声を大にしてこう言いたい。
【出会った彼女、容姿整いすぎて眩しく見えるんですけど、僕何かやらかしました?】
「この後、何かご予定はあるんですか?」
(えぇ〜、予定聞かれるのとか想定してないんだけどもおぉぉ)
彼は戸惑いながらも返答する
「えぇ〜とですね、このあとは交通資料館に行く予定ですね」
「交通資料館ですか?何ですか、それ?」
彼女は頭を横に傾ける。
読者の皆様には、この物語にはツッコミどころ満載かもしれないが交通資料館について説明すると。
地下鉄南北線、自衛隊前駅から歩いてすぐにある資料館で、実際に使われたバス、市電、地下鉄が屋外展示されてある場所。鉄道博物館ならぬ地下鉄博物館みたいなって言ったら大体想像がつきやすいだろう。筆者は一回ぐらいしか行ったことないが一回行ったぐらいでも頭に残りやすいのぐらいの凄かった。中でも凄かったのは地下鉄である。話が長くなり、物語が進まないので次へ進んでほしい。
「札幌市営地下鉄の博物館みたいな場所です」
「いいですね!私も行きたいです」
「わかりました、一緒に行きましょうか」
「はい!お願いします!」
彼らは交通資料館に向かうのであった。
〜あとがき〜
最後までお読みいただきありがとうございます。本作品の作者である『無才能』でございます。本作品はいかがだったでしょうか?私としては変な作品ができたなと思っております、このほかにも更に本作品に対して言葉の悪い自虐をしたいところですがやめました。今回は鉄道と恋愛、特にラブコメ系を題材として作らせていただきました。この題材は出していいものなのか?迷いに迷いを重ねましたが出すことにしました。次回も読んで頂きますと幸いでございます。
ここで皆様におかれまして、今回出てきたマニアックな名前について簡単ではございますが、ご紹介致します。
1009・・・近郊形交流電車721系のFー1009編成(3両)のことをいう。片方の先頭車には指定席がついており、普通列車として運行されているため、これが来たらラッキーではある。鉄道ファンの間では1009(センク)と呼ばれている。
785系・・・JRになって初めての電車特急車両。もともとは、札幌〜旭川間の輸送を増強させるために作られたが、現在は車両の老朽化により、2編成のみとなっており札幌〜室蘭間を結ぶ特急すずらん号として使われている。
キハ143形・・・もともとは、客車呼ばれる、電気機関車に引っ張られ、車両自体に自ら動く「動力」を持っていない車両。しかし新型の通勤型電車の登場や都市間輸送に伴う速達化により客車は不要となってしまったため、廃車するのにお金がかかるため、自ら動く「動力」を持たせる改造にさせた車両。
苗穂工場・・・車両の整備から改造まで行う場所である。札幌市東区に存在する。
キハ261系1000番代・・・国鉄時代から走ってる特急車両置き換え車両として作られた車両で札幌〜釧路間の特急おおぞら号、札幌〜帯広間の特急とかち号、札幌〜函館間の特急北斗号として各都市間輸送の主力車両である。
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